娘の桜

2016-03-22 22:16:20 | 受験日記

久しぶりのブログアップです。
私の日常を綴っているブログなわけですが、私は母親なので・・・
この数か月間、まるちゃんの進路が決まる大切な時期は・・・
私の趣味のブログアップはお休みして・・・
まるちゃんの日常にしっかりと寄り添っておりました。

それでも・・・私には私の日常があったのです。
ブログアップお休みの間に、私は誕生日を迎え、年齢を一つ重ねました。
誕生日当日は、お寿司とケーキで家族にささやかな誕生会を開いてもらいました。
そして、その数日後には、いよいよまるちゃんの受験がスタートです。
まずは、センター試験を受験したまるちゃん。
その日の朝は、家族全員で円陣を組んでまるちゃんを鼓舞して送り出しました。
それからその数日後には・・・
パパと私で出かける機会があったので、外出先近くの神社でお参りをしました。
まずは、豊川稲荷別院でお参りをして、節分前だったので・・・福豆もいただいてきました。
それから、幾つもの赤い鳥居をくぐって山王稲荷神社をお参りして、
パパと訪れるのは20年ぶりになりますが、赤坂日枝神社を最後に参拝しました。
そして、縁結びの神猿の像にもお参りして、母子像を撫でさせていただきました。
そうそう・・・
まるちゃんの入試がスタートする前から・・・
パパは毎日の様に我が家の氏神様の神社でお参りをして・・・
私も近所の神社にたびたび足を運んで参拝しておりました。
もちろん!まるちゃんの合格祈願をしていた訳なのですが・・・
そんな日々が続いている中・・・
その頃には、パパのお父さんも誕生日を迎えたので・・・
今年も、お父さんとお母さんを我が家にお招きして、私のささやかな手料理でお祝いをしました。
その際に、まるちゃんは、おじいちゃんから励まされ大好物のガナッシュチョコをお土産にもらって・・・
とても喜んでいました。
その後は、まるちゃんの本格的な入学試験がスタートしたのでした~。
その間の私は、自分の趣味のブログはもちろんの事、映画鑑賞や読書もお休みしました。
そして、パートタイムも少し控えめにさせていただいて・・・
家事や母親業に専念しておりました。
それでも・・・久しぶりにママ友さん達とのテニス&ランチに1回だけ参加する事が出来たので・・・
その日は、私自身のいい息抜きになりました。
そして・・・その後も、まるちゃんは幾つかの私大を受験しておりました。
その後の合格発表で一喜一憂していたまるちゃんでしたが・・・
いよいよ、本命の国立大学の入試の日を迎えたのでした~。
こちらの国立大学を受験する決心をするまで、
まるちゃんは何度も何度も国立大学の受験対策の勉強を諦めようとしておりました。
そして、受験科目が絞れる私大を目標に受験勉強を進めておりました。
そんな高校3年生の一学期を送っていたまるちゃんでしたが・・・
本気で憧れの国立大学の受験を決めたのは・・・
高3の夏休みに鎌倉へ訪れた時のおみくじがきっかけでした。
高校3年生になると夏までの間、学校の授業以外では・・・
数学の勉強をやめていたまるちゃんですが・・・
おみくじには、具体的に数学を勉強するようにと云うような事が記されていたので・・・
まるちゃんは、その瞬間にハッと目覚めたようで・・・
苦手な数学から逃げるのをやめようと決断した瞬間でもあった様でした。
そんなまるちゃんは、その翌日から・・・
センター試験の数学の過去問題集をひたすら解いておりました。
そして、秋になると、ほんの少しですが・・・成績に希望が持てるようになり・・・
まるちゃんは、受験勉強科目を増やして・・・
必死に・・・目標の国立大学に向けて勉強を再スタートさせたのでした~。
それから・・・年が明けると・・・
入試のスタートが目の前までやって来ていました。
まるちゃんが必死になって勉強しなきゃと・・・気付くのに・・・
あと1年、いや半年早かっタラな~
私がもっと早く、まるちゃんに寄り添ってあげていレバな~と思ったり・・・
もっともっと塾の受講講座を増やしてあげられていタラな~と思ったり・・・
「タラレバ」の話が大嫌いなまるちゃんに・・・
そんな事を言うと怒られてしまうのですが・・・(笑)
私自身が・・・そんなことを思うようになり・・・
そんな訳で・・・
私自身の趣味のマイタイムを減らして、そこからまるちゃんに寄り添いました。
そんな手遅れ状態の母でしたが・・・
当のまるちゃんは、「大学受験に親は関係ない」と言い放ち・・・
まるちゃんは、「今から追い上げて受験勉強する」と・・・必死でした。
でも~受験生は皆、必死な訳で・・・
まるちゃんの成績は思った様に伸びていなかったのだと思います。
そんな訳で・・・
