本当は美味しそうなケーキ屋さんを目指していたのです。
でも途中で今日は営業していないことを知り、
友人の提案で朝里ダムへ行くことにしたのでした。「お団子より花」?
朝里ダム湖へは、ループ橋を走って上っていきます。写真、撮ればよかった。
で、ダム湖の周囲は遊歩道などあって、季節の風景を楽しむことができます。
今日は・・・太陽の力強い光を受けて、黄葉が輝いていました。
桜の葉のグラデーション。
ナナカマドの明るさ。
対岸のような、落ち着いた色も好きです。
目にする風景も美しいけれど、写真に撮れない「秋の音」も好き。
それは木々の葉の音・・・
夏の音とは違っているのは、葉っぱたちが水分をなくしているからなのでしょう。
サラサラ、シャラシャラと鳴っていました。
これだけで帰ってくればよかったのですが・・・
やっぱり行ってしまいました。
全然「秋」のあじわいじゃないけれど・・・
望洋台のcafe「ちょこっと」さんで。
おまけ。
ついでに「秋の味覚」を。今日友人にもお裾分けしたので。
本当は「いくら」にしたかったけれど、不漁で驚く高値。
それで、同じ魚卵でも見た目も味も格下の感のあるこれ。
「かじか」の子の醤油漬けです。
プチプチ感がよいのです安価で庶民のごちそう~。
話題が脱線したようですが・・・
いろいろありはしたけれど・・・
今年の紅葉もたくさん味わえて、
今日もしあわせ。感謝感謝・・・
母方の祖母は、倶知安の高校に赴任する祖父と共に、
関東の実家から遠く離れた北海道に移り住み、
小柄なのに子どもを8人も産み育てました。
お味噌汁のことを「おつけ」、トイレのことは「ごふじょう(ご不浄)」と言っていたのが、
子どものときの私には印象的でした。
クラッシック音楽が好きで、
家事をしながら、いつも品良く鼻歌を歌っているような、
明るくて邪気のない、いくつになっても可愛い人でした。
先日実家で、その祖母の日記帳と小さなスケッチブックが遺っているのを知りました。
日記帳には、母が生まれた年の1年間が几帳面に綴られていました。
が、祖母はとても達筆だったので、あまり読みとれず・・・
出産後少しの間、祖父の文字で記録された部分だけは、
読むことができ、興味深いものがありました。
そして小さなスケッチブックには、
祖母の絵が。
せっかくなのでここに残しておきたいと思います。
いろいろ好きなこと、したいことがあったはずですが、
自分を発揮する場所はおそらく家庭の中だけだっただろう専業主婦一筋の祖母でした。
家事・育児の忙しい合間に、楽しんで描いていたのでしょうか。
今日は午前11時近くに、
電話をしてから実家へ行くことにしてあった。
卓球教室から帰宅し、家に入る前に車の中で電話をかけた。
シャワーを浴びてから行くので少し遅れるよと言うつもりで。
呼び出し音が鳴る。
いつもなら、4、5回で母が出る。
が・・・珍しくなかなか出ない。
呼び出し音を聞きながら、私は車を出て家の鍵を開け、階段を上って居間へ入る。
が・・・呼び出し音だけが鳴り続ける。
電話をあきらめて、私は大急ぎで着替え、再び車に乗って実家へ急いだ。
運転しながら頭の中ではいろんな思いが駆け巡る。
(お天気がいいから二人でお散歩に出かけた?いや、そんなことは最近全くしなくなっている。)
(私と買い物に行くことを忘れて、歩いて買い物へ行った?いや、そうなら父は必ず留守電設定にしていくはずだ。)
(昨夜も、寝る時間が近づくと、母の認知症状に対する父の忍耐力が落ちて険悪な状況になり、
何度も電話で対応しなければならなかった・・・もしや父の限界を越えて、とんでもないことになっているのでは・・・)
(二人とも倒れているのかもしれない・・・)
(5年前のあの朝も、この先にいったい何が私を待っているのだろうと思いながら車を走らせたなぁ・・・
あのときには、あのひとと連絡の取れないことに、何一つ希望のようなものは浮かばず、少しずつ覚悟をしながらも、
心臓がごとごとと鳴り続けていたなぁ・・。)
(マリーナの人が気を利かせて今は対面しない方がいいと言ってくれて、私は素直にそれに従って、もう生きてはいないあのひとの辛い姿を、
その時は目にすることなく、きれいに整えてもらってから対面したのだったなぁ・・・)
(でも今日万が一、父と母が悲惨な状態で倒れていたとしても、私は冷静に対応しよう、私はしっかりしなければならないんだ。)
(私は今、やはり大変な事態に直面しているのだろうか・・・?)
