かつて兄が小学生の時、給食に出されたビワを食べると種があまりに大きくてツヤツヤしているので「これって植えたら芽が出るのかなぁ」と家に持ち帰りました。息子から「これって・・・」と問われた両親、もちろんわが子の夢をつぶすまいと「出るよ」と答えますよね 
少年はビワの種をガレージ横のブロックの隙間に埋めたのですが、なんと本当に芽が出たのです 
まさか両親はそんなところに埋めただけで本当に芽が出るとは思っていなかったでしょう。
芽が出て喜ぶ息子の手前、ビワを育てることになった庭いじり担当の父。ああしたりこうしたり（何度も苦労話は聞いたものの、娘、覚えておらず・・・）した結果、約40年後、木はこうなりました
ボーボーに他の木が生えているのでわかりませんね・・・反対側からも
（ビワの種を家に持って帰ってきた元少年が撮影）
立派になったビワが今年はかつてないほどの大豊作！私も沢山お相伴にあずかりました（大好物 
）食べ終わると種だらけ
実の半分が種とはいえ、たくさんありすぎる・・・
何かに使えないのかと調べてみたら、なんと焼酎に漬けると虫刺されのかゆみ止めになることが分かりました 
種を食べてはいけない（毒の元が含まれる）そうですが、焼酎漬けなら問題ないようです！火傷や小さな切り傷などにも良いんですって
ひと月ほど経つとこの通り、きれいな琥珀色。
市販のかゆみ止めはスーッとする感覚でかゆみがましになる気がしましたが、ビワの種は全くスーッとしないので本当に効くのかと半信半疑 
これが、気が付くとちゃんとかゆみ止まっているんですよねぇ。むしろ市販のものより効くかもしれない・・・。おかげで今年の夏は虫刺されや湿疹、なんでもビワの種です。
不思議なことに杏仁豆腐のような甘ーいおいしい香りがするので、逆に虫にたかられそうな気がするんですけどね 
（N.K）