春の野原の兎と、雪の中のウサギ!

2024-06-25 18:53:02 | マイ日記

もうすぐこの辺も梅雨入りするのかな?

気温が高くて湿度の高いモヤっとした陽気に・・・

昨晩は夏バテしそうでした。

夕方前に食品の買い物をして自宅に戻り・・・

ソファでぐったりしていたら、

なんだか体調がすぐれず・・・

なかなか晩御飯作りへとキッチンに向かえず・・・

気力も段々と薄れておりました。

それでも・・・

重い腰を上げて何とか冷蔵庫に向かい、

食材チェックで冷蔵庫を開いたら・・・

梅干しの容器が目に入りこみました。

私はすかさずその容器を取り出し、

梅干しを一粒口に入れて頬張りました。

「うん~!酸っぱ~い!」

梅干しのクエン酸が効いて・・・

少しだけ身体も軽くなり・・・

そこでようやく・・・

晩御飯作りをスタートさせることが出来た・・・

昨日の夕刻のことでした。

昨日は・・・

お天気は良かったけど・・・

靄っとした蒸し暑い陽気の一日ではありました。

でもでも・・・

夕焼け空はキレイだったな~!

 

そして・・・

本日は・・・

曇り空の靄っとした天候の中・・・

なんとか洗濯物は干せました。

その後・・・

「街とその不確かな壁」(作)村上春樹

を読み終えました。

 

そして・・・

本日はまたまたそんな読書体験でインプットしたものを、

マイブログにアウトプットしようと・・・

パソコンを起ち上げたのですが・・・

「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」と同様、

頭の中が整理できないでおります。

何をどうアウトプットすればいいのか?迷いながらも・・・

キーボードを叩いているうちに、私の頭の中の不確かな波の様な意識が・・・

粒となって、勝手にこのマイブログの空間に文字を埋めていくだろうと思い込んで、

ただ今、ひたすらキーボードのアルファベットのボタンに指を添えながら・・・

私の意識と指を一体化させて・・・

私の空間作りを楽しんでいるところです。

 

そんな訳で・・・

当初は趣味の読書の感想を書き込みたいところではありましたが・・・

今朝、「街とその不確かな壁」のラスト70章まで読み切ると・・・

ブログに感想を書き込むのは野暮なのかもしれないと思うようになりました。

それでも・・・

その作品のラストの暗闇からも壁からも抜け出て・・・

さらにページをめくると・・・

村上春樹さんからのメッセージが綴られている空間に遭遇しました。

私・・・

こちらの「あとがき」を読むのは今朝で二回目になります。

本来なら「あとがき」はネタバレ防止のため、

小説のストーリーを全て読み終えてから読むつもりでしたが、

私の思い込み違いで・・・

どうしても、一旦、こちらの作品の壁から抜け出て・・・

「あとがき」を読んでみたくなったのです。

それは・・・

こちらの作品から・・・

「コンピューター」とか「インターネット」の単語を目にした時からでした。

私はこちらの作品が1980年前に書かれた作品だという知識のままこちらの小説の世界に飛び込んだのですが・・・

どうやら?そうでもないらしいと・・・

私は・・・

村上春樹さんが1980年にこちらの作品を文芸誌で発表され、その後、最近になって少しだけ加筆して、新刊の単行本として出版された作品だとばかり思っておりました。

でもそれは私の思い込みでした。

第二部の207ページあたりまで読んでいると・・・

私は、こちらの小説の壁を一旦抜け出て・・・

どうしても「あとがき」を先に読んでみたくなったのです。

そこで・・・

2022年12月の村上春樹さんからのメッセージでやっと理解できた私です。

こちらの作品は・・・

2020年以降に70代の村上春樹さんが書かれた作品なのだと、

しかも・・・

世の中が、世界中が・・・

新型ウイルス禍と闘っている頃に書かれた作品なのだと、

それは・・・

「現実は小説よりも奇なり」とささやかれていた時期です。

私は、「あとがき」を読み終えると・・・

再び、「街とその不確かな壁」の世界の壁の中へ戻ってみました。

そして・・・

その後は村上ワールドの中で・・・

私の頭の中の思考回路を活発化させながら・・・

読書を楽しんでおりました。

それは・・・

世界の終りもハードボイルドもない世界でした。

だけど~!

