宮美庵

幸せはいつだって、わたしの中に。

幸せは どんなときも 私の中に・・・

花さき山台本の お問い合わせを下さった方へ

2019-07-15 18:51:43 | 台本 

最近花さき山の台本について、

お二人の先生から送付希望のメッセージをいただいたので、

すぐに返信したのですが、

届いていませんでしょうか?

迷惑メール等に入ってしまうことがあるようなので、

確認いただけますか?

よろしくお願いいたします🙇‍♀️

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群読劇「花さき山」 台本送付可能です

2014-11-16 21:16:17 | 台本 

3月まで勤務していた高等支援学校の学校祭に行ってきました。

昨夜遅かったため、アルコールが抜けきった時間に出発

卒業生を始め、何人もの懐かしい顔に出会えて、嬉しいひととき・・・

でもゆっくりしている時間がなく、

一番観たかったステージ発表会場へ急ぎました。

 

すべて観たかったのですが、

3学年の合唱から・・・。

すぐに、子どもたちの歌声、歌う姿にうるうるしてしまいました。

1学年のダンスは、みなリズム感抜群で、みんなスカウトされちゃいそう

 

そして、今回大注目の、2学年の演目・・・「花咲き山」の群読劇です。

わぁ、切り絵は生徒たちが作ったとか。上手です。

しかも、ステージ横上方に、くっきりと映し出され、効果的~!

 

「花さき山」は、斎藤隆介さん作、滝平二郎さん画のコンビで、何冊も出ている絵本の中の1つ。

思えば大学生の頃、「ベロ出しチョンマ」やこの「花さき山」「八郎」「三コ」「モチモチの木」が大好きで、

影響されて、真似にもならない下手~なお話を書いたこともあります。

だから、なおさらとても楽しみにしていました。

でも、群読を効果的に、ステージの演目に仕上げる難しさも、多少はわかっているつもりです。

 

和太鼓担当の生徒たちが力強くリズムを打ちならして、

物語の始まりの雰囲気を作りだし・・・

朗読担当の生徒たちが登場します。

左右に分かれたひな壇に、みんなとても良い姿勢で座っています。よしよし。

おお、黒い台本。

そして、中央にステンドグラス風の切り絵の背景。

この左上の壁面に、先ほどのような生徒の切り絵が投影されています。

とても見栄えのする配置です。

スポットライトを浴びて、たくさん練習しただろう明瞭な声で、上手に朗読する生徒たち。

背景の花が浮かび上がり、幻想的な雰囲気も作りだされ、とてもきれい

う~ん、この何枚もの切り絵・・・、しかもとっても細かなところまで上手に作られていて、

苦労がしのばれます・・・生徒の、そして指導者の。

どんなに上手でも、朗読が長い時間続くと、観客はどうしてもあき始めます。

でも、さすがです!

とても良いタイミングで、お話の中のお祭りを表現した演舞が入りました!

和太鼓も再び登場。

にぎやかな盛り上がりです。いや~うまいわ。

あぁ、旗も、衣装も、なるほど~!(ひとりにっこり)

群読の担当さんたちは、ちゃんと黒い台本で隠れています。いいねいいね!

そしてふたたび、ストーリーが進みます。

主人公あやは、花さき山に、自分の花が咲いていることを知ります。

妹のために我慢をした優しい気持ちが咲かせた花。

切り絵にも色が入り始めました・・・!いいね~。

 

さて・・・ここが斎藤隆介さんの面白いところなのですが、

「花さき山」には、他の絵本作品の主人公である「八郎」や「三コ」のことも、

ちらりと(だと思ったのですが)出てくるのです。

それを、このステージでは膨らませて、

二人が生き生きと登場します!

村人や小さな子供のために、

わが身を投げ出し

村を飲み込もうとする海を鎮める八郎。

おお、舞台照明が変わり、

海がブルーにライトアップされた布で表現され、観客をひきつけています。

これも素晴らしい!

八郎と同じく、村人のためにわが身を投げ出し、

山火事を鎮める三コ・・・。

今度は赤の照明。切り絵の炎の赤も効果的~

 

(これは道徳的な 「自己犠牲」のお話?三コも八郎も、人のために尽くしたのに、

結局本人は死んでしまうなんて・・・ちょっとひどい。かわいそう。)

大好きながらも、若~い時は、そう思って悲しんで読んでいました。

でも今は違うなぁ。

今まさに、海に沈まんとする大男の八郎が、泣いている男の子に叫びます。

「わかったぁ!おらが、なしていままで、おっきくおっきくなりたかったか!

