荒井善則展覧会情報

旭川と長野を中心に、作品活動をしています。その中で、展覧会情報をお送りします。

スロープ

2013年03月31日 | 日記
ギャラリーの入り口に、ホイールチェアー用のスロープが付いた。

自宅玄関への段差のために取り付けを予定していたが、こちらが優先した。

個展会場の段差に留意したもので、いずれ我が身をと思いながら急遽設置した。

母屋のリフォームは、障子を活かしながら畳の部屋をすべてフローリングにして、椅子の生活に変えた。

欄間を活かしたことから、襖の上部の敷居だけはそのまま残し、和洋が調和した空間となった。

フローリングとなり、床が高くなったこともあり、息子は部屋の区切りに頭を下げて移動する。

二階への階段も傾斜を緩くし、蒲田行進曲の映画のような階段落ちの心配もなくなった。

しかし、二階までの傾斜と長さからスロープ設置は無理が有り、いづれエスカレーターかエレベーターが必要にな

るかも知れない。

その時までに、腕力を鍛えて垂らしたロープをたぐり上り下り案を先行した方が安上がり、健康にも良い。

バリアフリーの必要性を、自らが実感し周辺を見るこの頃。

ラジオカーがやって来る

2013年03月30日 | 日記
SBC放送のラジオカーが、E.N.GALLERY(イーエヌギャラリー)「岡澤喜美雄展」の取材にやって来る。

4月1日(月)12時20分から5分程の生放送。

エイプリルフールではない。

民家をリフォームしたギャラリー空間に展示した、岡澤喜美雄作品の魅力をどのように紹介されるかが楽しみ。

テレビだと、作品を前に観覧者として写ることが出来るけれど、ラジオでは声を出すわけにはいかない。

このラジオを聴いた視聴者が、一人でも多くギャラリーに足を運び観に来てくれたら、うれしい。

お待ちしていまーす。


旧友の声

2013年03月29日 | 日記
高校の同級生で、大学受験のデッサン教室に通った友人に、先生の個展への誘いの電話を入れた。

結婚式でギターを弾いてもらった以来の彼の声から、一瞬にしてあの頃に戻った。

受験を前にクラブ活動にのめり込み、上京してからは、映画を見にに行ったり、だべったり、バリケードの

キャンパスに潜り込んだり、といろいろな場面が蘇る。

独特の説得力あるしゃべり方が、以前と同じように受話器から聞こえて来た。

あの当時の顔、少しはにかんだ笑顔と首をかしげるしぐさ、みんな元のままに聞こえて来る。

還暦を過ぎ、青春を思い出したひとときは淡い。

機が熟す

2013年03月28日 | 日記
機が熟す

今回の長野での主な目的は、E.N.GALLERYでの岡澤喜美雄個展開催と家人のミニコンサート、我が家の法事。

岡澤作品をしまい込み、行方不明が気になっていて、昨年末から探している。

ペーパーラックの一段ずつを、一枚一枚めくること数度。

長野と旭川にある額を点検し、小屋裏では中腰のまま作品や空箱を移動させながら、くまなく探した。

旭川の出掛けに、アトリエの小屋裏が気になり見に行き、つぶれていた一つの箱が目に止まった。

開けてびっくり、探していた作品がたわんで入っていた。

少々カビが出ていたが、岡澤作品と他に数点を見付けた。

35年前、岡澤喜美雄氏の個展を旭川の国劇画廊で開催した折、お礼にいただいた2点である。

この日、父親の祥月命日、かわいそうな愚息を想い、探す手助けをしてくれたものと、改めて感謝。

機が熟し、旅立ちの直前に「私も連れて行って」とばかり、探していた作品が出現した。

ギャラリーでは、新作と詩画、そしてコレクション作品を3会場で展示する。


春野菜

2013年03月27日 | 日記
スーパーでは、春野菜が出回っていて目が嬉しい。

近所の方からは、いろいろな春野菜をいただいた。

サラダ、炒め物、漬け物とどんなに食しても美味い。

パリパリ感、エグ味感、春そのももの香りと味がいい。

季節を感じるつぼみと花と緑、柔らかで優しくそれでいて逞しい。

情緒感にひたりながら、これからは日に日に草との対峙が末恐ろしい。

春はいい、北国の人々の春を待つ心根は、この時期ならではの感傷の時。