クラシック 名盤探訪

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とっておきの名盤 その93 モーツアルト フルートとハープの為の協奏曲ハ長調 K299

2007年06月19日 | とっておきの名盤「協奏曲」
この曲はモーツアルト22歳、1778年四月頃のパリでの作品とされている。
たしかに、フランス貴族好みの優雅な美しさが漂う珠玉の名品と云ってよい。
ここで推奨するこの盤は、ウィーンフィルの名手を表にして、ミュンヒンガーの端正な指揮振りが際立つ見事な演奏で、それこそ掛け値なしのとっておきの一枚といえる。
ウィーンの香りが一面に漂うオーケストラの音をバックに、フルートとハープの典雅な響きが、何とも聴くものの心をエレガンスの極みにさせてくれる。
この曲を聴くには、演奏、録音とも飛びぬけて優れたこの一枚で充分足りるのだが、他の盤も聴いてみたいという方の為に、あえてベストスリーの演奏をあげると、
・ヴェルナー・トリップ<Fl>、フーベルト・イェリネク<Hp>、カール・ミュンヒンガー指揮、ウィーンフィルハーモニー管弦楽団 <LONDON>
・リーザ・ベズノシューク<Fl>、フランシス・ケリー<Hp>、クリストファー・ホグウッド指揮、エンシェント室内管弦楽団 <L'OISEAU-LYRE>
・カールハインツ・ツェラー<Fl>、ニカノール・サバレタ<Hp>、エルンスト・メルツェンドルファー指揮、ベルリンフィルハーモニー管弦楽団 <Grammophon>

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