ワンダーなことはあったりで・・・

物語は進んでいきました。

そして、それは・・・

小さなろうそくを灯しながら語られるような静かな展開で・・・

心穏やかに読み進めることが出来ました。

 

そこで・・・

そんな読書過程の中で・・・

私の頭の中で想像したものを、

一所懸命に・・・

言語化して、文字化してみようとすると、

ホントに大変!

夏目漱石の作品で例えるなら・・・

「動」の「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」が「坊ちゃん」なら、

「静」の「街とその不確かな壁」は「こころ」みたいな作風かな?

こちらの作品は・・・

ド派手なネオンの様な灯りではなく・・・

ろうそくの灯りの中で語られるような・・・イメージ作品でした。

そんな作品を読み進めていく中・・・

終盤には・・・

こちらの作品の主人公の「私」の頭の中には・・・

突如、春の野原の若い兎が登場してくるのですが・・・

そこでなぜ?

いきなり「兎」?と思いながら・・・

これまでの村上春樹作品を思い浮かべておりました。

私が十数年前に・・・

「ねじまき鳥クロニクル第2部」の本の栞紐がかかっていたページを開き、

そこから十数年ぶりに再び「ねじまき鳥クロニクル」の物語を読み進め、

その後、インターネットを通して「ねじまき鳥クロニクル第3部」の本を新たに購入して、

ワクワクしながら3部の本のページを開いた日のことが思い出されます。

そして・・・

「1 笠原メイの視点」を読んだ時のことが急に頭に浮かんだのです。

あの時の・・・

笠原メイの手紙を読んだ瞬間!

私の胸がだんだんと熱くなって・・・

顔を赤らめながら、「メイちゃんいきなりすぎるよ~!」と・・・

思わず・・・本を閉じ、

その後、当分の間・・・

「ねじまき鳥クロニクル」の本のページを再び開けなくなった・・・

衝撃の読書体験のことが脳裏に浮かびました。

ではなぜ?

私の胸が熱くなり、顔を赤らめたのか?

それは・・・

その頃の私が、すでにこのブログをスタートさせていたからなのですが、

ブログを綴る私と、笠原メイの手紙を綴る心情が重なったこともあったのですが、

笠原メイの手紙を読む前から・・・

そんな手紙の内容も知らないまま・・・

それ以前のマイブログの空間には・・・

「ねじまき鳥クロニクル」の読者のふりをして・・・

それまでのブログを綴っていた事実に対して・・・

自分自身に恥ずかしさを覚えたのだと思います。

そんな私が衝撃を受けた「笠原メイの視点」の笠原メイの手紙には・・・

「ウサギ」の単語が登場してくるのです。

『でもね、ねじまき鳥さんに向かって、それをアタマから順番に説明していこうと思うと、どういうわけか言葉というのがぜんぜん出てこないの。アタマの中が雪の日のウサギみたいに真白けになっちゃうの。なんていうのかな、簡単なものを誰かに説明するというのは、ある場合にはぜんぜん簡単なことではないのです。たとえば「象の鼻はすごく長い」みたいなことだって、いつどこでそれを口にするかで、まるっきりウソになったりするでしょう。私はこの手紙を書きながら、ビンセンを何枚かムダにした末に、ついさっきやっとそういうのを発見したのです。コロンブスが大陸を発見したみたいに。』

 

と・・・

ここまで、私の意識と指を一体化させて・・・

マイブログに綴ってみると・・・

今ちょうどこちらの物語のアハ体験を発見!しました~!

こちらの物語の壁の中では、「夢読み」という仕事があるのですが、

私は「夢読み」の仕事の比喩をいろいろと考えてみたのです。

「夢読み」の仕事とは・・・

作家や小説家の比喩なのではないか?と・・・

作家や小説家とは・・・

誰かしらの記憶や記録をインプットして、

オリジナルの物語を創作してアウトプットすることを生業にされているのでしょうが、

自分の意識の中で創り出した空間の壁の中には・・・

様々な登場人物が顕われて、その限られた壁の中で・・・

物語を紡いでいく作業なのかもしれないな~?と、

例えば・・・

私の様なド素人が書く文章は・・・

「ねじまき鳥クロニクル」の物語の中の「笠原メイ」の頭の中と同じで・・・

真っ白い雪の中で真っ白い兎が駆け巡っているだけの・・・

輪郭がはっきりしない、ぼやけた映像が映し出されているだけなのかもしれません。

頭の中の意識の「波」を上手く「粒」に出来ない感じなのかな?