秋に受けた最後の模試の結果が年明けに届いたのですが・・・
まるちゃんは、怖くてその模試の結果が封入されている封筒を開封することが出来ないでいました。
その時のまるちゃんは、「一か月前の私と、今の私は全然違うから~」と・・・
パパと私に言い放ち・・・
ひたすら今現在の自分を励まし士気を上げて・・・
目の前にある・・・大きな大きな山の山頂を眺めておりました。
そしてその頃になると・・・
憧れの・・・難しい他の山々の登山もスタートさせておりました。
それは本当に、どちらの登山も難しいものでした。
それがたとえ失敗に終わったとしても・・・
まるちゃんは・・・
ひたすら前だけを見つめて・・・
本命の大きな山の険しくて難しい登山に備えていたのでした~。
その頃になると・・・
ピカくんの様子が変わってきました。
小学生の頃、沢山沢山勉強して憧れていた学校に入学したお姉ちゃんが・・・
大学受験で悪戦苦闘している姿を目の当たりにしてしまったものですから・・・
改めて、受験の厳しさを知ったピカくん・・・急にピリッとした表情に変わったのでした~。
その頃のピカくんは・・・
私が何も言わなくても自ら勉強するようになっていたのでした~。
そう!ピカくんも来年は高校を受験しなくてはいけないのです。
まるちゃんが大学受験に立ち向かう姿勢を見続けていたピカくんには・・・
とってもいい刺激になりました。
そして、そうこうしているうちに・・・
とうとうまるちゃんの本命の国立大学の入試の日がやってきました。
その日も、家族全員で円陣を組みパパの掛け声でまるちゃんを励まし、まるちゃんを送り出しました。
その日の夕方、一日目の入試を終えたまるちゃんは・・・
時間配分を間違えたし、自分の実力が上手く発揮できなかったと・・・
暗い表情で落ち込んで帰って来たのでした。
そして、入試二日目の朝になると・・・
ピカくんは、back numberの「SISTER」の歌を歌ってまるちゃんを励ましていました。
その後は、またまた家族で円陣を組んでまるちゃんを励まし送り出しました。
それからの私は、家事を済ませると・・・いてもたってもいられなくて・・・
まるちゃんが受験している大学の側まで電車に乗って足を運び・・・
その大学の近くの神社へお参りに行ってしまいました。
しかも・・・その日は・・・
まるちゃんの長い長い入試の期間に終止符が打たれる日でもあったのです。
そんな私は・・・まるちゃんが帰ってきたら労ってあげたいと思い・・・
神社の出店では、合格饅頭や梅昆布茶を買って、
その帰りに、和菓子屋さんで桜餅と雛あられを購入して、
それから、美味しそうなスイーツ屋さんでマカロンとクロワッサンも購入しちゃいました。
そして、長距離をずっと歩いた私も一休み一休み・・・
カフェに立ち寄って、まるちゃんの事を思いながら・・・桜ラテをいただきました。
それからは、まるちゃんが受験している大学の最寄り駅に向かい・・・
まるちゃんがんばれ~と念じながら・・・家路に着いたのでした~。
私が帰宅してしばらくすると・・・
全ての入試を終えたまるちゃんから・・・
メールが届きました。
それは、長い長い手紙の様なメールでした。
そこには、まるちゃんからの感謝の言葉が沢山綴られていました。
私はそのメールを読んだ瞬間に・・・
もう入試の結果なんてどうだっていいという気持ちになっていました。
そして、まるちゃんが帰宅するのを首を長くして待っていると・・・
まるちゃんは、試験二日目は全力で臨めたとのことで後悔は無いと明るい表情で帰ってきてくれました。
そんなまるちゃんを私は思いっきり抱きしめてあげました。
「まるちゃん!本当にお疲れさまでした!」
その日の晩御飯は家族でゆっくりいただき・・・
その後も、深夜まで家族で沢山沢山話したいことを話して・・・
おしゃべりを楽しみました。
でも、その翌日になると・・・まるちゃんは早速・・・
高校受験までもう1年も無い、ピカくんの数学の勉強を看てくれました。
それだけでも・・・まるちゃんの国立大学の受験には意味があったのかもしれません。
そして、国立大学の合格発表まで少しの間、期間がありましたので・・・
その期間、まるちゃんはのびのびと自分なりの時間を過ごしておりました。
運動不足なまるちゃんは、早速パパと散歩を楽しんで、ピカくんの部活の試合の見学にも出かけていました。
それから、私もまるちゃんと色々なところに出かけました。
まずは、氏神様にお参りして、それから地元の神社にも参拝に出かました。
二人でランチも楽しんだり、「オデッセイ」の映画鑑賞にも出かけました。
そうそう、まるちゃんは久しぶりに美容院へも足を運んでいました。
家族が全員揃ったお休みの日にはお出かけもしました。
