桜と本と映画と量子・・・

2024-04-04 20:57:43 | さくら日記

令和六年度を迎えました。

今年の桜は遅咲きだったようです。

本日はスッキリしないお天気ですが・・・

雨に滴る桜も風情があっていいかもしれませんね。

 

そうそう・・・

そんな桜の開花宣言がされる直前には・・・

高校時代の友人達とランチ会をしました。

5人みんなで集まるのは昨年の新年会以来です。

私達みんな食べることが大好きなので・・・

(それは女子高生の頃から変わってないですね~!笑)

ホテルのビュッフェランチで・・・

好きなものを好きなだけいただいて・・・

デザートもたっぷりラストはお茶しながら・・・

ゆっくりおしゃべりも楽しみました。

 

それからは・・・

運動!運動!

皆でボウリングも楽しんだのですが・・・

私は・・・

若い頃よりもボウリングが確実にヘタッぴになっております。

ガータ続出で・・・

なんと!なんと!

ママ友さん方と数年前にボウリングした以来で・・・

あの時と同様・・・またもや私が最下位でした~!

もし?今・・・

高校時代にタイムスリップして・・・

友人達とボウリング部を結成したら?

私は・・・補欠にもなれなぐらいの腕前です!(笑)

それでも・・・

皆でワイワイ・・・

誰かにガータが出ると・・・大笑い!

あーでもないこーでもないと・・・

みんなの指導が入り・・・

誰かにストライクやスペアが出ると・・・

みんなで大喜びのハイタッチ~!

ボウリングしながら大笑いして身体を動かしたので・・・

とっても気持ちよかった~!

 

それから・・・

桜が咲きはじめたころには・・・

娘に誘われて・・・

「印象派展」に続き・・・

先月は2度目になりますが・・・

またまた上野の東京都美術館へ行ってきました。

今回は・・・

「いけばな池坊展」を鑑賞させていただきました。

私も社会人時代は・・・

違う流派でしたが、会社内の生け花教室でお花を習っておりました。

ですから・・・

生け花には大いに興味がそそられます。

伝統ある池坊流派の展覧会では・・・

池坊流派の生け方の特徴をだんだんと捉えることが出来ました。

そして花器と枝と葉とお花の絶妙なバランスの奥深さを感じ取ることが出来ました。

伝統的な生け花と革新的な生け花と色々な作品を拝見させていただきながら・・・

多種多様な生け方に刺激をいただき・・・

枝やお花の曲線美が見事で・・・うっと~り・・・

生け花の高度な技に魅せられました。

 

そんな訳で・・・

日本の伝統美を鑑賞した後は・・・

娘とだから出来る春のお出かけでしたので・・・

並んで待ち時間はあったものの・・・

美術館のレストランで優雅にランチをいただく事が出来ました。

ちなみに・・・

一人でお出かけを楽しんだ・・・

前回の「印象派展」の帰りは・・・

美術館のチケットで白玉団子サービスを受けて・・・

期間限定の苺のクリームあんみつをいただいて帰りました!

なんだか・・・

花より団子みたいに・・・

話が逸れてしまいましたが・・・

娘と出かけたその日の上野公園は・・・

桜の開花宣言直後でしたので・・・

日本人も外国人の方々も多く・・・

どこも人人人であふれておりました。

公園内でお花見をしている人もいれば、

上野公園の施設や催し物を楽しんでいらっしゃる人で大賑わい!

コロナ禍後の・・・

人と人との交流や・・・

インバウンドや円安効果を・・・

上野公園を眺めながら肌で感じることが出来ました。

 

そんな友人たちや娘との春のお出かけの話からになりましたが・・・

 

私のおひとり様時間も楽しみました~!

そんな訳で・・・

趣味のブログを綴りながら・・・

読書と映画鑑賞の話に移りたいと思います。

 

まずは読書の話です。

先月に読み終えた・・・

『昭和』という国家」の本の話からです。

こちらの書は司馬遼太郎さんがNHKの番組で・・・

小説としては表現しなかった・・・

ご自身が体験や経験をされた昭和史について語ってくださった内容を活字に変えて書籍にされた本だったようです。

私がかつて図書館で借りて読んだ、

司馬遼太郎さんの「手掘り日本史」の内容を彷彿とさせます。

司馬遼太郎さんが体験された戦車での訓練のくだりは・・・

絶対に笑ってはいけないのに・・・

もしかしたら?文章にユーモアが組み込まれていたのかな?