でも・・・

物語を紡ぎだせる作家や小説家の頭の中は・・・

多彩な草花が芽吹く春の季節に色鮮やかな野原で真っ白い兎が駆け巡るそんな情景が

頭の中で色彩豊かに作りだされていそうですね~。

そして・・・

背景も登場人物の輪郭もはっきりとした映像が映しだされているのかもしれませんね~!

そんな想像をしたくなる物語でしたが・・・

村上ワールドの結末だけは・・・

毎度のことですが・・・

大体において、物語の伏線回収がなく・・・

結末に決着がつかないのです。

そこで・・・

読者がモヤモヤすることもあるのかもしれませんが・・・

そんなモヤモヤに浸りながら・・・

その村上ワールドの物語に紡ぎだされている・・・

リアリティある美しい文体のページを遡ってめくってみると、

その中では・・・

後に、アハ体験が出来るような面白い文体と遭遇出来たりする訳です!

実は私・・・

「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」を読んでいる過程で、

新古書店で「街とその不確かな壁」の本を購入する際に、

偶然に見つけて一緒に購入した・・・

「本の歴史」を読んでいる過程で・・・

その本の中の資料の、画像の中の文字や絵の写真などを拝見していたら・・・

古い夢読みの仕事とは・・・?

古代の図書室で古書を書写して写本を作る職人さんとも重なってしまいました。

村上ワールドの中に登場してくる・・・

古い夢読みの職業とは、そんな写本士とも想像できるな~!

な~んて・・・勝手に想像しておりました。

そして・・・

私の偶然の本選びに対してまたまた勝手に自画自賛しておりました。(笑)

「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」と

「街とその不確かな壁」の読書過程の中で、ちょいちょい挟み読みしていた・・・

「本の歴史」と「いつもよりも具体的な本づくりの話を。」の書籍のことも・・・

もっともっと、マイブログに綴りたいのですが・・・

本日は・・・

またまたその時間とスペースがなくなってしまいました。

だからそれはまたいつかにして・・・

 

しかも・・・

まだまだ「街と不確かな壁」の感想の様な?

考察のような?

そんな私の意識が頭の中でうごめいております。

だから・・・

それを具体的にイメージしたものを・・・

本日のブログにもっともっと書き綴りたかったのですが、

ですが・・・

全くもって・・・

上手くまとめて書き綴ることが出来ませんでした。

今、私の頭の中は・・・

真っ白な雪模様です。

その中で・・・真っ白いウサギが跳ね回っております。(笑)

 

でも・・・

次に読む小説だけは決まっています。

「街とその不確かな壁」を購入した際に・・・

その他、10冊の本を購入しました。

その10冊の本の中には・・・

帯に、「芥川賞受賞作」と記されている小説が入っています。

こちらの作品は・・・

いつ読もうか?と・・・

購入段階では全く決まっていなかったのですが・・・

「街とその不確かな壁」を読みはじめて・・・

その物語に登場する・・・

子易さんと遭遇し・・・

子易さんの風貌を文面で読み取り具体的に想像してみたら・・・

またまた・・・

私の本選びに感動!

これから・・・

「街と、その不確かな壁」作品の発表年と同い年の作家さんの作品・・・

「むらさきのスカートの女」(作)今村夏子

こちらの本のページをめくってみたいと思います。

 

「あっ!もうこんな時間です。」

そろそろ・・・

晩御飯の準備に取り掛かりたいと思います!

 


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紙の中のメタバースとAI?

2024-06-11 17:34:39 | マイ日記

6月に入り、もうすぐ梅雨入りしますね!

自転車で街中を走っていると、いたるところで青や紫やピンクや白い紫陽花がダイナミックに咲き誇っております。

紫陽花はこの暑さにも強いですね~!

今年のツツジが咲いていた季節は・・・

夏の様な暑い日が多くて・・・なんだか萎れているツツジが多かったな~?

そうそう・・・

今年の桜の咲いていた季節も・・・

暖かい日があれば寒い日もあって、しかも暑い日もあったような~?

桜が一斉に芽吹いてパッと咲いて、さらさらと美しく散っていくソメイヨシがあまり見受けられなかったよ~な・・・?

