旧利根銀行新治支店

2012-02-14 19:02:27 | 北関東3県 (茨城・栃木・群馬)


 明治33(1900)年に新治村に資本金1万円(当時)で設立された利根銀行の社屋として明治40(1907)年に建設されたもの。 利根銀行は大正15(1926)年に沼田商業銀行と合併、この建物は利根銀行の新治支店となりました。 その後も銀行の合併・再編などにより群馬中央銀行~群馬銀行~群馬大同銀行の各支店となりましたが昭和9(1934)年に銀行としての役割は終えました。 昭和28(1953)年からは土建業者の事務所として使用され現在に至っているようです。  群馬県みなかみ町羽場1094  10年04月下旬

 ※参考 『群馬県近代化遺産総合調査報告書』 1992
     『颯爽たる上州 群馬の近代化遺産』 1995



 関東と越後を結ぶ三国街道沿いに建つ。 起り(むくり)屋根の玄関ポーチが和的です。 


 玄関上部にはファンライト。 一転して洋風のイメージ。 




 築100年を超え、各部には経年劣化も。


 合併先の沼田商業銀行の建物(旧沼田貯蓄銀行本店・明治41年頃)も沼田市内に現存していますが、あちらは囲いで覆われてしまってその姿は殆んど見えません。