おらは、こうしておっきくおっきくなって、

こうして、みんなのためになりたかったなだ、んでねが、わらしこ!」

・・・犠牲ではないんですね。

八郎は、人のために自分を生かすことが、自分の生きる使命、生きる喜びであると気づいたのです。

それは、その時まさに、生の意味を見いだせたということ。

こんな充足した最期はありません。

あぁ、「塩狩峠」まで思いだしてしまいます。あれは、婚約者はどうなるんだ~!と言いたくなりますが、

八郎も三コも、(たぶん)家族や婚約者など出てこないから、すっきりです。

話がそれましたが・・・

とにかくそんなわけで、

八郎の、人並み外れた体の成長は、魂の成長の象徴であったと思わせる、

この重要なセリフ・・・!

「花さき山」には出てこないこのセリフを、

ここに盛り込んだ台本制作者よ、あっぱれ!!!

と私は叫びたかった!ので、今ここで・・・

 

あ、なにやら先ほどまで黒一色だった台本の前面に・・・!

花さき山の「あの花」が咲いているではありませんか。

朗読する生徒たちの心にも、こんな花のともしびが、灯ったかのようです・・・

素晴らしい!

かくして・・・誰も知らないこの世の秘密・・・

人知れず善いことをした者には、花さき山に美しい花が咲く・・・

言い換えると、誰にも気づかれなくても、総ては必ず天の知るところとなる・・・

ということを知ったあやは、素敵な大人に成長するでしょうし、

八郎に助けられた村の子どもは、八郎のような心の大人を目指して生きるようになる・・・

ということで、

本当にメッセージ性のあるお話なのでした。

そして、それを、

素晴らしい構成の群読劇に仕上げています!

めりはりあって、よかった~!生徒も上手でした~!

 

近くで見ていた卒業生のT君が、ステージが終わるなり私の方を見て、

「いや~うまかったですね!いい劇でした!」と感動を伝えてくれました

 

他の発表もそうですが、

こんな素晴らしいステージ発表が出来上がるまでには、

関係者以外にはわからない、

数カ月にも及ぶ先生方の努力の数々があります。

生徒を輝かせることができる企画を生み出さなければならない。

練習計画を綿密に立て、

個性も能力も家庭環境も精神状態も体調も様々な生徒たちを、

褒めたり励ましたり・・・しながら目指す方向へ引き上げるための練習を重ね、

衣装を作り背景を作り生徒にも作らせ、

その間にも、生徒たちにはいろいろなことが起こり、

すんなり事が運ばないことも多く・・・

当日参加できない生徒の対策も考え、

照明や効果音や小道具大道具やそれらのタイミングや・・・

とにかくたくさんたくさん心身のエネルギーを費やしてきた、

その結果としてのステージなので・・・

大成功で、本当に良かった・・・

本当に本当にお疲れさまでした~!

 

そして、今日の大成功で今日までの苦労が報われたと、

苦労した先生たちは今ころ充足感に浸っているかな~と想像しながら、

私も幸せな気持ちにさせてもらっているのでした

 

ブラボ~!

 

 

※この群読劇『花さき山』の台本をご希望される方がいらっしゃいましたら、

コメント欄または左側の「メッセージ」へ、ご一報ください。その際PCアドレスを明記してください。

制作者さんのご好意で、台本をPDFでデータで送信することが可能です

追記

今まで、十数件ご依頼があり、そのすべてに2,3日以内に台本送付してきましたが、

こちらからのメールが迷惑メールフォルダに入ってしまうことがあるようですので、

どうぞお気をつけください。

また、ご依頼の際には、県名や学校名、行事名なども記していただけると嬉しいです。

事務的に依頼メールがあるだけで、送信しても、それきりという方がほとんどで、

なんだか少し淋しい思いがしております。(2017.7.25追記 みやび)

 

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「アースデイ(地球の日)」に寄せて・・・「地球の詩」

2014-04-22 08:09:03 | 台本 

10年前に書いた子供たちのための台本(BGMにのせて 朗読・和太鼓・ダンス)の中の詩を・・・今日の「地球の日」に UPしておきます。

 

【地球の詩(ちきゅうのうた)】 

 

          (♪「大地の神」byMOSHIRI  0′50″から朗読)

(フクロウの神)

大自然と共に生きる魂を なくしかけた人間たちよ。

それでも森は生き  川は流れている。

 

なくしたことを ただ嘆くだけでは いけない。

まだあるものを 大切にすることだ。

残された自然を 

美しいと思う心を 

取り戻し そのはたらきを知り

感謝の心を持つことだ。

大自然と共に生きる喜びを知った者だけが

感謝の心を 持てるのだ。

 

踊れ! 歌え!

