落ち着かない展開に気持ちと時間が占領されているうちに、
いつの間にか季節は進んでいた。
数日前にやっと、わずかな時間を見つけて、起こしてあった土に肥料を混ぜ込んだ。
ふと気づくと、背丈の伸びた蕗の薹の周囲に、葉を広げた蕗がすでにたくさん広がっている。
もうこんなに!
チューリップの周囲の蕗だけ、成長するのを遠慮してもらって、
映画『植物図鑑』で出てきて美味しそうだった混ぜご飯になってもらった。
蕗の香りが ほわっと漂った。
今年こそ、生藍染をし、種もしっかり採れるように、
早めに藍の種をポットに蒔こうと思っていたのが、
ようやくおとつい実行に移せて、
几帳面な父に、しばらくお世話してもらおうと、実家の日当りのいい場所に預けてきた。
実家用のサラダ野菜の種も蒔いた。
我が家の庭の黒スグリも、いつの間にか青々とし、蕾までつけている。
もう卒業していたと勝手に思っていた、
組織の一人としての自分の在り方や、人との接し方について、
実は私は全く卒業なんてしていなくて、
まだまだ謙虚に学び続けなければならないことを、
つくづく感じさせられる今日この頃。
認知症状が進行中の母の対応に、父が再び苦慮して辛がっていたので、
夕方また、実家へ駆けつけた。
母も「私、おかしくなってしまったのかな?・・」
と不安定になっていた。
でも、私が始めた世間話に、母はじっくり耳を傾け、
最後に言った。
「人間って、本当に面白いね~」と。そして愛おしむような表情で優しく笑った。
そうなのだ。
人間って面白いね~生きるのって面白いね~って、優しく笑いながら、
未熟な自分のことも、やっぱり優しく笑いながら、
明日からまた、
肩の力を抜いて、学びましょ。
ちょっぴり疲れたけれど、
なんだか一山越えた気がしたら、日付が変わっていた!
目が覚めたら、再び明るい心でいられるように・・・おやすみなさい・・・!
一昨日からの寒波で、昨日は吹雪。
今朝もまだ畑が真っ白でした。
が・・・ほんの2、3時間で、ほらこの通り~
太陽のお陰です
私の心も一昨日吹雪に見舞われ、辛い時間を過ごしました。
でもお友達のお陰で心に積った冷たいものがかなり溶け、
ちょっと頑張って乗り越えて、
今日は晴れ晴れです
ありがとう・・・Tちゃん。
自分の心の底には、
忘れていた地雷みたいなものがまだ残っていて、
何かのきっかけで小爆発。
そんなこともあるんだなぁ。まだまだ未熟だなぁと痛感いたしました。
あんまり人に相談することはないのだけれど、
聞いてくれてるお友達がいることのありがたみを、今回は強く感じました。
「聞こうとしてくれる」それってすごく大きな力。太陽のパワーを注がれるに匹敵するものだと思う。
だから私も、聞こうとし、心を傾けられるようでいなくては・・・
そういえば今朝、雪の上でなにやら必死に動く姿が・・・
今冬の重い雪で折れてしまった枝を、一生懸命つついている影。
あぁ、カラスさん!巣作り材料集めの時期なのですね~
でも枝が大きすぎて、苦労していました。
あんまり手こずってるので、なんとかしてやりたくて思わず近づくと、
ひょいと高いところに移動したけれど逃げません。
それでポキポキ枝を小さく折って、持っていって良いよ~
とその場を離れると、
また降りてきて、一枝くわえて持っていきました。
でも小さい枝じゃなく、一番大きいのを。
あら?もしかして、私が折ったのじゃない枝?
人間の助けなんて借りないよ~って思ったかもしれませんね~
野生の生き物は強し!
