荒井善則展覧会情報

旭川と長野を中心に、作品活動をしています。その中で、展覧会情報をお送りします。

ポンユ

2013年07月31日 | 日記




層雲峡

OKETOコンテンポラリーアート展のオープニングは、鈴木順三郎さん宅の農機具倉庫でのバーベキューパーティー。

小高い丘から望む麦畑、真っ赤な月が地平線から登り、やがて漆黒の空へと変わる。

夜は、北見温泉(通称ポンユ)・三光荘に泊まった。

ポンユは、アルカリ性単純温泉で38度と42度の浴槽があり、のんびりと浸かりながら展示の汗とアルコールを飛ばした。

皮膚病や火傷に効き、リウマチ、神経痛、高血圧にも効果があるという。

留辺蘂駅から車で5分、国道39号線を北見に向かって右側を入る。

091-0011 北見市留辺蘂町泉360 Tel.0157-2288

旅の途中

2013年07月30日 | 日記






温根湯温泉「山の水族館」

置戸までの移動中、トイレタイム等の休憩を取る。

温根湯温泉の「山の水族館」は、川に生きる魚の行動展示があり、迫力満点。

学生の頃、開高 健が「千円もするヘアーとニックを着けて来たのに」と、

釣果を悔やむコマーシャルの中で、幻のイトウを初めて知った。

1メートルを越すイトウが水槽の中を群がって泳ぐ姿は、雄大な北海道そのものであり、

開高 健とダブってあの頃を思い出す。

「スズキさん、ヤマダさん」、「イトウさんだ」と、オヤジギャグがどこからか聞こえて来る。

ドクターフィッシュは、手の周りをつつきながらテレビで見た光景を演出する。

小さいながら、川の水族館は子どもも大人も楽しめる、身近で神秘的な不思議を体験出来る。

OKETOコンテンポラリーアート2013

2013年07月29日 | 日記






置戸の旧秋田小学校の会場には、往復5時間の道のりから搬入と搬出しか行く機会がない。

今回の作品は、使い古した蒸籠(せいろ)へのオマージュ、新たな生命の息吹を見出すことである。

豊穣の朱、太陽の黄、自然の緑からなる木片は、蒸された米の「気」を伴って場の空気を浄化する。

形に出会い、「気」を感じ、共に形を見いだす事が出来た喜びに感謝する。

インスタレーションの場、旧秋田小学校の用務員室の空間は、求める必然が偶然の出会いを生み出して

くれたものと、一連のつながりを見たような思いがする。

搬入展示

2013年07月28日 | 日記



2012年・OKETOコンテンポラリーアート図録


置戸・旧秋田小学校


置戸・旧秋田小学校から望む丘陵地

旭川から置戸まで、約2時間半の運転で旧秋田小学校に到着。

地元作家のほとんどは、体育館、教室、廊下等での展示が終わり、作品が並ぶ。

早速、「OKETOコンテンポラリーアート」代表の鈴木順三郎氏と会場の打ち合わせをして、設置を用務員室に決めた。

廊下から洗面所を抜けると用務員室があり、2畳程のフローリングと一段上った3畳の畳が敷き詰められている。

用務員さんの休憩所として使用されていた部屋には、ストーブが設置され一面ガラス窓があって明るい。

玄照寺(小布施)、真正閣(帯広)、文武学校(松代)等、ホワイトキューブではない和空間での作品展示の中で、

この旧秋田小学校の用務員室も又、インスタレーションとしての空間が生きた作品が生まれた。

二時間程で設置が終わった頃、倶知安、札幌、帯広から作家が到着、午後には展示が完了し、今回の展覧会の全貌が見えた。

遅れていた昨年の図録が出来上がり、一同で眺めながら休憩を取った。

展覧会情報―2013年夏祭り「舟」展

2013年07月25日 | 日記


2013年夏祭り「舟」展

2013年7月23日(火)~7月28日(日) a.m.10:00~p.m.6:30 最終日~p.m.5:00
060-0061 札幌市中央区南1条西3丁目1番地 
ラ・ガレリア(丸一ビルヂング5F )Tel.011-222-3698

恒例の夏の企画展、今回のテーマは「舟」。

77作家が参加し、油彩、水彩、版画、レリーフ等々、大きさに制限はあるが、様々な作品の競演。

夏と冬に参加させていただき、版画・レリーフによる新作を交互に出品する。