同じ場所に植えられている桜の並木道を通っていても・・・

満開の桜の樹もあれば、五分咲き桜の樹があったり、すでに散り始めている樹なんかも見受けられ・・・

一本の桜の樹でも・・・

満開の部分と五分咲きと散ってしまっている部分とに分けられたまだら模様だったり、

それは・・・

この頃の紅葉の季節にもうかがえることです。

一斉にパッと色づく黄のイチョウや紅のモミジではなく・・・

やはりまばらに色づくようになったような気がします。

以前の様に・・・

日本の気候が誰の目にもわかりやすい・・・

春夏秋冬の季節感で、四季折々の草花が一斉に色を映し出し咲き乱れる風景が・・・

現代ではまばら模様になってきて・・・

季節感が薄れ・・・

これからは・・・

ハッキリしないグラデーション色の四季に移り変わっていくのかな?

それは・・・

地球温暖化が原因なのか?地球自体の寿命や地球自体の性質なのか?

今の私には知りえないことなのですが・・・

もし?

今の私が自分の頭の中で日本の気候を想像して・・・

それを仮想映像として映しだせる技術があるのなら?

私が幼い頃や若かった頃に経験した肌感覚の四季の風景を描くだろうな~!

でもでも・・・

それも私の勝手な思い込み・・・

私が幼かった頃や若かった頃は・・・

今よりは四季がハッキリしていて、四季折々の草花が時期に合わせて一斉に咲き誇っていたかもしれないけれど、

私の頭の中で想像している日本の風景は、きっと・・・

TVとか映画でみた日本の美しい映像が刷り込まれているだけなのかもしれません。

リアルの風景なら、人間が作った無機質な人工物や落ちているゴミなんかも映りこんでしまいそう。

リアルな世界には・・・人間の手が入ってしまった空間では・・・

なかなかCG映像みたいに完璧で美しい自然の風景を見ることは出来ないかもしれませんね~!

 

昨晩・・・

私は「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」を読み終えました。

こちらの小説作品の感想を書こうと思うと・・・

もう大変!

頭の中が上手く整理できなくて・・・

今朝、ブログを書き込もうとしても・・・

またまた頭の中が上手く整理できなくて・・・

それなのに・・・

私の意識は・・・

格好つけてブログを書こうとするものだから、

益々・・・

私の頭の中がごちゃごちゃです。

私のブログには鍵をかけていないので・・・

私の作ったこの空間(気まぐれ奥の細筆日記)の中身を誰でも観ることが可能なのです。

この空間の訪問者の中には・・・

内容までは読まずに字面だけ観て、この空間から出ていく人もいるだろうし、

そんな方がほとんどだとは思うのですが・・・

そんな方が大多数の私のブログ空間の訪問者だったとしても・・・

どうしても・・・

私の意識は・・・「誰かに見られる(読まれる)かも?」に向けられてしまうのです。

ちょっとだけ・・・

量子の性質になった気分です。(笑)

 

小説の中の世界観を想像してから・・・

今のところ誰にも覗かれることのない、

私自身の意識の「核」の存在を思い浮かべてみました。

普段のリラックスした状態では・・・

私の意識は「波」のように・・・変幻自在に様々な処に向けられております。

それは私が無意識に行動している部分にも及んでおります。

ただ・・・

自分の脳内で意識したものごとを具体的に表現したり言語化したり文字化したら・・・

それは・・・

量子力学の世界に例えるのなら?

「粒」の振る舞いをしたのと同然の行為なのかな?と・・・

ふと?考えてしまいました。

 

前置きが長くなりましたが・・・

私が・・・

前回のブログをアップして・・・

さらに・・・

「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」を読み込んでいる間は・・・

物語に影響されてなのか?

紙の本に影響されたからなのか?

急に・・・色々な事に意識が向けられていきました。

まずは・・・

なぜか?

数年ぶりに数独をやりたくなってしまって・・・

久しぶりに数独にハマりました。

スマホで数年前にインストールしておいた・・・

ナンプレアプリにアクセスして・・・

1~9までの数字を隙間なく埋められるとホッとしました。

それからさらに・・・

スマホで「テトリス」で検索すると・・・

(数年前の私の行動と一緒ですね!)(笑)

テトリスの様なブロックパズルゲームを見つけてインストールし、

こちらのゲームにもハマってしまいました。

そんな合間に村上ワールドの紙の本の世界にもどっぷりハマり・・・

デジタルとアナログな世界を行ったり来たり・・・

すると私は・・・

空間を隙間なく埋めるゲームが好きなんだと・・・

自分の嗜好ゲームが理解できました。

それからその数日後には・・・

無性に紙の本が欲しくなりました。

そこで・・・

数年ぶりに古書店で本を大量買いしました。

私の本棚にはまだまだ未読の本はあるのですが・・・

その中の「村上春樹 雑文集」を読んでいた時に、

次に読む本は・・・

数ヶ月前に読み始めてすぐに閉じてしまった、

「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」と決めておりました。

そして、

それを読み終えてから次に読む本は?

