宮美庵

幸せはいつだって、わたしの中に。

幸せは どんなときも 私の中に・・・

なぜそのとき 電話が来たのか(2)

2016-02-17 14:20:27 | 不思議なできごと

病弱養護学校中学部に勤務していた十数年前のこと。

数か月後にある学校祭の 学年ステージ発表について会議をした。

その場で私は責任者に決まり、

同時に、劇にするか器楽合奏にするか・・・などの大まかな内容を

先生方みんなで考えた。

前年度は別の先生が、

メッセージ性のある劇を創って、素晴らしいステージ発表をした学年だ。

前年に劣らぬものにしたかった。

そして・・・「和太鼓」にしよう!、ということになった。

いろんな困難を抱えた生徒たちが、

力強く太鼓を打って生き生きと輝く姿! を思い浮かべて。

 

が・・・実は、

他の先生方も、そして責任者になった私も、

「指導」どころか、

自分自身の和太鼓経験も ほとんどなかった。

私は、

経験のない、見通しの持てない企画をしなければならなくなったのだった。

 

まぁどうにかなるさ・・・なるのかなぁ??? と、

ちょっと不安になりながら会議の席を立って、すぐのこと・・・

 

私に電話が入った。

電話に出た私は

「えぇ~!!!????どうして? どうして今、電話してきたのぉ~????」

と叫んだ・・・ような気がする。

電話の主は、

それよりさらに十数年前、

中学校勤務をしていたときに担任をしていた教え子A君だった。

当時、教育関係の出版物の営業をしていた関係で私の勤務先を知り、

懐かしくなって(半分営業もあって?)なんとなく電話してみたと言う。

昔の卒業生から電話が来るなんて、初めてだった・・・

そしてそのA君は・・・なんと、

中学生の頃から「和太鼓奏者」だったのだ。

 

あまりのタイミングに驚きつつ、ほんの数分前に決まったことをA君に話し、

協力をお願いした。

当時、会社勤めをしながら和太鼓を職業とすることを目指していたA君は

快く協力を約束してくれた。

 

それからはとんとん拍子。

「聞き栄えも見栄えもする和太鼓の曲を作って~」

という私のわがままに応えてくれて、

私たち教師に和太鼓の打ち方を教えてくれて、

忙しい中、生徒に模範演奏も見せに来てくれた。

 

40分間という長時間が割り当てられていたので、

和太鼓だけではなく、ダンスや詩の朗読も入れて

「地球の詩」という出し物にしたので、

A君のイメージとは違ったかもしれないのだけれど・・・。

でも、彼のおかげでとてもスムーズに企画や練習が進み、

そして生徒が生き生きと輝くステージになったのだった。

 

あのときのA君からの電話・・・

今思い出しても、あり得ないタイミングで、不思議でしかたがない。

そしてやっぱり 

とってもありがたいできごとだった・・・

 

現在A君は、プロの和太鼓奏者として、様々なイベントで活躍しており、

指導もしている。なぜか時々、思いがけず会うご縁も、続いている

 

                  

 

不思議なお話のおまけ・・・

そういえば、ブログを始めたばかりの頃にも、

電話ではないのだけれど、

とっても不思議な出会い(4/22 & 4/23のブログ)があったので、

よければ覗いてみてください。

やはり、こんなことってあるの!?という体験です。

 

人生は 不思議で 面白い・・・

  

コメント (7)
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