Fleur de sel 塩の華

フランス ボルドー コニャックも近いラロシェル海辺の家でオーガニック素材 新鮮な海と土地の幸の健康料理ご紹介致します。

クリスマスに鴨のすのき(エレール)の実ソース

2006-12-26 23:54:25 | 肉料理 Viandes
鴨の胸肉焼いて甘酸っぱいすのき(エレール Airelles)の実のソースを添えました。付け合せはやはり鴨によく合う季節のみずみずしい蕪。



今年のクリスマスは私達夫婦とももう成人の次女のみ。静かに過ごそうと特に何も支度せず。新年に長女も来るのでその時に と のんびり 丸ごとの鶏も購入する事も無く 鴨の胸肉と生牡蠣だけ用意してありました。昨日25日クリスマスの昼食準備には何となく気力が。 次女はクッキーを焼くのにオーブンを利用しているし(彼女期末試験も済みバカンスに入りやっと暇ができたのでリラックス 楽しそうに)だらだら始めようかと思ったら家族の者達 ママ疲れているなら用意しなくても明日でもいいよ。と。一瞬迷い考えたけれど 言葉に甘えて。 では明日のお昼に延長しましょう と 内心はほっとした私。ブランチに 夜はスパゲティカルボナーラとサラダでクリスマス過ごしてしまいました。でも皆機嫌よく 団欒。 娘の作ったクッキーをつまみながら皆でビデオ映画を。家族の団欒が本来のクリスマスだわーなんて 心温まる想い。
そして今日26日の昼食 やはり一応は。
鴨 オリーブを使ったソースも考えたけれど 娘の好みの甘酸っぱい すのきの実のソースに。(すのきの実はブルベリーが赤い色をした様。水煮瓶又は冷凍で手に入ります。今日は水煮瓶を使って)



 材料 (4人前)
鴨の胸肉(マグレ)2枚
エシャロット 2、 大蒜 2片 微塵切り
すのきの実 80g+漬け汁160ml(一瓶 370ml 実は140g の実は半分強 つけ汁は半量使用)ポルトーワイン 100ml
蜂蜜 大1
すのきの実のジャム 大1ー2 (無ければ他の甘酸っぱいジャム、又は全部蜂蜜でも 今日は自家製のマルメロのジャムを使用)
バター 50g
オリーブオイル少々

 作り方
1 鴨の胸肉は皮の方 軽く格子切りに(脂が落ちやすいように)。塩 こしょう にんにくの摩り下ろしとタイムをこすりつけ 2時間ほどなじませる。(時間を置くと味がぐんとよくなります)
2 テフロンのフライパンに脂をいれずに皮の方からじっくり焼く。脂が出てきてこんがりしてきたら(大部分の脂は落ちる)引っ繰り返して中がローズになるまでじっくり焼く)。この脂は後に料理用に取り置くと良い。(じゃが芋を炒めるととても美味しいです)
3 この間にソースを用意。
 鍋にオリーブオイルを熱してにんにくエシャロットを透き通るまで焦がさないよう にいためる。
 すのきの実を汁ごと加えポルトーワイン 蜂蜜 ジャムを加え粉状のフォン ド ボ― 塩 こしょうを加え 汁が半量以下(約1/3)トロットするまで静かに煮詰める。
最後に小さい角切り状のバターをいれ さっとかき混ぜたら出来上がり。(すのきの実が手に入らなかったらミルティーュとかクランベリーとかでもよいのでは)
4 蕪の用意
 大きかったら4つ割り、面取りをして塩を入れた湯でことこと柔らかくなる直前ま で湯がく。
 水切りをして鍋にバターを熱しその中で蕪を転がし砂糖を少し加えカラメリゼさせてからひたひたのブイヨンを注ぎ 塩 こしょう タイムを入れて、穴をあけたアルミホイルで落し蓋をして完全に火が通るまで。

 野菜好きの我が家 本当は じゃが芋のカリカリソテー と ブロッコリーの豆乳ソースのグラタン も作りました。でも薄暗い太陽の機嫌の悪い日の上に手元が? 
ぶれてしまってお見せできる写真では。
残念ですが 主人に言わせると じゃが芋のソテーやグラタンなんて写したってしょうがないんじゃない?なんて。今日は牡蠣も開かずじまいに。又明日に延長です。
でも家族こんな簡単料理なのに喜んでくれて。その思いやりは私へのクリスマスプレゼントだわ。


