毎日が観光

カメラを持って街を歩けば、自分の街だって観光旅行。毎日が観光です。

銚子

2009年01月15日 12時18分31秒 | 観光
 千葉を出た電車は佐倉を過ぎたあたりから、その雰囲気をゆるませ始めてきた。車内はみなウトウトしている。車室内の空気が緩くていい感じだ。
 ドビュッシーの歌曲を聴きながらぼくもまどろむ。
 そうだ、銚子で青い海を眺めながら、ドビュッシーの「喜びの島」を聴こう。
 またまた、そうだ、夕方に潮来に行くつもりだから、潮来で「美しい夕暮れ」を聴こう。
 これから始まる一日の中に期待がぎっしり詰まっていく。
 ふと目を覚まして外を眺める。
 コンクリートで固められた切り通しの単線をうねうねと電車が進んで行く。海は確かにこの線路の向こうにあるんだけれど、内陸を走っているので海の気配はない。あるのは草、枯れ田、木、それから広い空。
 猿田近くになって動いていない風車を見つける。海はもうすぐそこにある。
 10時17分、銚子着。
 なぜか天気が悪くなってくる。出足でつまづいた気分。快晴だった前日に来るべきであったのだ。寝坊は残酷だ。
 駅から1分ほど歩いたところにある自転車店でレンタサイクルを借りる。735円也。去年は自転車で銚子まで来たけれど、今回は青春18きっぷの旅。


 銚子漁港には大きな漁船がたくさん並んでいた。よく見かける小さな漁船は個人の漁船で、企業としての漁業というものも存在しているんだなあと感心。


 なんという植物なのかわからないけれど、見た目に鮮やかだったので。
 青空がないので、海の写真がイマイチ。どよ~んとした雰囲気が悲しい。


 これくらい薄日がのぞくこともあるのだけれど、基調は曇り。そしてポツポツと雨も降ってきた。さんざんである。それでも犬吠埼からの海の眺めは素晴らしい。地球がまるいことがよくわかる。


 そして今回の旅の目的の一つ。それはこの家を探すこと。「時効警察」というドラマをご存じでしょうか? その2ndシーズンの「帰ってきた時効警察」第2話「No.1ホステスは殺した後カクテルを飲む!?」の主人公吉良綺羅が子どもの頃住んでいた家。この話は銚子周辺が舞台になっているのだ(母親が船を下りてくるとこは外川漁港)。ドラマを見る習慣のないぼくは、「転々」という映画を見てこのドラマを知ってDVDで楽しんだものだ。
 あちこち回ったとはいえ、たかが20kmほど走っただけ。それなのにこの疲労感。ママチャリは厳しいのであった。

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