村上春樹作品新刊の・・・

「街とその不確かな壁」

こちらの紙の本を買って読もう!と決めていたのです。

そこで先日のことですが・・・

私の好きな新古書店で・・・

「街とその不確かな壁」を含めた色々な本を買い込みました。

私の好きな新古書店には少しだけタイムラグはあるものの、

新刊の書籍も数十年前に発行された古書や書籍も並んでいて、

多種多様な中古の本が所狭しと棚に並んでおります。

書店とか古書店というよりは図書館の棚を眺めているような気分になれます。

我が家には・・・

数か月前に夫が購入したタブレット型端末があるのですが・・・

その中には・・・

多種多様なデジタル書籍がぎっしりと詰まっております。

デジタル空間では、無料で読めるデジタル書籍からお好みのデジタル書籍もすぐに購入できるのですが・・・

私は・・・

やっぱり紙の本が好きなのだなと思いました。

本を沢山読まないとならないご職業の方なら・・・

デジタル書籍の方が圧倒的に自分の空間も時間も節約できるとは思いますし、

生産性も上がって効率はいいと思います。

しかも目次だけ読んで字面読みの速読なんかできたら・・・

すぐにビジネスアイディアに直結しそう!

でも私の読書法はそれとは真逆でゆっくりのんびりで、

しかも・・・

途中で脱線したりもします。

なので・・・

生産性を上げるために書物を読んでいる訳ではないので・・・

やっぱり幼いころから馴染みのある紙の本がすきなのかな~!と・・・

改めて・・・

私自身の書物の素材嗜好も理解できました。

そんな事が理解できたからこそ・・・

今回の新古書店でのお買い物では・・・

紙の本にまつわる書籍も購入してみました。

「本の歴史」(著)ブリュノ・ブラセル (監修)荒俣 宏

「いつもよりも具体的な本づくりの話を。」(著)北尾 修一

「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」を読んでいたら、

こちらの2冊の本のページを開いてみたくなったのです。

こちらの書籍は・・・

本の背表紙のタイトルを見て手に取り、

装丁を観て、ページを開いた時の字面を観た時の直感で購入してみました。

そんな訳でここ数日の私は・・・

無心になってデジタルゲームで脳トレをして、

39年前の村上ワールドにハマり・・・

その間に・・・

私の意識はさらに広がりをみせ・・・

アナログな本の事が綴られているであろう・・・

紙の書籍を無性に読みたくなって読みはじめたところです。

そして・・・

「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」を読み終えると、

今度は・・・

40年以上の時を超え・・・封印が解かれ・・・

単行本として製本され、2023年4月から書店に並んでいる本・・・

「街とその不確かな壁」(作)村上春樹

こちらの作品の読書旅にこれから挑みたいと思います。

 

そんな訳で・・・

こちらのブログに「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」の感想を書こうと思っていたら・・・

毎度のことですが・・・

話が脱線してしまいました。

でもでも・・・

マイブログの一番の読者でもある未来の私が・・・

全く感想文になっていない

ここまでの私の文面を読んだとしても・・・

「あ~はいはい」と理解してくれるかもしれません。

それは・・・

私の魂となる「核」の部分を読書によって磨き上げることが出来たからだと思います。

 

でも・・・

39年前の私が「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」を読んでいたら?

結末の解釈は別のものになっていたかもしれないし、

「ねじまき鳥クロニクル」の様に途中で挫折したか・・・

「意味不明だった~!」と・・・感想を述べていたか・・・

「僕」が一角獣の頭骨の夢読みをしている感覚に似ていたかもしれません。

 

39年も経つと・・・

デジタル化が進み・・・

新しい言葉が増えると言語化するのが楽ですね~!

