信濃国から遠州灘へと抜ける天竜川の河口近く、磐田市掛塚地域(住所的には磐田市白羽)に残る旧郵便局舎。 明治6(1873)年に開設された掛塚郵便役所をルーツとし、現在の建物は昭和10(1935)年に建てられたものだそう。 近年まで地域住民と密接な関係で繋がっていた郵便局は日常生活には欠く事が出来ない公共施設であり、役目を終えた今でもなお大切にされ昔のままに保存されています。 静岡県磐田市白羽29-2 11年03月上旬
正面玄関。 利便性を考えアルミサッシュに変更されるものも多いですが昔の建具(?)がそのまま残っています。
木造モルタル2階建て、左官による装飾技術が冴える。
CRCを吹けば一発。
郵便マークも左官技。 地元の左官工の手になるもの。
訪問時は建築データも無く、看板建築の類である事から昭和初期築だとは思っていました。
郵便業務を請け負っていたのは地元で廻船問屋を営んでいた長谷川家。 内部にはガラス張りのカウンターなども残っているようです。