韓国現代美術二人展 2014年09月30日 | 日記 韓国現代美術二人展 朴光烈(Park Kwang-yul)・尹東天(Yoon Dong-chun) 2014年9月13日(土)~23日(火) 長野市松代:真田邸三番土蔵 昨年、まつしろ現代美術フェスティバルに出展した韓国作家、朴光烈・尹東天の二人の作品が、 真田邸三番土蔵で光を放っている。 韓国を代表する二人が、この松代の地から発信する作品は、今まで以上に大きな意味を持っている。 しかしながら、受け止める地元の許容力の無さと本来の意味を理解していないことが残念。
萩原常吉版画展 2014年09月29日 | 日記 萩原常吉版画展:版画表現の刻跡―迷い道の変遷 2014年9月17日(水)~9月30日(火) 深川市アートホール東州館 北海道深川市1条9番19号 JR深川駅となり深川経済センター Tel.&Fax.0166-62-0445 自然を讃えた大雪山を描き、人間が作り出した身近な生物を版画によって生み出して来た萩原恒良。 版画表現の始点から今日に至るまでの刻跡を辿る。
三つの匂い 2014年09月28日 | 日記 旅の途中、三つの匂いに出会った。 岡谷蚕糸博物館では、繭から生糸を作り出す独特の匂いが漂っていた。 子どもの頃、長野の実家では養蚕をしていたことから蚕は日常そのもの。 生糸を取った後のさなぎは、タンパク源として食卓に上ったが、この匂いだけは受け付けなかった。 晩秋のソウル、町中から匂う香りはこのさなぎを売る光景だった。 それ以来の匂いは、懐かしさへのタイムスリップと物を大切にする人間の営みの一端を垣間見る。 ミッージアムショップで薦められたさなぎの甘露煮、当時と同じ匂いでも味は格別、酒のあてに丁度良い。 岡谷名物はうなぎ、せっかく来たからと蒲焼きを食らう。 静岡うなぎは長野の清水で泥を吐き、皮のパリパリ感ととろけるような食感と匂いは格別。 我が家のブドウは、丁度食べごろを迎え甘い匂いが一面に漂っている。 家人の望みから植えた二本のブドウは、消毒もなし、葉も落とさない、雨が少ない「三ない」でも、 匂いと味はナイヤガラそのもの。 秋の匂いは、至福な旅。
マイマイ蛾2 2014年09月27日 | 日記 やっぱり今年はマイマイ蛾が大発生とのニュースがテレビから流れ、その駆除の様子を見た。 前回、自宅の破風や軒下の卵を長い棒でこそぎ落としたが、それ以上の効果を持たせるための工夫に納得した。 ペットボトルを半分程に切ってガムテープで棒に取り付ける、駆除した卵の処理も簡単。 角柱のペットボトルは平らな面に付いた卵を落とし易いけれど、あいにく小さな円柱タイプしかなかったが 狭い間に産みつけたものを取る時には円形が便利だった。 二本の棒をつなぎ、二階の破風部分に脚立を使い、ほぼ完璧に駆除することが出来た。 アイボリーのお椀型の巣の中には、銀色に輝く1ミリ程の20~30粒の卵がびっしり。 さてこの卵の処理をどうするのか、テレビでは見ることが出来なかった。 ゴミは今朝出したばかり、袋に入れて保管するにはふ化する可能性があるし、土に埋めるのはヤバい、 燃やすには火事が恐い、どうしたら良いんだろうか。 「あなたなら、どうする?」 無かったことにして、水に流しちゃえー。
岡谷蚕糸博物館 2014年09月26日 | 日記 世界遺産になった富岡製糸場より前に操業していた岡谷の製糸場は、市立博物館として見学することが出来る。 岡谷蚕糸博物館は製糸場の歴史や機械等の資料展示、繭から繰糸までの様子が手作業や近代的な機械作業を実演 して見せる。 蚕から繭、繭から生糸まで原材料として作られる過程が、それらの匂いと共に力強く人間を介在した産業への貢献 として、日本の近代の原点を見る思いがする。 江戸から明治への変遷は、殖産興業を各地に起こすことから始まり、これらの産業があればこそ日本が近代から 今日への橋渡しとしてつながって来た大きな出来事だった。 生産の原点は、養蚕と米作であったことを忘れては行けない。 世界遺産にならぬとも、身近な場所や物に大きな意味を見出すことがあるかも知れない。 この歳になって初めて解って来たことが、多くある。