さて、今日も実家です。
連日のように行っていますが、車で10分もかからないのでありがたいのです。
わざわざ近くに住んだわけじゃなく、
30年以上前、父が買ってあった土地と、
結婚することになった人の実家が、偶然近くだったのですから、
これは天の計らい、でしょうね
二人とも風邪ひきさんでちょっと心配ですが、
朝作ったおかずを持って、行ってきま~す。
晴れた空が気持ちの良い朝です!
(父が生けた実家の福寿草)
昨日は久しぶりに、実家に行かず他に用もない貴重な1日!
しかも、強風の今日と違って、青空の広がる気持ちの良いお天気
実はこのところ体調は良くない日が続いているけれど、
どうしても我慢できずに雪がすっかり溶けた畑へ!
去年よりずっと早く、土に起きてもらった のでした。
ちょっぴり錆びた剣先スコップに右足をかけ、ぐっと体重をかけて固まっている土を返す。
冬の間、深い雪の下で眠っていた畑の土に、
「春だよ~、起きてね~」と心の中で呼びかけながら、春の空気を含ませる。
返した土の中から、元気なミミズさんたちが姿を現し、大慌てでまた土の中へ潜っていく。
「今年もよろしくね~毎年良い土を作ってくれてありがとね~」
とってもちっぽけな畑なのに、
荒く起こしただけなのに、
途中でやめずに起こし終えた満足感!
と共に・・・
腰も股関節も悪化~
バカな私。
痛みと今後への不安を抱えながら、
「番屋の湯」へ走ったのでした
それでも体の状況をみつつ、
今年も土と触れ合って、野菜たちを育てるのを楽しみたい!
もちろん食べるのも~!
ふと気づくと、60歳になってすでに6日も経過!
時間の経つのが本当に早いもっともっと大切に過ごさねば・・・
さて・・・公開するのを後悔しそうなブログですが・・・
誰の役にも立たなくても、自分の日記なのでお許しを。
4日の夜は久しぶりに実家に泊まりました。
父が「どうしてもお前にワインを飲ませたいんだ」と言うので。
一緒に飲みたかったんでしょうね
お寿司のことで、数日前から三人でしばし「もめた」のは、ほほえましい部類の我が家のごたごた
当日夕方、父が自転車で出かけて、嬉しそうに買ってきたのは、
「三つ星」(という苫小牧本店の昔からあるお菓子屋さん)の、バタークリームのケーキ。
きっとずっと後で、懐かしく思い出すだろうなぁと思う、平和な夜でした。
さて、翌日も嬉しいことが
実家から帰ると、玄関のドアノブに・・・
福袋みたいに、中には可愛くってハッピーな気持ちになれるものがたくさん
両親と過ごすとどうしても切ない気分で帰ってくるのですが、
素敵なセレクトとあったかいお手紙に、とても気持ちが救われたのでした。
ありがとう~
去年お友達になった彼女は、「小学生低学年で初めてお友達が出来たとき」のような、
胸の奥からドキドキ嬉しくなるような気持ちにさせてくれます。
こんな年なのに、我ながら不思議で、楽しい
さて、今日もまた実家です。今朝作ったサラダ持参します。
スプーンで食べるので見えない母にも食べやすい、ビタミンたっぷりサラダです
見学したディサービスが良さそうなので、
今週から週1回通うことになった母。
勉強したせいで、母への対応の仕方が上手になってきた父。
前より少し落ち着いてきたような気のする実家です。
油断はなりませんが
50代とさよならし、暦の新しいサイクルが始まった朝
やっぱりちょっとショックな気持ちもないわけじゃないけれど。
でも友人が言ってくれたように、
「今日まで生きてこられたことに感謝」し、
「私らしく」暮らしていきましょう
今朝は神宮へ行くことにしていました。
まずは水垢離ならぬお湯垢離で身を清め、それから朝ご飯。
自家製蕗の薹味噌とハスカップの塩漬けを入れた雑穀粥を、
手作りの食器でいただきました。
器は大好きな「ちいさなうつわや ありすcafe」さんのもの。
スプーンは愛するお友達の力作。
以前、木工芸のプロの方が、スプーンの曲線を出すのはとても難しいとおっしゃっていたのを思い出し、
このいただいたスプーンの持ち心地の良い、そして美しい曲線にびっくりし、大感激!
