荒井善則展覧会情報

旭川と長野を中心に、作品活動をしています。その中で、展覧会情報をお送りします。

「人から人ー人へ」展示

2017年03月31日 | 日記
E.N.GALLERYで開催中の「人から人ー人へ」展は、人のつながりを通して今に至る場の

偶然性から生まれた必然性を見直すきっかけとなった。

昨年の4月、韓国作家の呼びかけで日本から11人がソウルでの展覧会に招待された。

初めて会う国内の作家の中に、E.N.GALLERYがある長野で活動する一人がいたことから、

互いに韓国作家・光州とのつながりからの出会いを楽しもう、と「人から人ー人へ」展の企画

が生まれた。

それぞれの活動、それぞれの環境、それぞれの思考、それぞれの制作を、長野のE.N.GALLERY

のスペースに展示する。

精神力の昇華を自然の形に託す、生きるという継続の中に見る象徴的なフォルム、行為を繰り

返す中から生まれる必然性の造形を形成する。

個展には無い緊張感の創出、それぞれが生み出した空間との対話、言葉には無いハーモニーから

次への思考と行為に繋がる思い。

雑然と過ぎ行く日々にあって、釣り針のような区切りある断片が、ここにあった。

45年も前の釣り針が刺さったままのような夢を見たこともあり、この「人から人ー人へ」展の

必然だったのでは、とふと思う。


北アルプス国際芸術祭発表会

2017年03月30日 | 日記
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北アルプス国際芸術祭

ー信濃大町 食とアートの廻廊ー

2017年6月4日(日)~7月30日(日)

長野県大町市内、源流エリア、仁科三湖エリア、市街地エリア、東山エリア、ダムエリア各地。

総合ディレクター、北側フラム氏による北アルプス国際芸術祭、ー信濃大町 食とアートの廻廊ー

の企画発表会が長野市で開催された。

グループ展開催から長野に滞在中、友人の情報から会場に直行。

会場一杯の聴衆は北川氏の熱心な説明に耳を傾け、越後妻有や瀬戸内の現代美術展のスライドに

見入っていた。

北アルプスの麓、信濃大町で開催される初の国際展には、地元を始め世界各地から36組の

参加作家が予定されている。

「連翹の調べ」

2017年03月29日 | 日記
我が家のレンギョウの花は、寒さの中で咲く気配がない。

五回目を迎えた「連翹の調べ」は、創明音楽会メンバーの箏二人、尺八の特別賛助による

「瀬音」、「虫の武蔵野」、「荒城の月」演奏。

多くの来客とお茶をいただきながら、和の空間の中でライブの感性が席巻する。

韓国からのゲストのために、この「ジジイは篠笛で「アリラン」を披露。

家人の箏に併せ「荒城の月」を、震えながら、音を外しながら聴いていただいた。

お粗末でした。

流れないトイレ

2017年03月25日 | 日記
冬期間の留守中、トイレの水落としは欠かせない。

長野E.N.GALLERYの「人から人ー人へ」展、「連翹の調べ」に併せ

掃除や水落としの解除、やることが一杯ある。

さて、電源チェック、各所をオンにしても、トイレの水を流そうにも動かない。

困った。

建設会社に電話を入れ、なるべく早い対応を依頼する。

家人に相談すると、リモコンがはずれ電池切れ?

動いたー、流れたー。

良かったー、電池のお陰で大きいの流れたー。

河鍋曉斎展

2017年03月24日 | 日記
河鍋曉斎展

2017年2月23日(木)~4月16日(日) a.m.10:00~p.m.7:00

Bunkamura ザ・ミュージアム:渋谷・東急本店

江戸から明治に掛けて活躍した河鍋曉斎、ゴールドマン コレクション展。

一人のコレクターが曉斎に惚れ込み、数多くの作品を購入する。

一つ場所に、一人に絵師の作品がコレクションされる、多くの人に鑑賞と所有する場を提供する、

多くの人が楽しむことの必要性が有るのでは、と嬉しい反面、疑問が湧いて来る。

匠な筆さばき、この時代の絵師はどんなものでも注文に応じ、どんな要望の絵も描く。

描いたテーマは、鴉、蛙、ゾウ、美人画、龍、人物から、春画に至る。

見ていて楽しい、見ていて面白い、見ていて飽きない、見ている程に画面に入り込む。

海外の美術館コレクションや作品展もある反面、近年は日本の絵師や時代を彩る展覧会が

多くなる。

若冲展では三時間待ちが当たり前、等泊しかり、ようやく自らの足下を見詰める機会が増えて来た。

美術の底辺を広げるチャンス、美術を愛好する国民がいる限り、現代の作家を知る寛容さも

必要ではないだろうか。