13年ぶりになりますが・・・
まるちゃんとピカくんが幼い頃、歩く練習をしていた芝のある公園に足を運んだのでした。
それから、まるちゃんは・・・
お友達と遠出してお出かけも思いっきり楽しんでいました。
さらにその翌日には・・・
自由登校の日でも学校へ足を運んで、お友達とお弁当を食べたりおしゃべりを楽しんだり・・・
残りの学校生活を謳歌して、有意義な時間も送っていたようです。
そんなこんなで入試から解放されたまるちゃんですが・・・
そうこうしているうちに・・・
とうとう、まるちゃんが受験した国立大学の合格発表日がやってきたのでした~。
本来なら、ネットでも合否が分かるのですが・・・
「大学までママと一緒に足を運んで、しっかりと結果を見届けよう!」と・・・
まるちゃんを誘いました。
最初はためらっていたまるちゃんでしたが・・・
私と一緒なら心強いと思ってくれたようで・・・
大学掲示板の前まで、足を運ぶ決心をしたまるちゃんなのでした。
そんな訳で・・・私とまるちゃんはドキドキしながら電車を乗り継いで・・・
大学の最寄り駅まで向かいました。
駅を出ると・・・受験生らしい人たちが皆同じ方向に向かっていました。
私は、大学に向かっている間・・・
劣等感でいっぱいだった幼い頃のまるちゃんの事を思い出していました。
そんな事を思い出しながら・・・
あの頃のまるちゃんと私が、今現在にタイムスリップしたら驚くだろうな~と思ってみたり!
まぁそんな事を思いながら・・・
大学の門の手前に到着したのでした・・・
それだけで私は感動してしまったのですが・・・
息を呑んで大学の敷地内に入ると・・・
母親の私は、まだまるちゃんの結果が解らないうちから・・・
こみ上げてしまい・・・目頭が熱くなっていたのでした。
そしてそれをグッと我慢して、顔を上げると・・・
そこには・・・大勢の人だかりが出来ていました。
でも、まだ掲示板には合格発表の紙は貼られていませんでした。
間に合ってよかった~と・・・ちょっと安心。
しかし、この混雑ぶりでは・・・
合格発表の番号を確認するには大変だろうな~と思っていたのでした。
するとちょうどその時に・・・
合格発表の結果が記された大きな用紙が、掲示板に次々と貼られていきました。
そして、何とか・・・掲示板の前まで進もうと・・・
まるちゃんと私は人だかりの後ろの方でウロウロしておりました。
ちょうどそんな時、私たち親子の様子に気づいてくれた、大学生のお兄さんが声をかけてくれました。
ありがたいことに、大学生のお兄さん達が連携して、まるちゃんを掲示板の前まで誘導してくれたのでした。
「ま~なんて素敵な大学生なのかしら~!」と・・・またまた感動してしまった私。
一方、何とか掲示板の前にたどり着いたまるちゃんでしたが・・・
そこにはまるちゃんの番号はありませんでした。
そう、まるちゃんの目には・・・
まるちゃんの受験番号が映しだされる事はなかったのです。
するとまるちゃんは、振り返って私に「無い」とだけ告げて・・・
大学の門へと足を進めていました。
私もすぐに後を追ってまるちゃんの受験番号を確認しました。
でも、やっぱり、まるちゃんの番号は見つかりません。
そして・・・
私もまるちゃんを追いかけるようにして、大学の敷地を後にしたのでした。
そこで私は・・・なんてまるちゃんに声を掛けようかな~と迷っていました。
しかし、まるちゃんの表情は、意外にも凛としていました。
そして・・・「置かれた場所で咲きなさい!だね!」と・・・
私に第一声を放ちました。
私は、そこでもうまるちゃんの心配をするのをやめていました。
まるちゃんが、こちらの国立大学を受験出来るようになるまでには・・・
それは、まるちゃん自身の努力もあったと思いますが・・・
学校の先生方や塾の先生方が本当によく支えてくださったからなのです。
まるちゃんを支えてくださった全ての先生方に感謝の気持ちでいっぱいでした。
そして・・・まるちゃんと駅までテクテク歩きながら・・・
「大学生のお兄さん達も優しかったし・・・いい大学だよね~
この大学を受験出来ただけでも・・・良かったよね~」と・・・話しながら駅に向かったのでした。
そして・・・
その後は・・・受験した大学の最寄駅から・・・
オレンジ色の電車に乗ってその地を後にしたのでした~。
それから、パパの勤務先の最寄駅で下車して・・・
パパのお昼休みに合わせて、まるちゃんの受験お疲れさまランチ会をしたのでした~。
まるちゃんは、パパに受験結果を報告すると・・・
スッキリとした表情で・・・
自分が選んだお店で、大好きなパスタをいただいて、美味しいケーキもいただいて・・・
自分の気持ちをリセットしていたようです。
そう!