とっても手間がかかった、この上ない贈り物・・・
しかも箱も封筒も切手もテープも、何から何まで気が行き届いていて・・感謝しかありません
ほんとうにありがとう~
身も心も温まってから、
まだ雪の残る引き締まった空気の、誰もいない境内で、
還暦を迎えた感謝を捧げて参りました
赤い帽子をかぶっていきました。
今朝4時半にプリンターの音で目が覚めて居間へ行くと、
レポートを印刷している今日から看護大3年の長男がいました。
印刷が終わると自分の部屋から持ってきて手渡してくれたのが、この赤い帽子。
嬉しくて早速参拝にかぶっていったのでした
昨日は千葉の弟夫婦から・・・
明日から早速、オカリナと楽譜を入れて講習に持っていきます
切ないことも多く、未来に何の希望もない、なんて言ってしまう最近の私ですが、
そんなこと言っていないで、
しっかり生きようと改めて思う今朝でした。
今日は、私がもっとも感謝すべき両親と過ごします。
そろそろ出かけましょう・・・明るい気持ちを持って。
母はどんどん記憶や認知の混乱が増し、
気持ちが不安定になることも多く、
ずっと一緒に過ごす父の精神状態も、かなり心配な状況になっています。
はっきりしているのは、父自身のためにも、
母の心の「安心」「安定」が大切だということ。
記憶違いや人物誤認に決して苛立たずに、穏やかに心を寄り添わせる・・・
生真面目で頭がそんなに柔らかくはない父には、大変なことだと思います。
プライドもあるせいか、私が、母への対応法を説明しても、
なかなか落ち着いて聞いてくれないので、
認知症の家族への対応法の本を買って実家に置くようにしました。
父は一生懸命読んだようで、それからは、
努めて優しく穏やかな言葉がけをしようとしているのが伝わります。
それでも母が元通りに回復するわけではなく、
昨夜も不安定になって泣き出したと、母に聞こえないように私に訴えてきました。
私はもう、「お父さんはこうしなきゃ!」と言ったりせず、
認知症ではない父に対しても、母へと同様に、
受け止めて「心の安定第一」にすることが必要なのでした。
私が実家にいる時間は、数週間前の何倍にもなりました.
父は、私にいてほしがっている気配・・・
でも・・・・
まだ、実家に住み込むのは先にしようと思います。
母を支えることは、負担も多いけれど、唯一の父の「心の張り」にもなっていると思うから。
いえ、正直に言うとそれ以上に、
「私が」まだ、自分の時間を手放せないから・・・。
実家でずっと過ごす決心はつかないのでした。
そんなわけで、息抜きできない父には申し訳ないけれど、
私はちょっぴり心癒す旅・・してきました。
今まで見た中で一番綺麗に感じた洞爺湖・・・
本当は羊蹄山の写真も撮りたかったけれど、残念ながらお天気が
もっとも、写真を一番見せたい相手である「羊蹄山を見ながら育った」母には、
もう写真を見られる視力が残っていないのですけれど・・・。
それでも、羊蹄の湧水を使って作られたお豆腐やわらび餅のお土産を、
とても喜んでもらえたので、
後ろめたさもちょっぴり軽減したのでした
未来に明るい希望はないけれど、
現在の一瞬一瞬を 大切に 明るく過ごせるような自分でいなければ・・・
父にも母にも、心穏やかに 楽しく過ごせるよういろいろ考えなくては・・・
と思う今日この頃です。
明後日は、三人でディサービスの見学に行きます。
視覚障害のある母が、安心して楽しく過ごせる場所だとよいのですけれど・・・