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シッパース&フィルハーモニア、チャイコフスキー「第4」-ステレオ・マスター音源初CD化

2013-04-01 16:53:45 | 交響曲

 昨年、トーマス・シッパース&フィルハーモニア管弦楽団ーチャイコフスキー「交響曲第4番」(1957年録音)のステレオ・マスターテープによるCDが初リリースされた。(写真上/FHR16ーFirst Hand Records)これまではモノラル盤のみの存在だったので興味がわいた。ロンドンの「キングスウェイ・ホール」におけるセッション録音だが当時はまだモノラル録音とステレオ録音の端境期でこのセッションも合わせて試験的にステレオ録音もされていたのだろう。このほど半世紀あまりの時を経てステレオ音源が世界初登場とのことで我々音楽愛好家、コレクターを楽しませてくれる1枚である。またこのCDにはサー・ユージン・グーセンスのプロ・アルテ・オーケストラによるプロコフィエフ「交響曲第1番<古典>」(1958年ステレオ録音)、並びにフィルハーモニア管弦楽団との珍しいスクリャービンの管弦楽曲「夢想」(1956年モノラル録音初CD化)も収録されておりプロコフィエフのステレオ音源も今回が初登場とのことである。こちらも大変興味深かった。

(シッパーズ/チャイコフスキー「第4番」モノラル・オリジナルLP -英コロムビア/33CX 1609)