そんな7分間を過ごし、実家に着くと、
私が行く前にいつもは父が少し開けている車庫のシャッターが、
ぴったり閉じられている。
心を落ち着けながら、いつものようにベランダの出入り口へ回った。
すると・・・
ソファに座っている父の姿が、まず見えた。
ベランダのカギは開いていた。
あぁよかった!!何事もなかった穏やかな二人がそこにいたのだった。
ほっとしながら、電話に出なかったことを言うと、電話など来ないという。
その場で携帯からかけてみると、なるほど、鳴らない。
最近機械に弱くなった父が、着信拒否の設定に間違ってしてしまったのかと思ったが、
受話器を取ってみると・・・あらら、ツー という音が全くしない。
すぐに壁際を確かめると、なんだ!コネクターが外れていたのだった。
なぜ外れたのか・・・それは、二人とも全くわからないと言う。昨夜は普通に通じていたのだし。
謎は謎のまま。
いつものように保存できるおかず数品と夕食を母と一緒に作り、
明日の母のデイサービスの準備をし、
帰ってきたのだった。
? ?
こうしてこれを打ってるうちに、夜の電話をかける時間になっていることに気づき、
たった今電話した。無事受話器の向こうで母の声。
いつものように
「パパは宴会に行って、まだ帰ってこないの。おじいちゃんがいるよ」と母。
「何言ってるんだ!おれはここにいる!」と電話の向こうで父の声。
でも今日は昼間実家で、不思議な解決法を発見したのだった。
「さぁ、お母さんにクイズを出しますよ~!今そこにいるのは・・・
1番、〇〇〇〇さん(おじいちゃんの名前) 2番、〇〇〇〇さん(弟の名前) 3番、〇〇〇〇さん(父の名)
さぁ、正解は何番?!」
すると母は「何言ってるの~。3番に決まってるでしょ!」
「ピンポンピンポン!大正解~!」
「なにやってるの~(笑)パパがいるにきまってるでしょ。へんなの~」
今日は何度もこれで人物誤認から復活している母。当分この作戦で行けるかなぁ~
今日だけだろうか。。。
でもとりあえず、今日も二人は平和に眠ることが出来るだろう。
私もね。
めでたしめでたし。
週に半日だった母のデイサービスを増やしました。
「歌えるところを」、とケアマネさんに探していただき、できて間もない別のデイサービスを教えていただきました。
一人で見学に行った私は、母に聞かずとも母にぴったり!と感じ、すぐ契約を決めました。
初日、母はちょっと緊張していました。
で、お迎えに来て下さったWさんのお言葉に甘えて、私まで付き添って、また行っちゃいました。
なんて・・・母が心配というよりも・・・実は見学して楽しかったから
そのデイサービスは個人病院が行っており、病院の2階でとても明るくきれいなフロア。
スタッフさんは介護だけじゃなく看護のプロも複数いらして、
しかもお一人は看護主任さんでありケアマネさんであり、音楽科を出た、もとは義務教育の先生!