           上の写真は使用したすのきの実(エレール)の水煮瓶です。


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ふんわりチョコレートムースに?を+

2006-12-25 23:45:40 | チョコレート菓子 chocolat
とても軽いチョコレートムースを作りたく探しました。バターも入らず卵も少な目のヘルシーなチョコレートムースのレシピに出会い 作ってみて とても美味しいので御紹介。



チョコレートムースにはよくバターが入っていて一寸重く敬遠と言う方のためにこのレシピを。そしてなんて簡単!!! チョコレートムース苦手の娘が毎日作っても良いわですって。

 材料 写真の型 4つ 4人分

ブラックチョコレート(今日は55パーセントの物利用 私はよく70パーセントの物を使いますが)175g+飾り用少々
液体生クリーム(泡立てるためリッチな生クリーム)150ml+飾り用
卵3 白身と黄身を分ける
砂糖 大2
オーガニックのオレンジの皮少々



 作り方

1ボールにチョコレート と液体生クリーム を混ぜ 湯煎にかけ(下の鍋の湯は軽い沸騰気味)かき回しながら チョコレートを全部溶かす。
2 1 を火から卸し 5分ほど冷やし 卵の黄身を一つずつ加える。
3 白身を固く泡立て 中ほどで砂糖を加え 更に砂糖が完全に溶けるまで続ける。(あまり固く泡立てず 艶々し始め 角が一寸ぴんと立つくらいで止めた方がチョコレート生地と混ぜやすい)
4 泡立てた白身を2回に分けてデリケートに泡を壊さないようにチョコレート生地に混ぜる
5 サーピスする4つの器に流し冷蔵庫で最低1時間  理想的には一夜冷やし固める。
6 クリームシャンティを飾りチョコレートをナイフでこそいだ物そしてオレンジの皮さっと湯がいて千切りにしたものを飾る。



ところで写真をご覧下さい。何だか茶緑の点々が。
そうこれは柚子とんからしです。この柚子とんからしを頂いた時からチョコレート それもムースとは絶対に相性が良いと思っていました。試してみることなく今日まで。やはり思ったとおり。予感は大当たり。オレンジと相性の良いチョコレートは柚子の香りとバッチリ。昆布の塩気はビターチョコレートのほのかな甘さを引き立て そしてピリッと辛い唐辛子はチョコレートムースに個性を与えます。個人個人で好みのように と 混ぜずにこのように付け加えました。チョコレートの表面に伸ばし食べても 少しずつ混ぜながら食べても美味しいです。だまされたと思ってお試しする事 お勧め致します。大人の味に。(もちろん入れなくても美味しいムースですが)
アメリカ在住のプログの方達の中でこの柚子とんからしのキャンペーンが。私は参加しているわけでは無いのですが前から作ってみようと気になっていたので今日 。

この製品の色々な使い方に興味の有る方 やはりアメリカ滞在のいつもはつらつ可愛らしい私のプログの御友達たえさんの記事ご覧下さい。お料理にお菓子にキルトに多才なたえさんの柚子とんからしへの色々な知恵がそれは沢山。


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サーモンのりエット中心のオードブルにブリィヌイ

2006-12-25 01:44:28 | オードブル Hors-d'oeuvre
今日のクリスイブは家族3人のみ。サーモン中心の一皿 ブリィヌイで。



フランスではクリスマスは家族の団欒。大晦日は友達同士の集まりとは別に 家族内で祝います。イブの夜にご馳走を食べる習慣が。そして翌日のクリスマスの御昼にも又ちゃんとし食事を楽しみます。
我が家は典型的なフランスの家庭では無く義母はドイツ人プロテスタントといったせいもあり クリスマスのご馳走は25日の昼食 イブの日にはポテトサラダに鰊の酢漬けのように堅実な食事でした。
今年は他の姉妹の家庭と合流せず親子3人の静かなクリスマス。次女の大好きなサーモンを中心のオードブル的な軽い食事をそば粉の入ったブリュイヌイとに。



