宮美庵

幸せはいつだって、わたしの中に。

幸せは どんなときも 私の中に・・・

父母は頑張ってくれています。

2019-03-15 16:23:38 | トルリシティ皮下注「アテオス」

今頃母は、お気に入りのデイサービスでたっぷり歌った後のお茶会の時間

父はその間、家でちょっぴり開放感に浸りながら、ひとりのんびり過ごしているはず

そして私も・・・我が家で久しぶりに、のんびりとした午後を過ごしている。

 

先日母は、3年ぶりにMRIを受け、予想通り脳の萎縮を指摘された。

認知症は、確実に進行している。 

でも、糖尿病の方はとても落ち着いている。

 

トルリシティ皮下注「アテオス」を始めてから順調に下がり初め、

2016年3月に7.9あったHbA1c(基準値は4.6ー6.2)は

半年後には、6.4。2018年末には、5.9。

というふうに、素晴らしい効き目を見せてくれた。

自覚的な副作用は何もなかった。 

けれども母の場合は、3年近く続けた結果、インシュリンの分泌が過剰になったようで、

昨年末に主治医の判断で、「アテオス」を中止。

その代わりに、ジャディアンス錠10mgとメトグルコ250mgを服薬開始。

3ヶ月経った今、HbA1cは5.8!

インシュリンや他の数値も大変良好なので、このまま服薬を継続することになった。

 

2016年春に数度起きた、意識の消失は、

その後軽いのが何度かあったけれど、ここ1年以上全く起きていない。

テンカンの可能性も指摘されていたけれど、

主治医は今回、やはり「低血糖のためだったのだろう」と結論を出してくれた。

 

 

さて、視覚障害の方は、、父が忘れずに声かけをしてくれる点眼でも、改善はしない。

でも、何も見えなくなるまでに1、2年と言われてから、もう3年が過ぎた。

昨年の今頃の視力は、矯正視力で0.03と0.005。

そして先日の検査でもほぼ同じ。視力はほとんど変わっていない。

主治医は、「(4年前の)レーザー治療の効果が出ているのかなぁ??」と仰っていた。

 

i PS細胞の研究が進んでいるので、母のような緑内障も改善する可能性が見えてきている。

「何十年も先ですよね~?」と言う私に、主治医は「いや~、そうでもないかも知れないですよ」と。

86歳の母には間に合わなくても、もっと若い人たちには、希望の光が強くなっているようだ。

ありがたいことに、認知症の母は失明の恐怖を抱くことなく過ごせている。

失明と寿命のどちらが先かなぁ・・・どちらにしても、母には父や私がいるから大丈夫。

 

 

実家で過ごす時間はますます増えていくけれど、

私以上に心身両面で頑張ってくれている父には、本当にありがたく思う。

血圧や逆流性食道炎などたくさんお薬は飲んでいるけれど、

87歳でも元気に雪かき、氷割りを今冬もできていたし、

先日は泥はねで汚れきった私の車を、一生懸命洗ってくれた。

「お前のおかげで美味しいものが食べられるんだから、飯を作ってくれてる間に俺は車を洗ってやりたいんだ」

なんて言ってくれて。

 

そんなわけで、父母は私が行かない日、いない時間にも、

二人で支え合って頑張って暮らしている。

ありがたや

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トルリシティ皮下注0.75mgアテオスの効果  母の治療経過

2016-10-06 10:31:35 | トルリシティ皮下注「アテオス」

糖尿病のための新薬を母に打ち始めて、

半年が過ぎました。

物忘れの激しい母も「トルリシティね」と、すっかり名前を覚えちゃいました。

 

毎日何件も「トルリシティ」で検索があるので、

効果のほどを載せておきます。

 

 

母のHbA1Cの記録(毎週一度の注射で)

3/24 7.9% 

3/25   トルリシティ 開始(Dr.から、2週間後くらいから、効果が表れると説明を受ける)

4/13   7.3%

5/11   6.9%

8/11   6.6%

10/3   6.4%


と、このように、

着実に数値が良くなっています。

打ち始めてからは、1月と3月にあったような意識喪失もありません。

 

途中、癲癇薬や、認知症に効く薬を処方されましたが、

どちらも副作用なのか、朝なかなか起きられなかったり気力がなくなったりと、

不調になったので、

主治医に話してやめました。

すると、すぐそれらの症状はなくなりました・・・

やめても倒れなくなったので、やはり意識喪失の原因は癲癇ではないと思われます。

 

糖尿病のお薬は、

以前に別の病院で飲み薬を処方されて長く飲んでいましたが、

全然効き目なく、

トルリシティに変えてから、初めて効果が表れました。

 

トルリシティで認知症状も良くなる可能性を言われましたが、

残念ながらそれは、効果が表れていません

 

肝機能もかなり落ちていたので、

今もウルソ錠を飲んでいますが、

こちらもよく効き、

肝機能の数値は正常値になっています。

 

コレステロールは少し高めで、

お薬を処方しようか主治医に言われたのですが、

これは断っちゃいました。

薬漬けにはしたくないし・・・

コレステロールの数値については、

高いと心配、薬で下げれば安心 という単純なものでもない気がするので。

 

