荒井善則展覧会情報

旭川と長野を中心に、作品活動をしています。その中で、展覧会情報をお送りします。

展覧会情報ー幸せを見守る絵画展:民画

2012年05月31日 | 展示会
須坂市には、明治期に養蚕で栄えた建築が数多く残されていて、蔵の町として親しまれている。

明治初期に建てられた旧・牧野家は、現在クラッシック美術館として活用されて、日本画家の岡信隆氏から寄贈された、2000点あまりのきものや国内外の古民芸コレクションを中心に、美術館として公開されている。

今回は、朝鮮時代の民画を中心に、家具、白磁、菓子型、鍵など生活から生まれた文化の一端を展望する。

民画は、生活の中に溶け込んだ絵画として、大衆に好まれ今日に至っている。

モティーフは、虎や文字と絵のコラボレーション、文具、花鳥など人々の願いと共に、独特の世界が描かれている。

和の空間に、李朝の生活用品が見事にマッチする。

いつか、私の大好きな李朝の物たちのお披露目が出来れば、と思うひとこま。

それにしても、同じような趣味人がいるものだし、コレクションの多さに、少々のジェラシー。

展覧会情報ー工芸の五月

2012年05月30日 | 日記
松本市各所で開催されていたクラフト展ー1ヶ月間のファイナルイベントとして、「クラフトフェアーまつもと」が、5月26日(土)、27日(日)の二日間、あがたの森公園を会場に展開され、多くの人で賑わっていた。

全国からのコンペで通過したクラフト作家の作品は、木・陶・ガラス・布・鉄等の素材から、美しいフォルムを生み出している。

若いクラフトマンは、販売を通して「用の美」を大衆の目から感じ取る、大きな意味を持つ。

何よりも、リーズナブルな価格での設定は、多くの人が買い求め易い事が魅力の一つ。

所々に、食事が楽しめる休憩所。

この二日間、バスは1乗車100円、一日券300円として便利。

新緑の1日、この地を訪ねる絶好のタイミングに感謝。

昨年は、大雨だったとか。

愛媛からのジュエリーアーティストは、今回の好天に微笑む。

恥ずかしいなんて

2012年05月29日 | 日記
パソコン操作はむずかしい。

長野でのPCがうまく軌道しない。

今日、インターネット接続について、2度目の問い合わせ電話。

その対応、いろいろな質問を次々にこなす技に、感激しきり。

ジジイの質問、これでもか、これでもかと丁寧な対応に感謝しながら、なぜ、なぜの疑問符ばかり。

マニュアルは駄目、電話対応は駄目、感だけの対応もそろそろ限界か。

諦めず、落ち込まず、判らない時は、まず質問。

これでブログを書くことが出来れば、恥ずかしいなんて云っていられない。



唐十郎:海星

2012年05月29日 | 日記
鬼子母神の野外劇、唐十郎による「海星」(ひとで)。

久々のテント観劇は、観客と役者の熱気の中で、互いの呼吸が激しく動く。

役者の汗、つば、せりふは、大道具、小道具を味方に、狭いテント内を浮遊する。

観客は、一体となって、浮遊したそれらを追う。

何時の時代も、役者魂は小気味良い。

台詞の向こうにある想像のテンポは早く、普段のテレビ画面に慣らされた我が身には、一連に描くことが辛い。

辛うじて椅子席を確保したものの、動かずに座することも忍耐のひととき。

ラストシーンは、舞台の奥のテントが上がる。

もう一つの場面、暗闇の木々や街灯に消え行く役者を追う。

一気に、放り投げられた普段の自分を取り戻す。

至福のひとときは、こんな神社の空間から生まれた。

主役の唐十郎、今日は拠ん所ない事情で、お目道理は叶わなかった。

この会場に限り、再観劇のプレゼントの配慮が憎い。






















ビックリ(俵)グミ

2012年05月26日 | 日記
白い可憐なグミの花が満開。

子供のころ、長野の実家にあったことを思い出し、10年近く前に狭い駐車場の境界に植えた。

成長する程に、車に当たることから、その一本を根元から切った。

そこから、新たな幹がのびて再生した。

あと三ヶ月もすると、トゲと白緑の葉の中に、どっぷりとした赤い俵のような実が下がる。

虫と、鳥と、私の争奪戦が始まる。

甘みの中に渋みが少々、大きな種が横たわっている。

この花から、あの実に変わる見事な自然の偉大さに、つい見とれてしまう今日の僕。