シンセサイザーによる富田 勲のムスルグスキーの「展覧会の絵」、写真の国内盤LPの初出は確か1975年のことで先日紹介した「ドビュッシ-月の光」に次ぐ2枚目のアルバムであった。当時、このアルバムもアメリカで大ヒットし前年の「ドビュッシー」に続き米国NARM(National Association of Recording Merchandisers)のクラシック部門の選出された。シンセサイザーによる巧みな音の絵がコミカルに再現されている。日頃聴きなれたラヴェル編曲の管弦楽による演奏とは全く異次元の世界がとても新鮮だった。また当時、4チャンネル盤も発売されておりオーディオの人気が今以上に高かったことを思い起こさせる1枚である。(写真/国内盤RCA 、SRA2972)
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