今日は久しぶりに過去のFMエア・チェック・オープンテープからクリストフ・エッシェンバッハ&バンベルク交響楽団によるブルックナー交響曲第8番を再生してみた。これは1989年10月1日、「ブッルクナー国際音楽祭ーブルックナーハウス(リンツ)」におけるライヴである。放送はNHKFMで翌年1990年9月20日に行われている。
エッシェンバッハと云えば先ごろウィーン・フィルと来日公演で「第4番<ロマンティック>」を振って聴衆を魅了したばかりだがこの「バンベルク交響楽団」との「第8番」もズッシリと聴き応えがある演奏だ。因みに「1890年ノヴァーク版第2稿」による演奏である。エッシェンバッハのブルックナーは全般的にテンポが遅いことも特徴的だがこの「第8番」も第3楽章「アダージョ」が極端に遅い。参考までに録音データによれば各楽章の演奏時間はⅠ18:00 Ⅱ16:16 Ⅲ 32:09 Ⅳ 23:40でトータルで全体の演奏時間が90分余りを要している。
ところでバンベルク響のブルックナー第8番の演奏でもう一つ思い浮かぶのがオイゲン・ヨフッムとの1982年9月15日の来日公演である。(NHKFM生中継。2001年にAlutsよりCD化)筆者も当日会場のNHKホールに足を運びその名演に興奮した。ヨッフムも基本的に「ノヴァーク版第2稿」による演奏だったと思うがトータル演奏時間は約81分である。このエッシェンバッハの演奏と比較して単純に約9分ほどの違いがあることも面白いことである。また彼が2005年の「プロムス」でウィーン・フィルを振った「第8番」の映像があるとのことでこちらもぜひ見てみたい。
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私は,1982年ころから,カセット→DAT→ブルーレイで続けています。
オープンで録りだめているなんて,筋金入りですね。
いまでも,なにげに昔の録音を聴いていて,自分のライブラリーから掘り出し物を発見し,演奏家を見直してしまうことがあります。
エアチェックの醍醐味です。
エッシェンバッハは正直言って?だったのですが,最近BSハイビジョンで録画しまくっています。もちろんFMも。
いい指揮者になりました。