快進撃時の脇の甘さが…北斗市～函館空港～丘珠空港～札幌

プロボクシングで、若輩の亀田選手がベテランのチャンピオンを、口汚く罵って挙句の果てに大差で敗れた試合に話題が集中しています。
ボクシング協会は亀田選手に対して1年間のライセンス停止の重い処分を下しました。

私もボクシング経験がありますが、日本チャンピオンに挑戦するだけでも何万人の中から選抜される大変なスポーツなのです。亀田選手が若くして世界戦に挑戦できたのは、天性の優れた能力と懸命な練習を行なったからでしょう。

今回の試合は、負けを知らない選手の危うさを露呈した典型的な試合のようでした。
全戦全勝の無敗記録の快進撃の時は、自分の本当の弱点を見失っているものです。
あの試合で亀田選手は、必ず勝てると言う自信過剰が先立ち、試合の流れを自分のものに出来なかったのでしょう。
しかし、あの試合から亀田選手の優れた実力を垣間見る事が出来ます。
内藤選手の動きを見ながらのアウトボクシングに徹したらチャンスは多かったと思われます。

どんな流れでも必ず勝てると言う負けの知らない経験不足が、何とも無様な試合にしてしまいました。
亀田選手が今回の敗戦で多くを学び、人間の底深さを知ったとしたら世界的な大選手になれると思われます。
本当に強い選手は、謙虚さがあり、礼儀、品性、マナーが備わっているものです。
スポーツ選手に限らず、何事も快進撃を続けている時ほど、誰もが脇が甘くなり、自分の最大の弱点が解らなくなっているようです。

企業経営も快進撃の時は、一歩誤れば大損傷を受ける危うさを潜在しています。
販売実績が絶好調だった北海道の銘菓「白い恋人」も三重県の「赤福」も、快進撃ゆえに侵した不祥事であったような気がします。

このような記述をすると一般平民の我々は、一生のうち一度くらいは快進撃をしてみたいと思うものです。
しかし、平々凡々と暮らしている事その事が快進撃だと思うのですが…

今日は晩秋の快晴、北海道の空を函館から札幌丘珠空港へと飛んできました。
写真は飛行機のプロペラ回転の間から見えた蝦夷富士と呼ばれる羊蹄山です。
逆光で撮れば本当の富士山みいです。ここには、人々の織り成す様々な人間模様とはまったく異なる大自然が広がっています。

山々の紅葉が一層、色付いてきました。
明日は道北から道東へと移動しますが、向こうは既に初冬の気配が…
毎日更新「一日ひと知識」をどうぞ参考に
ブログ総集編
北斗市周辺にお住まいを考えの方は