送迎までして下さり・・・しかも美人
「運動」の時間は、
初日だったので、いろいろ測定や検査をやりました。
柔軟性を調べたり、30秒間で何回立ったり座ったりができるかを測ったり、
長い紐に短い紐を何本結べるか、のような手先の検査も。
母は紐結びが、とてもスムーズに15本もできていました。
次回からは、今日の結果から立てられた計画に基づいて、
機能訓練のようなことをマンツーマンでやってくださいます。
「音楽」の時間は、本当は?音楽療法の時間です。
まず看護主任であるWさんが、ハイクラスの?グランドピアノを弾いてくれました。
バッハの「プレリュード」そしてヘンデルの「オンブラ・マイ・フ」。
「いい音だね~」「上手だわ~」と母は感心し楽しんでいました。
間近でピアノを聴くのは久しぶりなはず。
デイサービスと思えない、とっても優雅な雰囲気でした~。
それから「ぱたから体操」
「パパパパパ~、タタタタタ~、カカカカカ~、ラララララ~」
発声練習みたいで、コーラスをしていた母は、張り切ってやっていましたが、
後で調べたら「口腔機能訓練」のようです!一石二鳥。さすがです!
それからピアノに合わせて秋の唱歌や童謡を歌いました。
スタッフさんも入って一緒に歌ってくださってました。
歌集が用意されており、
隣で先導して歌詞を言ってあげる方法であれば、見えない母もしっかり歌うことができます。
その日は私がしましたが、次回からはスタッフさんが先導して言って下さるそうなので、
たいへんありがたいです。
ピアノや歌の合間には、作曲者や曲にまつわるお話や歌詞のクイズも入り、
歌い疲れることもないゆったりしたテンポで、楽しく進められていました。
もう1人の通所者さんは89歳の男性。
Wさんがお願いすると、ハーモニカを吹いてくださいました。
「故郷」「たき火」・・・ちゃんとメロディーに和音伴奏も付けた本格的な吹き方で、
息切れもせず、とってもお上手でした
3時間目はおしゃべりタイム。
テーブルを囲んでお茶を飲みながらお話をしました。
若いスタッフさんが準備してくださった簡単なゲームも。
ストローを使って、ペットボトルのキャップを吹き、くじで引いた色の陣地の中に、何回で入れられるか、
というゲーム・・・吹く力の訓練になりそう。
母も一生懸命吹いてました
出されたお茶は、cafeのようなメニューから選びました。
母は「ショコララテ」!コーヒーゼリーもついています。
バックにはクラッシック音楽が流れ、またまた優雅な雰囲気。
スタッフさんみんなで、お子さんの話なども交えてホットな会話が続きます。
母も少し慣れて、昔の嗜みだったお琴を習った話(足がしびれるのが辛かったとか)や、
ピアノや焼き物の話など、
いろいろおしゃべりしました
ふつうは、家に帰ると何もかも忘れる母ですが、
このデイサービスのことは、「あそこは質がいい感じがしたよ」「あそこなら行ってもいいわ」と、
やはりお気に入りになったようです。
開設して4か月くらいのところなので、母の行く曜日は、まだ3人しか通う人がいません。
3人だけなんてもったいない!みんなに教えたくなる上質の、素敵なデイサービスです。私も通いたい。
12月には患者さんや通所者さん対象に?クリスマスコンサートでゴスペルが聴けるとのこと。
母と二人で予約しました。
デイサービス週2回、
母が毎回楽しみに行ってくれるといいなぁ・・・
そうしたら父も、
安心して一人のんびり過ごす時間が増えるので、
お互いにとって良い時間になるはずですから・・・
折しもカリフォルニアの大火事が報道されているさなか・・・
何事もなく無事に収穫を迎えることができるのも、
それを享受できるのも、
本当に貴重で、ありがたいことなのだ、とあらためて思いながら、
美しい秋を心にもカメラにも収めてきました。
土曜、日曜の小さな旅のお裾分け・・・
鶴沼のワイン用の葡萄畑です。
葡萄畑から見渡せる町も、
秋の穏やかな陽射しの中にあり、
眺めているとかけがえのない平和への感謝が湧いてきました。
