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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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家づくりの究極は調湿機能にある…北斗市

2008年07月26日 18時03分04秒 | Weblog
全国の住宅工法で、ネット検索で見れるものだけでも数百件以上も展開をしています。
私達のような住宅システムの研究開発を行なっている企業にとっては、公開されている既存工法から学ぶものが多くあります。時間がある時は、他の企業が開発して展開を行なっているものをつぶさに研究する事にしております。私が他の工法を検証すると同時に他の工法も当方の仕方や手法を研究している事でしょう。

オール電化専用の住宅工法を公表したのは平成元年の事でした。この時は、何処のマスコミも相手にしてくれませんでしたが、北海道電力が電力社内誌に小さく載せてくれました。
現在は承知のようにオール電化住宅を知らない人がいないくらいの普及を遂げています。
平成5年、国内で初めて樹脂の現場発泡による、断熱気密工法の公的評定を交付され、この時は多くのマスコミが報道して一気に発泡施工の工法が広がりました。

何故電化なのか何故樹脂発泡なのかと言うと、室内の湿度を一定にするためには、外部湿度の影響を受けない、特化した気密性能を担保しなければなりません。
ガスなどの燃焼機器を使用して換気量を多くすると外部の湿気の影響を受けてしまいます。何故、湿度管理が必要かと言うと湿気は「熱」そのものなのです。
断熱とは、気温の「顕熱」と湿気の持つ「潜熱」(70%の湿度は30度の気温に相当する顕熱を包含)を断ずる必要があるからです。つまり、気温と湿気を遮ってこそ本当の断熱なのです。

湿度管理によって木材の腐食、白蟻被害を防止する効果だけでなく、カビやハウスダストの発生をも防ぐ事が出来ます。PMV値(快適度数)では、健康で快適な暖房時期の温湿度が20℃の50%(絶対湿度7g)、冷房時が27℃の50%(絶対湿度11g)と言う事です。真冬の日本列島の絶対湿度は何処も2g程度、真夏は北海道を除いて20gを越えてしまいます。住宅における調湿性能とは、家屋内の絶対湿度を年間通じて春、秋の季節と同等の5gから13gくらいまで保持出来て初めて湿度管理の行なえる家と言えるでしょう。

全国で展開されている住宅工法を調査しますと、炭を多く用いた、吸湿タイルや建材、自然木材を多く使用した、加湿や除湿の機器を使用したなどを理由に調湿効果を主張しているものが多くあります。弊社ではこれらのものを全て試してみました。確かに炭や木材は調湿効果が無い訳でありませんが、家屋内を恒常的に一定の湿度に平定保持させるだけの性能を担保出来るものでありません。
その答は竣工、数年後に住んだ建主さんの笑顔の有無で確認出来るでしょう。

今日はとても爽やかな晴天に恵まれた北斗市でしたが、市内でファースの家体験会を行なっています。写真はその拝借した家の床下を撮りました。タイトプレートは潜熱蓄熱材、吸気シャッターはハウスダスト除去装置、スカットールは調湿空気清浄材です。
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