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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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何故、オール電化なのか…北斗市

2008年07月22日 23時04分25秒 | Weblog
昨今ではオール電化住宅が半ば常識となり始めているような気がします。
私が昭和60年頃に家の中で電気以外の熱源を一切使用しない、ノンガス、ノンオイルのオール電化専用住宅工法をつくった時は、単に電化マニアの趣味や趣向で作られたものであり、一般に受け入れられるものなどで無いと言う言葉を多く聞いたものです。
当時は電力会社の担当者からも本当に呆れられたと言うエピソードもありました。

当時の電化機器では、暖房機も、給湯器も、クッキングヒーターも、ろくなものではなく、ニクロム線で真っ赤になった電気コンロがクッキングヒーターだったのです。
現在のような電化機器の性能アップなどは誰も想像すらしなかった事でしょう。したがって、マニアの趣味による電化住宅だと言う論評も当然であったのかも知れません。

この北海道から発祥したオール電化住宅は、いまや日本全国を席巻したように思います。
電化機器の機能アップに合わせて、電気と言う貴重なエネルギーを上手に使用する技術も一緒に進化して参りました。全電化で家をつくったのは、当初、室内湿度を一定にするために換気量を制限する事が目的でした。つまり調湿のための電化住宅だったのです。

夏場の暑い時期に、家屋内の湿度を下げれば、人間の身体から水蒸気が蒸発し易くなり、体温を奪ってくれて、空気を冷たくして冷風を身体に当てるより、クオリティーの高い冷房が可能となります。また乾燥した真冬においては、室内で発生した生活発生水を家屋内に保有し、住む人の身体から湿気が蒸発して体温を奪う事を防ぐ事が目的でした。

オール電化住宅が急激に普及したのは、深夜に余剰する発電設備を活用する事で、発電効率をアップさせ、省エネやCO2削減に貢献するため、各電力会社がその普及活動を懸命を行ないました。
加えて電化機器の性能向上と、少子高齢化の社会現象が安全でクリーンなオール電化住宅が、必然的にそして自然現象的に増えていったと思われます。

写真は今日、来社された電気施工工事店の㈲千秋電気、社長の千秋富夫さん、(私の隣から)専務の千秋 栄さん、弊社ハウジング事業部次長の柳田貴志、同じく専務の福地 智です。オール電化住宅は一般住宅の二倍以上の配電工事量が伴うために、かなり綿密な打ち合わせを必要とします。
千秋電気さんとは電化住宅の開発動機について話をしましたが、千秋専務の次世代を担うその存在を逞しく感じました。

今日は潜熱コントロールの実験分析や学校評議委員の会合、そして新築物件の着工研修会などを行い、まさに分刻みの一日を過しました。
明日は久々に青函トンネルをくぐり、岩手県盛岡市で講演出張を…
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