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コンドラシン&国立モスクワ・フィルハーモニー響のチャイコフスキー/交響曲第6番「悲愴」

2015-03-20 10:58:43 | 交響曲

 キリル・コンドラシンとモスクワ・フィル一行が初来日したのは今から半世紀近く前の1967年4月のことだった。当時の公演の模様はかれこれ10数年前にNHK放送音源よりCD化(Altusレーベル)されたことがある。今回紹介する写真のLPは1970年前後に当時「日本ビクター」から発売されていた「新世界レーベル」(メロディア原盤)の同コンビによるチャイコフスキー「交響曲第6番ロ短調<悲愴>」である。ところでコンドラシンのチャイコフスキーの交響曲公式録音は意外に少なくこの「悲愴」もおそらくスタジオ・セッション録音では唯一のものではなかろうか?当LPには録音年代データは記載されてないが彼が音楽監督をつとめていた1960年代半ばごろと推定される。音質は少々時代を感じさせるが演奏は金管楽器群の響き、スケール感、迫力はさすがである。(写真/新世界レコードLP SMK7510)余談になるがこの音源、国内盤は今だにCD化されてないようである。