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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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合併効果とは・・・北斗市~函館~東京~鹿児島

2006年06月21日 20時19分50秒 | Weblog
写真は今日の午前に表敬訪問した北斗市役所の助役執務室で、助役の高谷寿峰さんと撮りました。旧上磯町と旧大野町が合併して出来た北斗市の市役所で旧上磯町役場庁舎です。

弊社が業務提携している立山アルミも三協アルミと合併して三協立山アルミと言う新会社が出来ました。大型の銀行合併や企業合併が相次いでいます。また、国の指導で平成の大合併と言われる自治体合併も相次ぎ、半分もの自治体が無くなったと言われます。
会社が合併すると、主に管理コストなどは約40%も割愛出来ると言います。また出荷センターや生産ラインも大幅な合理化が可能になります。更に合併混乱でかなりの社員が退職、転職して大幅な人員削減も出来ると言います。しかし、企業合併後の様々な調整で混乱し合併効果を上げれない企業もかなりの数に及びます。
合併作業に相当なエネルギーを伴って1+1=2では何の意味もなく、1+1=2.1以上が最低ラインでしょう。それが1+1=1.5などになる企業もあるのです。

普段、留守にしている北斗市ですが今日は、助役さん、総務部長さん、総務課長さんから話を聞いてきました。まだ合併してから4ヶ月目、業務が大混乱をしていると思いきや、役所内では粛々と業務が遂行しておりました。高谷助役さんの話ですと海老澤市長さんのもとで、三役、管理職、市議会が協力し合いながら互いの長所を引き出す事で融和をはかっているのだそうです。上磯、約4万人と大野、約1万人の人口比率でしたが対等合併の原則を崩さずに、相互の気遣い、心配りを惰らない事が順調に合併後の業務が進む秘訣のようだと感じました。互いの欠点を指摘し合うと絶対に上手く行かないものです。

北海道のある自治体が企業で言えば倒産に相当する清算自治体に陥ったとの報道がありました。と言っても企業倒産と異なり債権者が発生しませんし職員も解雇されませんが、執行者や議会の責任を問われて当然です。旧上磯町は30年あまりに渡り、町民の協力のもとに耐乏運営と揶揄されながら徹底して無駄を省く行政を遂行してきました。それでも決して裕福とは言えないのが自治体経営なのです。大盤振る舞いの自治体財政が大赤字になるのは火を見るより明らかです。

天下の西武グループが破綻の危機に怠るとは誰が予想出来たでしょう。
地域の工務店経営には油断は禁物です。少しの経営好転に気を緩めると一気に危機に惰る場合があります。
今日は、九州電力鹿児島支店さんの要請でシリーズの工務店経営セミナー講演のために移動してきました。明日はこの工務店経営者の緊張感について話すつもりです。
弊社はいつも緊張ばかり・・・
ファースの家
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