トルリシティは今のところ、副作用を全く感じません。

 

灰色のキャップをはずし、カチッと回してストッパーを外し(ちゃんと鍵が開くイラストが描かれていてわかりやすい)、

消毒綿で消毒したお腹に当て、上の緑の部分を押すだけ。

針が刺さってお薬が注入され、完了するとカチッと針が戻ります。

ほとんど痛みもないようです。

「アテオス」の名の通りの、当てて押すだけの、本当に簡単な手順で打てる、ありがたい注射です。

使い終わった容器は、針が入っているので一般ごみには出せず、

通院の際に病院に提出して医療用の廃棄物として捨てていただきます。

 

今までは、糖尿病関連の母の通院が月1度で、

それ以外に私は、お薬だけもらいにも、月1度行っていました。

でも、「トルリシティ」が世に出て1年経ったのと、

母の調子が安定してきたので、

今月からは2か月に一度の通院で、

お薬もその分処方してもらえるようになりました。

 

というわけで、今のところ、「トルリシティ」はたいへんありがたい糖尿病薬という印象です。

 

2018.5月 追記

トルリシティは順調に効き目を見せてくれています。

現在の母のHbA1Cは6.1 

副作用もなく、低血糖症状もなく、

通院は3ヶ月に一度になっています。

 

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「トルリシティ皮下注0.75mgアテオス」使用7回目  母の体調  

2016-05-15 07:49:34 | トルリシティ皮下注「アテオス」

今年に入って母が、数分間意識消失して、脳神経外科を受診した。

意識を失った原因はわからなかったものの、

そこで偶然、糖尿病の研究もしているお医者様に出会い、

他院の飲み薬では全く改善されなかった母の糖尿病に、

新薬「トルリシティ皮下注0.75mgアテオス」を使うことになった。

併せて肝臓のお薬と血圧のお薬も新たに処方していただいた。

 

「アテオス」は名の通り皮膚に「あておす」操作だけで注射ができる超簡単なもの。

しかも毎日朝晩打つインシュリンと違って、週に一度だけ。

グッドデザイン賞も受賞した、これが「アテオス」さん。

               

 

注射後の検査結果は、とっても順調。

7回を終えての結果は・・・

注射前は空腹時血糖がいつも200mg/dl以上あったのが、136にまで下がった。(基準値は70~109)

HbA1C は、8%前後あったのが、6.9に下がった。(基準値は4.6~6.2)

ついでに、肝機能も基準値をはるかに超えていたのがGOTもGPTも基準値内になった。

血圧も前のお薬では飲んでも140-80だったのが、110-70台に。

 

そして、以前のように気分が悪くなったり意識を消失することもない。

血糖値がうまくコントロールされているためなのかも。

 

一つ残念なのは、血糖値が下がれば脳への血流も改善されるので、

認知症の状態も改善されるかもしれない、と言われていたのだけれど、

どうもそれは改善されないこと。

会話の内容は1分もせずに忘れて、繰り返すことが多い。

でもまぁ、それは命にかかわることじゃないし、

対応する人間が忍耐強く明るく受け止めればいいだけなので良しとしよう。

 

とにかく今のところ、「トルリシティ皮下注0.75mgアテオス」は、副作用もなく、

大変良い効果をもたらしてくれている。

 

検査結果を前に、

上機嫌だったお医者様の満面の笑みを思い出すと、

今もうれしい気分になる。

 

緑内障は進行し続け、手元がぼんやりとしか見えないし、

認知症状は悪化するばかりの母だけれど、

ちょっぴり悲しみつつも暗く落ち込むことなく、

気楽に暮らしてくれているのでとっても助かっている。

これも父が頑張ってくれているおかげかな・・・

 

さて、今日もこれから実家へ行って、

一緒に買い物をし昼食を作って食べ、一緒に夕食のおかずも作ってこよう。

泊まり込むのは、しばらくしなくて大丈夫そうなので、

私も自分の時間は確保できて、ありがたい

 

アテオス様様~!

 

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母が退院しました

2016-04-01 06:30:08 | トルリシティ皮下注「アテオス」

4月1日だけど、おしゃれな嘘をつける粋さは持ち合わせておらず・・・

あいかわらずの内容です

 

9日間の入院生活を終えて、母が退院しました。

結局、意識をなくした原因が、

糖尿病のせいか癲癇なのか、わからないままですが・・・、

 

でも新たに使い始めた糖尿病のお薬が、母の体に合っているようで、

血糖値がなかなか良い状態になっています。

これから週一度だけ、打つトルリシティ注射は、

高血糖時だけインシュリンが分泌されるよう働いてくれるものなので、

低血糖での意識消失にはなりにくいはず。

認知症にも効く可能性がある(糖尿病のせいで脳に回るブドウ糖が少なかったとか)

ということで、

期待しちゃいます・・・ちょっぴりですけどね。

 

帰って来た母はホッとして、それ以上に父もホッとして・・・嬉しそうです

あとはなるべく、二人での生活をがんばってもらおうと思っています。

 

だから今朝は、起きて行って私が朝食を作るのはやめて、

様子を見ようと思います

 

父の物忘れや理解力の衰えも結構ひどくなってきて、

お薬の管理がちょっと気になりますが、

昨夜一悶着の末、ようやくわかってくれたようだし。

毎日繰り返されることは、ちゃんと定着するし・・・

きっと大丈夫。

ちょっと明るい気分の4月の始まりです。

 

皆様にも明るい4月でありますように・・・!