もう一つ・・・日本の秋の情景を・・・
無事に収穫を迎えられて、
農家の方たちの1年のご苦労が報われるときがちゃんとやってきて、
私たちの食卓も潤わせていただけること、
に、感謝の祈りを忘れないようにしたい・・・
明日も平和で穏やかでありますように・・・
私たちの心の中も、ね。
父の妹である大好きな叔母たちが招いてくれたので、
穏やかなお天気の今日、母を乗せて千歳へ行きました。
途中、紅葉した木々の色が、
緑内障の母の目にもぼんやりとだけれど感じられたようでした。
仲良し姉妹で、二人とも保育園長だった叔母たちは、それぞれいろんな苦労を乗り越えてきて、
とても善良であったかくてそして働き者。
おじゃました吟ちゃんのお家は明るくて木の温もりに溢れていて、わたしの憧れのお家です。
保育職退職後に、
リフレクソロジーの資格や調理師免許を取った叔母は、
近くのレストランの歌声カフェで、
ボランティアで、ランチを作るお手伝いや足裏マッサージをしているそう。
本日の昼食~
叔父が育てたカボチャのサラダには、いろんな食感を楽しめる具が隠れていました
洋風の茶碗蒸し。野菜たっぷりのビーフン。ジャガイモのお団子がモチモチのスープ。
豚丼も、みりんとお醤油をコトコト長時間煮詰めた自家製のたれがすごく美味。
大根のお漬け物は、白いのとハスカップの塩漬けで漬けたピンクのとで、きれい!
楽しくおしゃべりしながら、母も私も、完食~
食事の後、もう1人の叔母ままちゃんが手渡してくれたのは・・・
可愛いプログラム
母のための「ミニコンサート」の始まりです。
仲良し姉妹のハーモニカデュオは、
老人介護施設でも、ボランティア演奏活動中~
二人の人柄がこもった、とても優しい音色です。
私もオカリナで参加。
うふ。母も歌い出しました。母はハモってる~
叔母たちが子どもの頃、
長兄である私の父と、次男である亡くなった叔父が、
二人でハーモニカを吹いていたという話もしてくれました。
ちょっと意外でなんだか嬉しい・・・そうか~父も・・・
とっても楽しいひととき・・・またしたいなぁ~母のためのミニコンサート!
そこに父も加わったらなぁ・・・
お土産もたくさんもらってきました
吟ちゃんの旦那様である叔父丹精のカボチャは、農家?直売所?と思うほど、車庫に何十個もあってびっくり。
しかも大きくて立派~!どれだけの手間と時間がかかっているのでしょう。
美味しくお料理しなくては
もらってきたのは雪化粧です。
瓶の中は、もう1人の叔母ままちゃんが梅干しとハスカップを漬けたもの。
とっても美味しいのです!
そして・・・夕食セット
帰ってからの夕食が楽なようにとの心遣い・・・さすがままちゃんです!
ハスカップ梅干しも一緒に、さきほど美味しくありがたくいただきました
母は家にいるときよりずっとしっかりと、楽しそうにおしゃべりをし、
帰りの車の中でもいつものように、「楽しかったね~!」
「二人とも本当に善い人たちだよね。パパの姉妹はみんな本当に善いヒトばかりで私は幸せだわ。」
と繰り返していました
二人の叔母のお陰で、
母も私もほんとうに心温かな、楽しい一日を過ごすことができました。
ままちゃん、吟ちゃん、ありがとうございました~
感謝感謝・・・
おまけ。
毎日母の人物誤認症状に悩まされている父は、今日は一人でのんびり過ごすぞと、
朝はなんだか嬉しそうでしたが・・・・
夕方私の車が実家に近づいたときには、
父はすでに外に立って、待っていたのでした
大好きなおそば屋さんで新そばをシンプルにいただく。
角の立ったきりりとしたおそばは、たぐると甘い香り。
お店を出た午後1時半でこの状況~
味覚の秋の後は、お気に入りの公園へ。
色づき始めた木々・・・
散りゆく先の地面は、しっとりした緑の苔・・・
モノトーンの世界になる前の 命の彩り。
燃え立つ紅葉・・・
穏やかな秋の香りを 楽しんだひとときでした。
最低気温が8度以下になると、紅葉がピークになると、管理している方が教えてくれました。
あと2、3週間後かな~