大自然を讃える鼓動を 打ち鳴らせ!

 

 

 

             (♪「風祭り」by姫神 全員の踊り   2′40″から朗読)

太鼓のリズムに身をゆだねよう。

太鼓のリズムは地球の鼓動。

自然と人とを結ぶ音。

過去と今とをつなぐ音。

 

太鼓のリズムで昔にかえろう。

人が 大自然と調和して生きた時代。

人が 木々や川と・・・動物や植物と

兄弟だった昔の心を 思い出そう。

 

太鼓のリズムは 命の鼓動・・・

太鼓のリズムは・・・地球の鼓動・・・

                         (和太鼓 オープニング曲へ)

                   

 (♪「風に吹かれて」 0′17″から朗読)

森よ・・・

あなたの木の葉たちが

小さな小さな水の粒を 空へ送り出すことを

私は知っている。

森よ・・・

それらが雲となり 恵みの雨となって この大地に戻ってくるとき

あなたはその根元に

たくさんの水をたくわえる。

森よ・・・

あなたは緑のダムとして

すべての生き物に 豊かな水の贈り物を

いつでも用意してくれている。

森よ・・・わたしはまた

あなたの木の葉たちが

水や光に助けられ

清らかな空気を作り出すことを 知っている。

森よ・・・

その緑の呼吸が与えてくれる

青く透きとおった贈り物は

すべての生き物の 命のもととなり

また 大地そのものを 優しく包み込んでくれている。

森よ・・・

あなたが張りめぐらせた 無数の根は 

大地に広がり 大地を安らかに 守ってくれている。

森よ・・・

そして生き物たちは いつか

あなたの元で 眠りにつく。

あなたは命をそっと受け取り

新しい命に伝えるために 歌うのだ。

あぁ・・・森よ・・・

あなたの中では 

美しい命の循環が

今も絶え間なく 続いているのだ。

森よ・・・森よ・・・・・・    

        (音量を上げる      曲終了後 和太鼓「大空へ」)

              

 

 

       (♪「星空に包まれて」by東儀秀樹   0′15″から 踊りと朗読)

川よ・・・

絶え間なく 流れ続ける川よ・・・

あなたは 森から生まれ

目に見えない豊かな土の 命を溶け込ませて 流れ始める。

川よ・・・

あなたはその力強い流れで

地表をかたどりながら 美しい大地の歌を 歌い続ける。

川よ・・・

たくさんの魚たちや微小な生き物たちを

そのふところに住まわせ

大地を潤し

人間の愚かな営みから来る汚れを 受け止め 浄化しながら

黙々と 流れ続けている。

川よ・・・

あなたの清らかで小さなせせらぎは

私たちに 安らかな心と平和な眠りを 与えてくれる。

あなたの緩やかで大きな流れは

不思議な懐かしさと

遥か遠い未来への憧れを 与えてくれる。

そして・・・川よ・・・

命の豊かさと

命の愚かさを

すべて受け入れ 抱き込みながら

あなたは 海へとたどり着くのだ。

母なる海へと・・・

 

                               (2′48″から朗読)

 

母なる海よ・・・

命を生み 大地を繋ぎ 人の心を映し悲しみ

青く・・・深く・・・揺れ続ける 海よ・・・

この星は

あなたの豊かさに

青く・・・美しく・・・輝いている・・・

 

海よ・・・

母なる・・・海よ・・・・・・・・・・

                        (地打ちから 一人ずつの和太鼓へ)

(♪「神々の詩」by姫神   全員の踊り 1′00″から朗読)

 

 

大いなる自然よ。

美しき森よ 川よ 海よ

私たちを生かし 恵みを与えてくれる

すべての生き物たちよ。

私たちは

人間もまた

あなたたちの一部だということを

思い出そう。

 

 

心を澄ませば

母なる自然はいつも語りかけてくれる。

その知恵を 読みとろう。

その知恵が私たちに

未来をもたらしてくれる。

心を澄ませば

母なる自然はいつも微笑んでくれる。

その美しさを 讃えよう

その美しさが私たちの

今を照らしてくれる。

 

大いなる自然よ。

人間の愚かな営みを 許して下さい・・・。

私たちは

この星のすべてが

一つに結ばれているのだと 知りました・・・。

 

 

大いなる自然よ。

わたしたちは

あなたに 生かされています・・・

大いなる自然よ。

わたしたちは あなたを讃えます・・・

大いなる自然よ・・・

森よ・・・川よ・・・海よ・・・大地よ・・・・・・・・・・・。

                    (フェイドアウト後 和太鼓 エンディング曲)

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