あまりにも昔に読んだ本ですので、

よく覚えていないのですが・・

戦車訓練のエピソードは・・・

不適切だったかもしれませんが・・・

思わず吹き出して笑いながら拝読した事だけは・・・

ぼんやりと覚えております。

それは・・・

司馬遼太郎さんご自身の経験から・・・

アメリカやソ連との戦力の格差を象徴していた表現だったと思います。

やはり・・・

その当時・・・

直に日本兵として訓練や戦地に行かれた方々の言霊は小説よりも勝るのかもしれません。

今回、こちらの著書を読んでさらに勉強になったのは・・・

ノモンハンの事です。

私が難関としていた「ねじまき鳥クロニクル」(作)村上春樹の中の物語を・・・

これまでより鮮明に描写出来るようになりました。

私は、司馬遼太郎さんの小説は読んだことはありませんが・・・

物心ついた頃には・・・お名前だけは存じ上げておりました。

そして小説の作品はTVドラマなどで拝見しております。

私自身は・・・

小説作品よりも先に「司馬遼太郎」の名前から知った訳ですので・・・

私は・・・

司馬遼太郎さんの思考や思想がどうしても知りたくなって・・・

小説ではなくて、随筆の「手掘り日本史」の著書などをまず手に取ったのだと思います。

同じように小説家として存じ上げていたのに・・・

その方の小説を読まないで、やはり・・・

その方の思考や思想が知りたくて・・・

随筆ばかり選んで読んでしまった作家さんは他にもいらして・・・

それは作家の遠藤周作さんにも当てはまります。

物心ついたら「遠藤周作」というお名前は知っていたので・・・

私自身が母親になって子供たちが成長すると・・・

遠藤周作さんの直のお言葉が聞きたかったのだと思います。

話が脱線してしまいましたが・・・

司馬遼太郎さんが昭和史を語ってくださった内容の本を読み終えると・・・

一刻も早く本の感想をブログに綴りたかったのですが・・・

前回のブログ綴りではそのタイミングを逃しました。

 

そしてその後・・・

しばらくしてから・・・

私は・・・実話の映画を鑑賞してまいりました。

「オッペンハイマー」

こちらの作品は・・・

1945年7月16日に原子爆弾の実験を成功させた理論物理学者からの視点が描かれた作品でした。

この瞬間に世界の戦争の形はすっかり変わってしまったのだと思いました。

2020年の夏ごろには・・・

「太陽の子」のTVドラマと「ジョーンの秘密」の映画作品を観ていたので・・・

世界中の物理学者たちが・・・

自国の要請により・・・

我先にと原子爆弾の開発を急いでいたことは理解出来ました。

司馬遼太郎さん原作の「坂の上の雲」のドラマを鑑賞していたので・・・

日本が明治維新を成し遂げてからも・・・

大国の植民地にならぬよう・・・

世界大国への仲間入りを目指していたことも十分に理解出来ていたので・・・

そんな流れから・・・

西側の敵の敵は味方となった日本が・・・

どうやって日露戦勝に勝利できたのかも理解できました。

もしかしたら?

そこから・・・

世界からの日本への眼差しが変わった瞬間だったのかな?

日本国内が魔法の杖でポン!とされた瞬間から・・・

刻一刻と・・・

西側から決められた運命をたどっていっただけだったのでしょうか?

こちらの「オッペンハイマー」の作品と、

「太陽の子」の作品を思い出しながら比べても・・・

日本の物理学者たちが・・・

核兵器を創り出す理論を持ち合わせていたとしても・・・

完全なる核兵器を造り出すための・・・

財力も技術力も人員も敷地もなかったのだと・・・

思い知らされるほど・・・

「オッペンハイマー」作品から理解することが出来ました。

ただ・・・

そう理解できたとしても・・・

やはり・・・

世界の大国ではなかったアジアの中の日本が・・・

世界中の脅威になっていたからこそ・・・

日本が西側の植民地にならずに済んだ事だけは理解したいと思います。

そして・・・

今現在も・・・

日本語が存在し、新しい日本語も沢山増えて・・・

日本人の書物も・・・

翻訳された外国人の書物も映画作品も沢山楽しめるようになりました!

そんな仕合せに感謝です!

ちなみに・・・

英語が世界中に広まったのは・・・

以前に読んだ本からの知識によると・・・

面白い英国の書籍が植民地先で多く売れたからだそうです。

やはり・・・

面白い物語は世界共通なのかもしれませんね~!

現在では・・・

日本の文化の漫画やアニメも世界中の方々に愛されていて・・・

うん~!素敵な外交になっています~!

やはり・・・核兵器よりも文学ですね~!

 

そうそう・・・

そんな日本語で今現在も読書できることに感謝して・・・

次に読み始めた本は・・・

「村上春樹 雑文集」(著)村上春樹

こちらの本は・・・

新古書店で・・・

5・6年前に見つけて購入したのだと思います。

でも・・・

他にも村上春樹さんの読みたい本もありましたし・・・

こちらの本のページを開くタイミングはこれまで巡ってきませんでした。

私は・・・

村上春樹さんのお名前は・・・

「ノルウェイの森」の小説を友人から借りた際に知ったお名前でしたので、

お恥ずかしい話・・・

村上春樹さんの書物は小説にしか目が行き届いておりませんでした。

私が村上春樹さんの著書に対して無知なのに・・・

ブログを書きはじめた頃は・・・

恥も外聞もなしに村上春樹作品の知ったかぶりをして書き綴っておりました。(笑)

全くもって・・・

メイちゃんのお言葉に反して・・・

間違ったタイミングで「象の鼻は長い」と書き綴ってきたようなものです。(笑)

こちらの本は・・・

1979年~2010年までの間に・・・

単行本としては、未収録で未発表の作品や文章が掲載されているようです。

私が村上春樹さんのエッセイ本を2015年に初めて購入した時の事を思い出すと・・・

私が知りたいことが書かれていなかったと吐露した・・・

あの当時が恥ずかしくなります。

ただ今・・・

147ページまで読み終えました。

 

そんな読書過程の中で、私の趣味の映画鑑賞にも出かけてまいりました。

「四月になれば彼女は」の映画鑑賞をしてまいりました。

こちらの映画作品の原作は以前に読んだ経験があり・・・

読後感が「ノルウェイの森」の様にとてもいい感じの恋愛小説でしたので・・・

映像化された作品も観てみたかったのです~!

