荒井善則展覧会情報

旭川と長野を中心に、作品活動をしています。その中で、展覧会情報をお送りします。

食事

2012年01月31日 | 日記
ランチのカレーライス、カレーの具とライスが大きな同じ器に盛られて来た。

となりのおじさんが器を手に持ち、スプーンで食べているのが見えた。私は、器を置いてスプーンですくう。

ラーメンを食べる時、蕎麦は、カツ丼は、サラダは、ステーキは、ハンバーグは、どうだろう。

欧米型は、ほとんどが器置いたまま食べるが、和食のほとんどが器を持って食べる。

子供の頃、ご飯やみそ汁をそのままテーブルに置いたままだと、犬食いといって注意された。

和食でも器を置いたまま食べるのも、箸の使い方できれいな仕草と写る。

器に口を付けて食べることは、どうだろう。蕎麦やラーメンは?

器を舐める、こんな人はめったにお目にかかる事は無いが、子供の頃やったかもしれない。

祖母の話題の中、保育園のおやつにおはぎが出たおり、そのお皿を舐めた園児がいたとか。

どうか、うちの孫はしないでと願ったとか。

幸いなことに孫はしなかったと、いつも何かの話題で盛り上がる。

孫のわたしは今、器を置くか置かぬか、他の人の食べ方が気になって仕方がない。



展覧会情報ー小林 みのり展

2012年01月30日 | 展示会
旭川市文化会館のブンカフェに、「小林みのり 板絵の世界」を見て来ました。

リニューアルしたブルーのコンクリート壁には、大小様々な人物や生物が描かれている作品が展示されています。

板絵の世界、宗教画のイコンとはひと味違った輝きを放っていて、敢えて画面の余白や額縁にも主題と関連する装飾的なモティーフを描いています。

ルネサンスの中でも特筆される、宗教画から解放されたボッティチェルリの雰囲気が漂って来るようです。

彼女の絵画は、この空間にマッチしていて今日のランチのカレーライスを、マイルドな味に仕上げていたのが印象的でした。

展覧会情報ー尹東天展2

2012年01月29日 | 展示会
今年は、本当に寒い日が続いている。
北海道の人々は、春を待ちわびる気持ちから、二月逃げる、三月去るといって気持ちをなごませる。

そんな中、尹東天(ユン・ドンチュン)展が、札幌の茶廊法邑で2月1日(水)から9日まで開催される。
2週間前に、ソウルのOCI MUSEUMで彼の個展を見て来たこともあり、札幌での作品展が楽しみである。

「TOOLS」意味深い事物-政治家のための道具たち。芸術と社会の疎通に関心を持ち続け、昨今の世相(政治家)に対する諷刺と批判を軸に、オブジェの意味の再付与をし、<事物>を、深化された社会批評の基碑の如く、我々の視野に厳密に制御し提示する。(案内状より、一部抜粋)

解読困難な文章の如く、難しい絵解きは不要と思いながら、尹東天の作品には魅力が溢れている。

作品同様、魅力ある人柄に触れるのも、もうすぐ。早く、彼に会いたい。

茶廊法邑:札幌市東区本町1条1丁目8ー27 Tel.011-785-3607
10:00~18:00(最終日16:00) 火曜定休
     http://www.houmura.com/

訪問者

2012年01月28日 | 日記
我が家への訪問者は、集金のお兄さん、郵便・灯油・宅急便の配達等いろいろ。

先日は、布教で近所を回っているというご婦人たち。

昨日は、通信の関係で無料交換をする、すぐに終わるといいながら説明に要領を得ない。
寒い中ご苦労な事と云え、押し付けがましい態度に、結構ですと断る。

もう一人が後ろから顔を出し、やおら説明を始める。以前も来た説明者で、余計にイライラし再度、結構ですと。はじめの男は、むっとした様子で何も云わずに引き下がったので、すぐにドアを締めロック。

無料ほど高いものはないと思い知り、第一こちらからお願いした訳でもないのに、家に上がってもらう程暇ではない。
こちらの都合も聞かず、勝手に訪問し、勝手にしゃべり、あの態度はないよなー。

そういえば、今流行の金属買い取りののお兄ちゃん、着物や衣類から始まり高級な買い取り品がないと解ると、鼻につく香水の香りを残し、ドアをばたんと閉めて出て行った。

いろいろな訪問者のお陰で、最近では必ずロックを心がけるようになったことに感謝。

最終授業

2012年01月27日 | 日記
先日、同僚だった建築学科の3教授、退職記念の講義を聴きに行って来た。

それぞれ個性あふれる専門の講義に、卒業生はじめ多くの人々は、その当時の感慨を思い出すかのような一時を持った。

大学では、このような最終講義で慰労することが多々あり、課題提出も試験もない教員の人生そのものの凝縮した授業に、感銘するところが多い。

わたしも3年前、退職を前に学生勇士が最終授業を企画してくれ、在学生や卒業生、教職員が集う中で感激の時を持った。

教員生活の最後を、素敵に飾ってもらったことかと、改めて感謝した。


授業最後に、都はるみの「好きになった人」を唄った先生の想いに、涙がにじむ。

サヨナラ、旭川校舎。有り難う、旭川校舎。好きだった、旭川のこの大地。


退職後、次なるステージで新たなる発展と健康を祈念しながら、懐かしの講堂を後にした。