上の胡瓜揉みから始まり時計の針の進行方向に
蕪の塩揉みレモン〆
赤ピーマンを焼いて皮を剥き千切り
ロールモップ(作り方は此処を)(今日は横着市販の物です。酸味がきつくやはり自家製を作ればよかったと後悔)
サーモンのリエットに鱒の卵を載せたもの
胡瓜のライタ風(今日はきつい香辛料は避け細か切りの胡瓜を塩揉み水でさらしガーゼの中で水をきつく切りヨーグルト マスタード ディル 塩 こしょう 隠し砂糖にオリーブオイル何滴かのソースで合えたものです。)
〆サーモン(塩と砂糖にディルを入れて閉めた物です。今日は生サーモン600g塩25g 砂糖 15g(半々から同量)で〆ました。(作り方は此処)そのうち230gは下のリエットに使用。
散らしてある白いたけのこのようなものはクール ド パルミエ、小さな若い椰子の芯。
真ん中の白いのはソース(フロマージュブランにホースラディッシュ、レモン、砂糖、塩、こしょう、オリーブオイル 作り方は此処
緑色の物はワカモーレだけれどもアボカドの優しさを生かすために香料は控えめにしたもの。



ところで今日初めて作りとても美味しいと思った物はこのサーモンのリエット。
フランスのプログの御友達のリーゼンさんのレシピお借りしました。
彼女お料理好きに火がつき 秋にボルドーにレストランを開きました。打ち明けのメニューの中にこのリエットと下のブリィヌイを出したのを知りこれは彼女のお得意料理とマークしておきました。
彼女は生サーモンとスモークサーモンを利用 生のサーモンは茹でて作っていますが私は上の〆たサーモンを使い全部生で。この〆たサーモンはへたなスモークサーモンより安くずっと美味しいです。(何度も繰り返しています。ごめんなさい)

 サーモンのリエット
  材料
〆たサーモン 200g+薄切り1-2枚 30gほど
バター 35g 柔らかくしたもの
生クリーム 50g
塩(味を見てから)こしょう
ディル
レモン汁でもほんの少し何滴か。(香り付け。入れすぎると円やかさが消えてしまいます)

サーモンに柔らかいバターと生クリーム 塩 こしょう を入れ フードプロセッサーにかける。最後に薄切りサーモンの微塵切りとディルほんの少しのレモン汁を入れてかき混ぜる。冷蔵庫に1時間以上保管。

とても美味しく主人がタラマの味がすると言ったけれど本当ですよ。 是非試してみる事お勧めします。



そば粉入りのブリィヌイ

 材料
卵 2 
小麦粉 100g
そば粉(サラザン)100g
バター 50g
牛乳 10cl
プレーンヨーグルト 1
液体クリーム 10cl
ベーキングパウダー1袋(11g)(普通 ブリィヌイはイーストを使うのですが彼女はベーキングパウダーを使用しています。で試してみました)

 作り方
1卵を白身と黄身とに分ける。
2 小麦粉 そば粉 ベーキングパウダー合せ 卵黄と融かしバターを加えヘラで混ぜる。更にヨーグルト、生クリーム、塩こしょうを加えよく混ぜる。
2 温めた牛乳を入れて滑らかになるまでかき混ぜ(濃い生クリームのような感じの濃さ。濃すぎるようだったら牛乳を足してください。今日私は足しました)暖かい部屋で1時間ほど寝かせる。
後は焼くだけ。焼いた物は100度のオーブン半開きの中でアルミホイルに包んで保温しておくと良いです。

デサートに本当に軽いチョコレートムース作りました。又明日にでもレシピと共に御紹介致します。


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クリストシュトルン

2006-12-24 00:22:24 | デサート desserts
今年初めてクリストシュトルンを作りました。(呼び方に悩みました。フランスの本のレシピにはストレン 主人はドイツでは シュトルンと言うと。日本ではシュトーレン?)



美味しいパンが簡単に手に入るのでパンとかパン生地のお菓子は敬遠していたのですが娘にクリストシュトルンが食べたいわと言われて挑戦してみたのです。5日前の事。とても天気の良い日。これなら陽の当るベランダでパン生地がよく醗酵するわと元気付けられたことも。
レシピを調べ2つ候補が。フランスのお菓子の本とドイツの本と。(フランスのレシピではstollen ストレンと)一寸分量も作り方も異なりかなり迷いました。最後にはやはりドイツのお菓子だからドイツのレシピに決断。
初めてのことなので真面目に几帳面に本の通りに。



