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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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住宅営業費用を問質せ…北斗市

2008年02月12日 21時00分40秒 | Weblog
全国の戸建住宅の着工数が全国の工務店数より少ないと言う現実があります。ところがその中で大量に家を販売するハウスメーカーやスーパービルダーは、堅実な売り上げ高を保持して居ると言う不思議な現象もあるのです。一般消費者は、地域密着工務店が実に頼りない感じで受け止められているように思われます。

家の大量販売を行なうハウスメーカーやスーパービルダーは、契約するまでにかかる営業費がどのくらいなのかを、どれだけの人々が知っているのでしょうか。
住宅総合展示場に出展すると建築費だけで数千万円も掛かります。そのモデルハウスは、せいぜい6年で位で寿命が尽きてしまいます。またその維持費だけでなく、その展示場に顧客を呼び込むためのチラシやテレビコマーシャルに膨大な費用が掛かります。その全てが営業費となり、見えないようにして実は建主さんか戴いているのです。

この営業費用は建てる住宅の施工原価に反映されません。
ハウスメーカーなどの量産会社は、大量に販売するためスケールメリットが伴い、仕入れ価格がとても安価になります。ところがそのスケールメリットで安価になった仕入れ分が住宅価格に反映されず、営業費として使われる事になるのです。
理想は営業費が無しで建主さんとの契約が出来る事です。
地域の工務店は、地域住民に育てられて経営を行なっており、仕入高が高い分、営業費が皆無に近いと言えるでしょう。

住宅業界は大量生産、大量消費の時代が終焉したと思っていたら、有名タレントを広告塔に用いた量産メーカーがしだいに北上しております。
「良いものを安く売る」と言うこの量産メーカーから学ぶところは多くあります。しかし、我々地域密着型の工務店は絶対に真似は出来ないし、真似をしてはいけないのです。
それは家は売り物でなく、竣工し建主さんが住んでからが本当の家づくりのはじまりなのです。本当の家づくりは、手離れの最も悪い仕事であり、その手離れの悪さが地域工務店の特質であり使命でもあります。

家づくりを生業とする工務店経営者は、出来上がる家が建主さんに幸せになって戴けるための性能を、しっかりと担保されているかが、何よりも優先されなければなりません。
今日は、日創研グループの株式会社建設みらい研究所(写真は参加者全員の集合写真・向って左端が主催者の小浪正規さん)が主催し、京都、滋賀、愛知、静岡、東京、新潟から工務店経営者の方々がファース本部の本社に来社され多くの勉強をして戴きました。

家づくりを計画する人々は、ファースグループや今日、参加の工務店ようにように、しっかりと勉強を行なっている地域工務店に家づくりを託した方がはるかに賢明だと思われます。スケールメリットが無くとも価格は高くならないのです。
先ほど上磯中学校で行なった外部評価委員の会合に出て来ましたが、外気温が-10℃を下回りました。今週は暫く社内業務が続きそう…
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