興福寺六角堂

2010-02-11 15:56:12 | 南とうほく (宮城・山形・福島)





 変形六角形(というか半八角形?)の洋風仏堂(明治17年築 1885)。 正面に2本の円柱を建ててポーチを支え、その上をベランダとして勾欄をめぐらし上部を寺社建築のように仕上げています。 現在は1階の外壁は人造石洗い出しですが当初は黒塗りの板張りだったようで、隅壁の部分も黒漆喰でコーナーストーンのようにしてあったそうです。 建設された時代や場所を考えると大工棟梁(地元の鈴木長作)の苦労や意気込みが真に伝わってくるように思います。  宮城県登米市南方町本郷大嶽18  08年04月中旬

 ※参考 『明治の洋風建築 ―宮城県―』 1976