800gの小麦粉を使いとても大きな(長さ35cm)物2つ焼きあがりました。クリスマスに帰宅予定だった長女 新年にならないと帰れず一本は食べたがった彼女のために保管。とても日持ちの良いお菓子です。
昔ミュンヘンの義姉の家に初めてクリスマスを過ごしに行った時 朝起きたら銀世界。まるでシュトルンみたいと口にして皆から笑われた事が。



お味は? 割と口うるさいドイツのお菓子には詳しい主人のパスが出ました。市販の甘ったるい味ではなく本来の素朴な味だと。(良いレシピさん有難う。)パン生地がよく練れていると。(それはよく捏ねたし叩いたものね。)

内訳話をすると なんやかんや忙しかった日で 捏ね終わったらもう陽は落ちて 如何しよう。ストーブの近くに置いてみたり それでも寒いので湯たんぽをじかに当らないように置いてみたり 結局焼きあがったのは夜中1時。
そして翌日ドイツのスパーでこの御菓子を見つけ私の間違いを発見。作る際最後に生地の箸を2,5cmほど重ねるのです。レシピの写真を見たらそのような気配は。で綺麗に平らにならしひっくり返して焼いてしまいました。後は赤いチェリーでなかったので色が寂しいこと。残念。


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ワンタンスープと?

2006-12-23 00:24:59 | 日本料理 惣菜料理 Japonais
今日の昼食はワンタンスープ。具の中に野菜が沢山入っています。




本当に寒い日でした。いくらお皿を温めておいても食べているうちにお皿の中は冷えてしまってせっかくのお料理が台無しという寒さのこの頃。今日は暖かいもの最後まで食べたくワンタンを鉄鍋での昼食。
ワンタンは好きでよく作ります。ワンタン皮はいつも冷凍庫に常備。
具は普通のものにほうれん草を沢山入れて。

 材料

ワンタンの皮1袋
豚肉の挽肉 150g
ほうれん草茹でてきつく水切りした物 微塵切り 100g
長ねぎの微塵切り大1
干し椎茸 2 砂糖を少々入れたぬるま湯で戻して微塵切り(今日は無かったので省略)
生姜の摩り下ろし 小1
大蒜 摩り下ろし 小1
醤油 大2
卵 1
片栗粉 小 1
以上を手でよく混ぜ合わせる。


包み方は上の写真の様 母が包んでいたように。(写真撮らなかったので前に写したほうれん草は入らない普通のワンタンです)
スープは鶏がらスープが最高だけれど急いで作ったので 家にある野菜 人参 セロリ 長ねぎ を千切り にんにく 生姜 のみじん切りとをサラダ油でさっと炒めチキンブイヨンを加え 野菜がよく煮えるまで。塩 こしょう 醤油で味付け。
湯がいたワンタンを鉄鍋の中の熱々のスープの中に移し ほうれん草を大蒜バターで炒めた物をトッピング。
食べる前に胡麻油又はラー油を少々。薬味を添えて。



ところで下の写真は何だと思います? 
ほんとは昨日クイズに出そうかとも思ったのですよ。



答えは手製のラビオリの皮。湯がいて在ります。
私のプログの親しい御友達 才気に溢れるフランス料理の大シェフ、レアールシェフさんが私のパスタマシーンを拝見 提案してくれたのです。シェフさんからはいつも素晴らしいアイデアを頂いて即 盗んでしまう私。
最後に2つ折の中にパセリを入れてマシンに。皮が薄くないと姿がよく現れないので本当に薄く延ばしましたよ。デリケートなので 即 茹でたものがこれです。長さ30cmほどのラビオリの皮に。前日使ったパスタ生地が残っていたのでお遊びに作って見たのです。アイデアが浮かび もっと試したかったのだけれど生地切れで諦めざるを。



料理に使用するつもりでもなかったけれど 無駄にするのも。
中にほうれん草の入らない具(中に緑が入るとパセリの色が浮かないので)を入れてボンボン(キャンデー)に。上のスープの中に入れてこのように。
あまり綺麗にできてないのは 初め 長い皮のままでボンボンにしたらお皿に入らなく。そこで2つに切ってやり直したため薄くもろい皮が崩れました。模様も中途半端。

つるんとした水餃子の様な出来上がり。
次回作るとしたら大きな四角のラビオリに小さな模様をデザインと思っています。



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