毎日が観光

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荒川大橋

2007年12月11日 12時22分14秒 | 観光
 足尾に行く前からも産業遺構に若干の興味があった。
 他の遺跡に比べ産業遺構のもつ只ならぬ廃墟感に妖怪アンテナが反応していた。
 なわけで魅惑の産業遺構第1弾「荒川大橋」。
 おいおい、また荒川かよ、とのお叱りの声、強く胸に響いておりまするぞ、と一応反省したふりを見せておいて、しゃあしゃあと荒川。
 場所はここ。

 地図でどこまで表示できているのか実はアップするまで確かめられないのだけれど、橋の左岸側に上熊谷駅がある。
 荒川大橋はバントで刻むように作られた橋なのであった。
 1909年、まず木造の橋ができた。ところが洪水で一部流されてしまう。その流された部分を鉄で作り替える。そのうち、元の木造部分が流されて、1925年、鉄の橋となる。荒川大橋はいわば16年かかって完成したと言ってもいい。
 その後1969年、新荒川大橋ができて荒川大橋と共用するようになる。1971年、今度は北区と川口を結ぶ北本通(国道122号線)に同名の新荒川大橋が誕生。そんなわけで熊谷の荒川大橋・新荒川大橋はセットで荒川大橋と通称され、新荒川大橋は下流側の名前になるというなんだか加勢大周みたいなことになったのである。
 1980年一番新しい荒川大橋が誕生して今までの荒川大橋は撤去される。
 その遺構がこれ。

 ぼくは自転車で江北橋から荒川へ入るのだけれど、荒川大橋はそこから24番目の橋(ただし鉄道橋は除く)。この日は、荒川大橋より2つ先の橋まで用があって出かけたのでありました。 
コメント
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