隅田川沿いのとても気持ちのいいロケーション。特に晴れた日は土手にたたずんでいると青空に包まれる感じがします。隅田川白髭橋近くの「石浜神社」。祭神は天照大神と豊受大神。そう、伊勢神宮の内宮・外宮の祭神なのです。
天照大神は皇室の祖神とされていますが、ぼくは最近、どうもそんな単純な話ではないような気がしてるんです。じゃあ、なんだ、と聞かれてもまだ考えがまとまっていないのですが………。なんか海に関係があるんじゃないか、と。
この天照大神を祀る石浜神社も、「浜」がつくぐらいだし、やはり海に関係したのだと思います。この石浜神社、中世にはたいへん栄え、大社として発展したそうです。そのせいかさほど広くはない境内ですが、さまざまな摂社、末社があります。
その中にあるのが富士山遙拝所。
人が登るようなものではありませんが、一応山になっています。
富士山横の末社、稲荷神社。
ちょっと見づらいかもしれないかもしれませんが、左下に「宇賀神」の碑もあります。宇賀神は蛇形の水神で、弁財天と同一視されることもあり、江ノ島や国立博物館の弁財天像など弁財天の頭部に蛇として載っている場合もしばしばあります。
ほかにも江戸神社(牛頭天王を祀ったもので、これは神田明神の摂社にもあるものです)をはじめ、いくつもの摂社・末社がまるで集合住宅のようにひしめいているところを見ても、以前の興隆ぶりがしのばれます。
伊勢神宮と同じ祭神なら、近くに猿田彦を祀る神社があってもよさそうなのですが………。富士山とは別に、次は猿田彦を探しに行きます。
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