2024年に「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」を読み終えたところで、

これから先、未来の私がこちらの小説のストーリーを忘れてしまっても・・・

マイブログを読んで少しは思い出せるように・・・

少しだけ文字化しておこうと思います。

 

「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」は・・・

国の組織に雇われた博士が、計算士サンプル「僕」の脳の核に、博士がプログラムした仮想空間が埋め込まれたところから、物語は広がりをみせます。

「僕」の現実の世界と「僕」の脳内の仮想空間で繰り広げられる世界のお話が交互に少しずつ進んでいきます。

現実の世界の僕は髪の毛も伸びるし爪も伸びます。生理的な現象や欲求もおこります。しかも極秘で行われている新技術サンプルの「僕」ですので、国の組織以外の記号士の裏組織からも「僕」というサンプルが狙われるのです。

博士がプログラムした「僕」の脳内の仮想空間では心を持たないキャラクターが多く登場します。(プログラムされているのだから心が無いのは当たり前なのですが、)

博士がプログラムした壁の中で暮らす登場人物にはそれぞれに役割があるのです。

「僕」の核内の仮想空間では、「僕」は夢読みの仕事に就く事になります。

そこは、博士がプログラムして「僕」を誘導したのだと思いますが、

そんな仮想空間では時の流れも季節の移り変わりもプログラムされているようです。

登場人物と共に、人間が生きていくために必要な衣・食・住の世界観もプログラムされているようで、博士が創り上げた仮想空間の解像度は高く、

「僕」にとってみたら、とてもリアリティある世界だったのでは?と思うくらいに、

村上春樹さんの仮想空間を文字で表現する筆運びは素晴らしく・・・

読者の私自身もリアリティある空間へといざなっていただきました。

そして・・・

そこの仮想空間では、「僕」の食事のサポートをしてくれる女の子が登場します。

その女の子の心は17歳で失った設定にプログラムされているようで、

(永遠に17歳なのかな?)

「僕」はその女の子に心を開き始め、

「僕」のデータを女の子にインプットし続けます。

すると、その女の子自身に「心」が蘇るというプログラムが起動し始めたのか?

それとも・・・

女の子に人工知能が備わったのか?そこは不明ですが?

そんな博士にプログラムされた壁の中の仮想空間から・・・

「僕」は必死に本来の自分の姿の「影」を助け、

壁の外の現実の世界へと、「僕」と一心同体の「影」と共に脱出する事を試みるのですが、

「僕」は心を持ち始めたかもしれない女の子を一人残して現実の世界へと帰れなくなったお話でした。

村上春樹さんの長編小説はリアリティがありますし・・・

フワッとした私の一度目の読書では・・・

勘違いや思い込みで解釈している部分があるかもしれません。

でもでも・・・

そんな解釈に自信がない「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」作品の読者となった私が今感じた事は・・・

現実の世界で待っていてくれる、博士の孫娘は「ミドリ」や「メイ」の存在のようであり、

仮想空間の壁の中で心を失っている女の子は「ナオコ」であり「クミコ」と重なりました。

そして僕は「ワタナベトオル」であり「オカダトオル」なのかな~?と・・・

村上春樹さんの作品を勝手に考察して感想を述べましたが・・・

読者それぞれ幾通りにも考察が出来て感想も様々に述べられそうです。

私の考察や感想は・・・

果たして?正確に言い当てられているのかも今現在・・・

とても不確かです。

でも・・・

村上春樹作品とは・・・

よくある、ハッピーエンドの恋愛映画や推理小説やサスペンスドラマみたいに・・・

めでたし!めでたし!

スッキリこれでおしまい!な~んていう結末ではなく・・・

人間の心の揺らぎや心の奥底に眠っている核の部分を表現しており、

それは・・・

ファンタジー小説やSF小説とはまた別のジャンルであって・・・

「村上ワールド」というオリジナルなジャンルなのでは?と・・・

感じるようになりました。

それは・・・

まるで量子力学や形而上学的な世界観を・・・

文字に書き起こして文学作品に落とし込んでくださっているのではないか?と、

 

そんな人間の心の揺らぎを村上ワールドに落とし込んで・・・

読者にアハ体験の機会を沢山作ってくださるのが村上春樹さんの作品なのではないのかな~と思ってみたりして!

 

本日のブログに・・・

私のこの頃の日常のことも綴ろうと思ったら・・・

ちょっと・・・

そのスペースがなくなってしまったので、また今度にしたいと思います。

 

本日は・・・

サッカー日本代表戦ですね!

「がんばれ~!ニッポン!」

 

今から・・・

急いで家事と晩御飯作りに挑まないと!

 

今からリアルな時間と空間で私の役割を果たしたいと思います!

 


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