まだ梅雨明けしないようですね~!
本日はどんよりとしたお天気ではありますが・・・
なんとか洗濯物を干すことが出来ました。
やっと少しずつ日常を取り戻せると思っていたのに・・・
今度は、自分自身の判断で抑制して日常を送らなければならないのです。
きっと・・・
日本中、いや、世界中に・・・
「ねじまき鳥クロニクル」のクミコみたいな方々が多く存在していそう。
『私は何をする自由をも奪われて、暗い部屋の中に一人で閉じこもっていました。べつに足を鎖に繋がれていたわけでもないし、見張りがいたわけでもありません、でも私にはそこから逃げ出すことはできませんでした。兄はもっと強い鎖と見張りで私をそこにつないでいたのです。それは私自身でした。私自身が私の繋ぐ鎖であり、眠り込むことのない厳しい見張りでした。私の中にはもちろんそこから逃げ出したいと望む私がいました。でもそれと同時に、自分はそこにいるしかないのだ、逃げ出せるわけはないのだと諦めている臆病で自堕落なもう一人の私がいました。そして逃げ出したいと思う方の私は、どうしてももう一人の私を克服することができませんでした。』
(ねじまき鳥クロニクル第3部より)
メンタルを正常に保ちながらも・・・
新型ウイルスと一体全体どうやって闘っていけばいいのでしょうか?
それとも今現在の世の中は・・・
今までの常識を非常識に変えるための過程にあるのでしょうか?
そして・・・
そんな事を考えてしまう日常を送っておりますが・・・
そんな中・・・
先週のある日・・・
私はパートを終え、買い物をして帰宅して、
洗濯物を取り込んで、畳んで、
風呂の湯を張り、
それから晩御飯の準備をして・・・
家族の帰りの準備をちゃくちゃくと進めておりました。
その日は・・・
娘がまず最初に帰宅して、その後息子が帰宅しました。
普段は・・・
私がテーブルに晩御飯の準備はしておいて、
後は帰宅したものから順番に晩御飯を食べるのですが・・・
浪人生の息子は・・・
この頃、自ら自室を出て・・・
予備校のある日もない日も・・・
(予備校の自習室の利用が制限されているため・・・)
自分が勉強できる環境を外で探し、その外の環境で勉強してから自宅に戻るというパターンをとっております。
それが息子にはちょうどいいペースなようです。
それは息子のメンタルにはいい作用なのかもしれませんが・・・・
結果はいかに?(笑)
話が逸れましたが・・・
話を戻すと・・・
その日の息子は珍しく夫よりも早く帰宅したのです。
そんな訳で・・・
いつもは夫より早く食事を済ませてしまう娘も、
父の帰りを待つことにして・・・
平日には珍しく・・・
家族で食事をしようって事になったのですが・・・
そんな日に限ってトラブルが発生したとかで夫が残業になってしまったのです。
そんな訳で、娘と息子は父より先に食事を済ませてしまいました~!
でもでも私はそのまま夫を待つことにしたのです。
そして夜のニュース番組を見ながらソファーで横になっておりました。
しかもニュース番組が終わってもまだ夫の仕事は終わりそうにありませんでした。
そこで私はそのままのチャンネルで・・・
ボ~っとTV画面を眺めていたのです。
するといきなり新作ドラマの放送がスタートするではありませんか~!
私と夫がチェックしていた新作ドラマではなかったので・・・
(同時に放送されている他チャンネルの新作ドラマは録画しておりましたが・・・)
録画予約をしていない連続ドラマだったのです。
だからなおさら私は興味がわいてそのままドラマ鑑賞をすることにしたのでした。
「ディア・ペイシェント」こちらのドラマを鑑賞させていただいて・・・
今の時期だからこそ・・・
医師の方々をはじめ医療従事者の方々のリアルな悩みや問題点が視聴者側にも伝わってきますし、
今の世相がとても勉強になるストーリーとなっておりました。
そして・・・
この時期だからこそなのかもしれませんが・・・
我が家は皆、自粛疲れが溜まっているのでしょうか?
私以外の家族が・・・
ここ数ヶ月間、それぞれがお医者様に診ていただく機会があったのですが・・・
この時期にそれだけでもありがたいのです。
だからこそ・・・
こちらの新作ドラマを鑑賞して・・・
医療従事者の方々になお一層感謝の念を抱いてしまいました。
そんなありがたいお仕事ドラマを拝見させていただいて・・・
色々と勉強になった私でしたが・・・
その頃の夫は・・・
まだまだ職場でトラブルの応急措置をしていたようです。
そしてその後何とか仕事を済ませ帰宅しました。
日付が変わる直前に帰宅した夫でしたが・・・
その日は、私も夫の帰りを待って・・・
久しぶりに日付が変わる頃の晩ご飯になってしまいましたが・・・
夫と晩御飯をいただいたのでした~!
「パパ!お疲れ様~!」
この度・・・
「永すぎた春」を読み終えました。
なんとな~くですが・・・
私のイメージとしては・・・
戦前昭和を舞台にした「細雪」や「鷺と雪」を連想しながら・・・
戦後昭和のお見合い結婚の常識から恋愛結婚の常識に・・・
移行しつつある時代のストーリーが綴られているように感じました。
それは私の見立て通り・・・
三島文学でも「金閣寺」のような重いストーリーではなく・・・
戦後昭和の若者の様子がポップに描かれておりました。
永すぎた春の時間軸とはいかに・・・?