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独り言・・・母の入院 3日目 トルリシティ皮下注0.75mgアテオスの使用開始~

2016-03-25 21:43:49 | トルリシティ皮下注「アテオス」

とってもとっても だらだら~と続く独り言ですので、

今ひどく退屈してる方以外は、スルーしてくださいな。

 

糖尿病の比較的新しい治療薬「トルリシティ皮下注0.75mgアテオス」を、

看護師さんのご指導の元、今日初めて母のお腹に打った。

義父のインシュリン注射を 毎日朝晩打っていたので、

「アテオス」の使い方のシンプルさには感動!

インシュリンが、血糖値測定や薬量の調整、注射針の交換などなど、

10動作くらいあったのに、アテオスはその半分以下。

しかも回数は14分の1。これからずっと毎週一度私が打つことになった。

 

これで血糖値をコントロールでき、

しかも認知症にも効果がある可能性が あるとのこと。

効き目の出る2週間目が楽しみ。

 

 

主治医のドクターともやっと、お話できた。

前回同様、早口で専門用語頻発のお話だったが、

私の、食いつくような質問には嫌な顔をせず答えてくださり、

勝手に抗てんかん薬をやめたことに驚かれたが、

私の理由付けを聞き入れて  やめようと言って下さった。

また、昨日の血糖値日内変動検査では、空腹時にも高血糖だったのにもかかわらず、

それでもなお倒れた原因が、

検査時間の狭間に起きている低血糖のせいだと思えてならない

という私の浅はかな考えすら、

全面否定せず、可能性として認めてくださった。

素人が何を言うかとあざ笑われても不思議じゃないのに。

 

今は脳神経外科医をしていらっしゃるけれど、

もともとホルモンが専門だったので、糖尿病の治療方法について、

非常に意欲的に研究されていることが感じ取れた。

私のそのドクターへの印象は、さらに高まったのだった。

母も、「偉ぶらず、とても熱心で一直線な先生だという感じがしたね」と。

 

そして・・・新薬である「アテオス」の日々の効果をみるため、

母の退院を3日延期することになった。

薬の作用による血糖値の変動を調べるためだ。

それは、

母の状態をより知ってもらえるものであると同時に、

まだ症例の少ない「アテオス」を他の患者さんに役立たせるためのデーター集めでも

あるのは否めない。主治医のお話にはそんなニュアンスが読み取れた。

そして私は・・・主治医や他の糖尿病患者さんたちのため、という大義名分の中に、

自分が安心して出かけられる時間を確保できる  という 計算も

働かなかったといえば嘘になる・・・

 

母が入院生活に慣れて、退院延期にもすんなり同意したことが

前提にあったのだけれど・・・

実はその後、母はちょっぴり認知症の不安定さが出て看護師さんをちょっと困らせた。

年のせいで、夜独りが不安な父も、気持ちがちょっと不安定で、

ほぼ毎晩私が実家に泊まり込まなければならなくなった。

一晩だけは、長男が父と過ごしてくれる。

 

今日は、実家で6時に起き、

父と二人の朝食を作りながら父の昼食のおかずも作り、

8時過ぎに我が家へ帰って  プラスチックゴミを出し、

まだ寝ている長男に朝食を作り、

9時にボランティアの発達支援センターに行って、

今日でお別れの担当児くんあての手紙を、

参加できないお詫びと共にスタッフさんに託し、

 

10時に 母の病院へ行き、上記のことがあり、

母と一緒に、持参した昼食を食べ、

一度実家に戻って父を連れて再度病院へ行き、

帰りに父と買い物をして、

夕食を作り、

いつも夕食前にお風呂に入る父に合わせて私も食べる前に入り、

その間洗濯機を回し、

父とお相撲を見ながら夕食を食べ、

洗濯物を干し・・・

早寝の父が午後7時半に寝て   ホッとしたとたんに、

母のいる病棟の看護師さんから携帯に電話。

母がセイフティーボックスの鍵がないと言っている  と、

困った声の看護師さん。

鍵は昨日、別の看護師さんの時に、ナースセンターに預けている、

と話し(どうしてそんなこと引き継がれていないのかな!?)

母とも話して落ち着かせ、

 

 

そうして

ようやく母の入院生活3日目の・・私の慌ただしい1日が、

終わる。

 

ほんとうに まだ  3日目なのだろうか・・・?

母じゃなくても、日にちの感覚がおかしくなる。

 

 

病院の駐車場へ歩いている途中に、

霰や吹雪の合間の陽射しの中で、

今年初めて、クロッカスを見た。

つかの間の安らぎだった・・・

 

 

こんなのを最後まで読んで下さった方がいらしたら、

心から感謝申し上げます。

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