荒井善則展覧会情報

旭川と長野を中心に、作品活動をしています。その中で、展覧会情報をお送りします。

仕事場の片付け

2013年01月31日 | 日記
仕事場でストーブを使い始めてから、タイルの床に数匹のワラジ虫が蠢く。

これって立春の証?

外は、雪の山と真冬日が続き、三寒四温どころか三寒四寒か七寒の毎日。

年末からほったらかしていた仕事場には、展覧会から戻って来た作品、段ボール箱、古新聞・古雑誌、夏タイヤ、芝刈り機等いろいろな物で埋まる。

寒いからと云っては母屋で過ごす時間が増え、そろそろ限界が近づいた。

今年こそ大胆な断捨離をと決意し、重い腰上げた。

結局、物を入れた段ボールや収納ケースが高くなるばかり、そこに詰まった作品のパーツを処分することが先決、それが出来ないから今がある。

例年、二月の声を聞くと共にエスキースからステップアップし、作品制作の準備にかかる。

展示空間を考えながら、素材の選択や材料購入を思案する。

あれ、これと考えながら、着色はここでと考え始めると、せっかく空けたスペースがどんどん埋まる。

こんな繰り返しが何時まで続くのか、とジジイの夜は更ける前に店仕舞い。


旭川:冬の夜はどこかに続く-2013

講演会-北のくらしを楽しむ

2013年01月30日 | 日記
東海大学北方生活研究所主催、イエンス・H・イェンセン氏による「北のくらしを楽しむ・デンマークのくらしとものづくり」講演会。
デンマークの生活を通して、ものづくりが身近なものとする体験を、日本で生活する中に活かしている様を、スライドショーを見ながら語る。
小中一貫義務教育の9年間では、生活の基本である衣食住を大切にした授業があり、ミシンの使い方による免許取得、料理や食器のセッティング、木工教室といった楽しい話題が紹介される。
近年は、デザインとクラフト制作のプロセスに重点が置かれるようになったという。
私の小学校当時の授業では、裁縫の基礎として運針やボタン付け、料理ではポテトサラダ作りにマヨネーズを初めて味わった。
中学校では、木の本箱、ちりとりではハンダ付け、文鎮制作では鉄棒の切断、ネジ切りからメッキまで全てに関わった。
春の山菜採り、秋のキノコやアケビ採り、川での魚や蜂の子採り、リンゴや米の栽培を通して食材の大切さを理解し、自然に親しむ時間は山ほどあった。
デンマークの話を聞きながら、衣食住を通した体験教育がもっとあっても良かったのに、とジジイになった今に思う。
ゆとり教育から、詰め込み教育に、ものを作ることの教育はどこに行ってしまったのか。
人間が持つ、生きることの意味をもう少し考える教育、家庭でも学校でも、社会でもと思うのは、今日の現状を見て郷愁だけでは済まされない。
テレビや寄席の中ではない、あのブンチンは長野のどこかにあるはず、探してみよう。


旭川:東海大学での講演会-2013

展覧会情報-東海大学卒業研究作品展

2013年01月29日 | 日記
東海大学芸術工学部 くらしデザイン学科 / 建築・環境デザイン学科
「満開になるまで、四年」をキャッチフレーズに、卒業研究作品展2012が始まった。
学生の若い目を通した、新鮮で専門的なテーマから、それぞれの研究成果が眩しい。

旭川展:2013年1月29日(火)~2月3日(日)
a.m.11:00~p.m.5:00 (最終日~p.m.3:00)
 旭川デザインギャラリー 旭川市宮下11丁目 蔵囲夢 Tel.0166-20-3000

札幌展:2013年2月22日(金)~2月28日(木)
a.m.10:00~p.m.7:00 (初日p.m.1:00~、最終日~p.m.6:00)
 紀伊國屋書店札幌本店2階ギャラリー
    札幌市中央区北5条西5-7 Tel.011-231-2131


旭川:東海大学卒研展-2013


旭川:東海大学卒研展-2013


旭川:東海大学卒研展-2013

ハガキ

2013年01月28日 | 日記
書類を整理している中に、ハガキ2枚を見つけた。

両親が亡くなったおり、書類に紛れ込んでいたものを長野から持参していたもの。

NHK長野放送局より、荒井善則宛。

長野放送児童劇団に応募し、入団テストは6月24日(日)午後1時より、NO.51と記されている。

小学校高学年の頃、クラスとクラブの学芸会で、演劇の役者に燃えていたことから応募した。

「選考の結果、ご期待に添えません」の落選通知のハガキには、細かく折りたたんだ跡が付いていた。

テストでは何をしたかは忘れてしまったけれど、表現することに魅力を感じ始めた頃だった。

もし、もし、もし役者になっていたら、台詞のない裏ぶれたジジイの通行人役をやっていたかも知れない。

台詞は覚えられないし、ロン毛のジジイは流行遅れで怪しい。

あの時落ちていて良かった、と今頃になって述懐する。


旭川:サンタプレゼントパークの夜景-2013

長野県人会

2013年01月27日 | 日記
昨年の秋、旭川での個展の折りに来て頂いた方から誘われ、実に20年振りの県人会出席となった。

何人の方とは、一度出席したことから顔見知り?のようで安心しながら、互いの自己紹介に耳を傾ける。

あの頃、無性に故郷が懐かしく、郷土に想いを寄せながら出席したことを覚えている。

本場の野沢菜を持参する人、地酒を持参する人、冠婚葬祭の席で出身者と解って誘われた人、二代目、三代目、

様々な関係から長野県人の輪を広げようという、楽しい会であった。

そして、今年は県人会発足90年の記念の年となり、旭川の公園に桜の木を植えようと盛り上がる。

木曽節を聴き、全員で信濃の国の大合唱で閉めた。

声が出ない、配布された歌詞カードで解ったものの、20年振りの大合唱に、ジジイになったことを実感する。

5月の観桜会、来年1月の新年会の日程が決まり、ついでにジジイの展覧会の出展予定を配った。

イマジンの暇人は、又忙しくなりそうな一年の予感。


旭川:長野県人会-2013