今の時代の若者さん方の時間軸に比べたら・・・
昭和生まれの私ですら・・・
えっ!これで永すぎ?って思ってしまうくらいの・・・
本当にスピーディーな時間軸のお話でした。
しかもこちらの作品のラストは・・・
赤い門をくぐった先の敷地と思われる場所で幕が閉じられるのですが・・・
ラストの一行からは「制服の群れ」という文体が連なっております。
現在では、制服で大学に通う大学生は稀な時代で・・・
51年前に三島由紀夫さんがご自身の出身大学の学生さん方と900番教室で対峙された頃の映像を拝見する限りでは・・・
すでに学生さん方の服装は・・・
自分の好きなファッションで自由にキャンパスライフを送っていたようです。
そしてこちらの「永すぎた春」の作品はそれよりも前の・・・
さらに12年半前に刊行された作品です。
私は昭和生まれではありますが・・・
私が生まれる前の自分の知らない時間(時代)のお話なので・・・
私が生まれた空間(国)での知らない時間(時代)の移ろいを・・・
グラデーション状に学ぶことが出来ました。
そして・・・
今のこの時期は・・・
この春に大学から合格をいただいたはずの大学生が・・・
リアルな大学の門をくぐる事が出来ないでおります。
大学生の皆さんが一刻も早く・・・
「リアルなキャンパスライフが送れますよ~に!」
そして・・・
ただ今、読み進めている本は・・・
「源氏物語の時代」(著)山本淳子
こちらの本も「能の扉」の本と同様・・・
7年以上まえに新古書店で購入したままで・・・
本棚に入れっぱなしの本でした。
先日「能の扉」を読み終えてから・・・
お能の演目などを調べておりました。
そうしたら・・・
源氏物語の知識をちゃんと入れてみたくなったのです。
そうそう!
結局、私はあれから・・・
「あさきゆめみし」(作)大和和紀
のコミック作品を文庫本コミックで全巻買いそろえたのですが・・・
きっとその時に「源氏物語の時代」の本も一緒に購入したのだと思います。
「あさきゆめみし」は・・・
同じ漫画家さん作品の「はいからさんが通る」と違って・・・
登場人物のお顔が全部同じに見えてしまうのです。
困った!困った!
どうも私には登場人物を見分けるのが至難の業の様です。
そんな訳で・・・
「あさきゆめみし」を未だに読破できないでおりますが・・・
娘は違いました。
私がその文庫コミックを買いそろえたと同時に
目を輝かせて・・・
こちらのコミック作品をすぐさま読み漁り、すでに読破しております。
中・高校生だった頃の娘には・・・
その後・・・
国語の授業などで源氏物語を解釈するのに大いに役立ったようです。
娘は・・・
もちろん!私の大好きな「はいからさんが通る」も読破しております。
そんな訳で・・・
私も再度、「あさきゆめみし」に挑戦しようと思って・・・
先日のマイタイムに「あさきゆめみし」のページを開いたのですが・・・
やっぱり登場人物を見分けるのに一苦労なのです~。
そんな時・・・ふと思いついて・・・
Amazonプライムで「源氏物語」と検索してみたのです。
すると・・・
「千年の恋 ひかる源氏物語」の映画作品がアップされました。
こちらの作品は18年前の作品ですが・・・
私が映画鑑賞とは無縁の髪を振り乱して育児をしていた頃の作品です。
ただ当時、元宝塚歌劇団スターの天海祐希さんが光源氏を演じられると話題になっていたことは・・・
今でもハッキリと覚えておりました。
そんな訳で、とても興味がそそられる映画作品だったので・・・
私は、早速、「千年の恋 ひかる源氏物語」を再生しました。
しかも、私の知っている有名な俳優さん方が沢山出演されていたので・・・
すぐにこちらの作品にのめり込むことが出来ました。
しかも、源氏物語と並行して・・・
吉永小百合さん演じる「紫式部」と
今では懐かしい森光子さん演じる「清少納言」との関係性や・・・
1000年前の宮中の建物や衣装やしきたりなんかも学べて・・・
1000年前の映像が頭に浮かべやすくなったのです。
そんな訳で・・・
映画作品から・・・
1000年前の宮中の雰囲気をしっかり頭に叩き込めた私は・・・
その後手にした本が・・・
「源氏物語の時代」の著書だったのです。
こちらの作品は清少納言が遺した「枕草子」の日記をはじめ・・・
当時、記録されたリアルな文献を寄せ集め、当時の宮中の様子などがしっかりと考察されている著書のようです。
まさか!清少納言が1000年後の一般庶民に自分の日記が読まれるなどとは想定していなかったでしょうが・・・(笑)
だからこそ・・・こちらの書物を拝読しながら・・・
1000年前の日本の政治がどうやって司られてきたのか?
紫式部が「源氏物語」の小説を書き上げた頃の時代がどんな時代であったのか?
とても詳しく記されている興味深い一冊となっております。
そうそう・・・
1025年前頃の一条天皇の時代にも・・・
日本では疫病が流行っていたようです。
こちらの著書には・・・
『疫病は九州に始まり国内に蔓延した。』と記されております。
この年の「日本紀略」には疫病関連記述が18回にものぼっているそうです。
現代でも世界中で・・・
新型ウイルスが猛威を振るっておりますが・・・
一刻も早く・・・
「新型ウイルスが終息しますよ~に!」
そして・・・
夏バテ防止で・・・
本日の晩御飯は・・・鰻にしたいと思います!
「日本が早く元気になりますよ~に!」
「世界中が早く元気になりますよ~に!」