「ノルウェイの森」の映画作品も・・・

だいぶ前の10年以上も前になるかな?

配信を通して鑑賞したことがあります。

小説が映画化されると・・・

小説の様に読者が能動的に活字を追うわけではなく・・・

鑑賞する側が受動的に作品を堪能することになるので・・・

活字作品と映像作品とでは魅せ方が違うのかもしれませんね!

だから原作と同じようには描かれていないのは理解できます。

活字美と映像美は別ものだと・・・

ちなみに・・・

「ノルウェイの森」の映画作品では・・・

原作の様に・・・

トオルがキウリを海苔に巻いて食すシーンは登場しません。

私・・・

原作のこのくだり好きなんですよね~!

トオルとミドリが急接近したシーンなんじゃないかな?と・・・

勝手に想像してしまいました。

そうそう・・・

ただ今・・・

読書過程にある「村上春樹 雑文集」には・・・

ザ・ビートルズの曲の「Norwegian Wood」のタイトルの秘話が掲載されていて・・・

村上春樹さんの「ノルウェイの森」が出版されると、

「ノルウェイの森」は誤訳で「ノルウェイ製の家具」が正式な訳なのでは?の論争があったらしいのです。

そんな・・・

ザ・ビートルズの曲のタイトル誕生秘話が記されていて・・・

その村上春樹さんの考察が面白かった~!

そうそう・・・

昨年の四月ごろの話になりますが・・・

娘がダンナさんと入籍してから・・・

二人で初めて我が家にやって来てくれた時の事です。

あの頃は・・・AI技術が急速に進み・・・

ChatGPTがよく話題になっていた頃で・・・

私もそんなニュースを見るたびに・・・

アップアップして息苦しかった~!

そんな形跡が私のブログにも綴られております。

そうそう・・・

あの時は夕方から・・・

夫と私と娘夫婦で

くつろぎのお茶タイムをしておりました。

その際に夫が・・・

私と娘夫婦に・・・

どや顔でスマホにChatGPTを入れたと自慢しておりました。

そして何かAIに質問してみよう!って事になり・・・

私も娘も娘のダンナさんも読書好きだからと・・・

夫の提案で・・・

3人が読んだ事のある有名な小説の感想を・・・

AIに訊いてみようって事になったのです。

そこですかさず夫が・・・

「村上春樹の本を読んだ事がある人?」な~んて質問したら、

3人の手があがったものだから・・・

3人が村上春樹作品で読んだ経験があるという・・・

「ノルウェイの森」の感想をAIに訊いてみることになったのです。

もちろん!読書嫌いな夫は「ノルウェイの森」を読んだ事はありません!

そこで夫が・・・

スマホに向かって・・・

「ノルウェイの森の感想を教えて?」と質問をすると・・・

あっという間に感想がスマホ画面に表示されたようで・・・

夫はその感想をまたまたどや顔で読み上げたのです。

その感想を聞いてみると・・・

3人で一斉に笑みが浮かんでしまいました。

ミドリの父親の職業はAIによると大学教授だというのです・・・。

そこで・・・

笑ってしまった・・・私と娘と娘のダンナさん!

夫はなんのこっちゃ?の表情・・・

AIの答えが正確なのか?

確認する人間はまだまだ必要なのかもしれませんね~!

な~んて・・・

そんな面白エピソードがあってから・・・

その数か月後に娘夫婦は教会で結婚式を挙げました。

小春日和の穏やかな青空の下・・・

結婚式に参列してくださった方々と・・・

集合写真を撮影したのですが・・・

その時のカメラマンさんが本当に上手で・・・

奇跡的に・・・

みんながみんな素敵な笑顔を浮かべている写真撮影に成功しました。

そんな事が脳裏に浮かびながら・・・

「四月になれば彼女は」の映画鑑賞に浸っておりました。

映画のストーリー自体は・・・

原作とは少しだけ違ったストーリーではありましたが・・・

登場人物の心の機微が丁寧に描かれていて・・・

映像や俳優さん方の演技だから表現できる美しいシーンにとても感動してしまいました。

そして・・・

なんと表現したらいいのか・・・言語化するのは難しいのですが・・・

そんな・・・

「ノルウェイの森」の読後感の様な・・・

心が浄化されたような感覚で・・・劇場を後にしました。

 

そんな訳で・・・

今回も実りのある読書と映画鑑賞体験が出来ました。

 

「村上春樹 雑文集」の続きをこれから楽しみたいと思います。

 

 

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