まるちゃんの気持ちは、すっかり未来に切り替わっていたのでした~。
そんなまるちゃんの様子を見たパパは安心したようで・・・
皆で、美味しくお疲れ様ランチをいただいたのでした~。
私はその数日後に、
まるちゃんが合格発表直後に放った「置かれた場所で咲きない」の言葉の真意を尋ねてみました。
するとまるちゃんは、「私は、受験期間中、この言葉に何度も救われた」と・・・語ってくれました。
そんなまるちゃんは、本当に本当に・・・「受験から解放された~!」と・・・
翌日からは、自分らしく咲くための自分磨きをはじめたのでした~。
ずっと我慢していたお菓子作りを楽しみ・・・
今まで応援してくれた、おじいちゃんやおばあちゃん達にクッキーやパウンドケーキを焼いて贈っていました。
そして、私とまるちゃんでまたまたお出かけを楽しみました。
今度は、「母と暮らせば」の映画鑑賞にでかけました。
それから、まるちゃんがずっと飲みたいと言っていた・・・スタバの桜ラテもご馳走しました。
まるちゃんのお買い物も一緒に楽しみました~。
そうそう・・・
まるちゃんの受験期間中、少しでも部屋を明るくしようと・・・
春のお花を花瓶にちょこちょこ活けていたのですが・・・
それにまるちゃんも興味を示したので・・・
まるちゃんにもお花を花瓶に活けてもらいました。
すると、生け花にも興味を示したまるちゃん。
そこで今度は、剣山と花器を収納棚から久しぶりに引っ張り出してきて・・・
まるちゃんに、生け花を教えました。
すると、まるちゃんはすぐに生け花にはまって・・・
時間をかけて自分なりのお花を活けて楽しんでおりました。
そうそう・・・
それから、大学へ行って困らないようにと・・・苦手な英語も少しだけ勉強したり・・・
それから私が一番助かったのは・・・
まるちゃんの料理です。
連日、晩ご飯を作ってくれたので・・・ママは少々楽させてもらいました。(悦)
そんな中・・・
パパが、ネットでまるちゃん念願のたこ焼き器を購入してくれました。
まるちゃんが卒業式を迎える前のお休みの日に・・・
我が家では、まるちゃんの卒業祝いに・・・
我が家初のタコ焼きパーティーを開催したのでした~。
これが、また楽しいのです。
まるちゃんが、大好物のタコ焼きのタネや具材をテーブルの上に準備してくれると・・・
タコパーのスタートです!
皆で共同作業して、タコ焼きをワイワイ楽しく焼いて・・・
皆でタコ焼きを皿に盛って、ホクホクモリモリ美味しくいただきました~。(悦)
そんなまるちゃんは・・・お友達との時間も大切にしておりました。
お友達と卒業旅行に出かけたり・・・
ご無沙汰していたお友達と映画鑑賞やずっと我慢していたカラオケにも出かけたりしておりました。
それから、色々なお友達とただただお茶をしておしゃべりを楽しんだりもして・・・
一日一日を大事そうに送っていました。
そして、残りの学校生活でのまるちゃんは・・・
クラスのお友達や、部活のお友達と楽しい時間を過ごし、
卒業生の送別会で、後輩の余興を楽しませてもらった~と・・・
ニコニコで帰ってきたりしていました。
そして、本当に残り少ない女子高生生活を楽しんでいました。
そんなまるちゃんは・・・
学校生活を通して・・・先生方やお友達、先輩、後輩との素敵な巡り会いの中で・・・
大きく成長させていただきました。
そんな思い出が沢山沢山詰まった学び舎ともお別れしなくてはなりません。
まるちゃんはもちろんのことでしょうが、母親の私としても少々さびしいのです。
そんなまるちゃんの全ての出会いや経験に感謝して・・・
まるちゃんの高校生活の卒業を見届けたいと思っています。

そして・・・
まるちゃんは、この春、ご縁を結ぶことが出来た大学に入学します。
まるちゃん!高校卒業おめでとう!




そんな中・・・
ピカくんも、大好きな学校や部活動や塾を通して・・・
沢山の経験や体験を積んでいる毎日でした。
そして・・・
色々な先生方や沢山の友達や仲間達との出会いや素敵な巡り会いの中で・・・
日々成長している過程にあります。
そんなピカくんの中学校生活もあと1年です。
もう1年もありませんが・・・
ピカくんが初めて経験する受験も待っています。
そんなピカくんの進路が決まるまでの間・・・
ピカくんの成長を楽しみながら、今度はピカくんに寄り添ってあげたいと思います。
がんばれ~!ピカくん!






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