荒井善則展覧会情報

旭川と長野を中心に、作品活動をしています。その中で、展覧会情報をお送りします。

作品撤去

2015年09月30日 | 日記
昨夜の現地は大雨と雹と雷、悪天候から狙いを定めた。

連日雨模様「午後から晴れ」の予報から、ハルカヤマ藝術要塞展の作品撤去に行って来た。

ひと月間の会期から、木部は黒ずみ置いた石の痕跡がのこり、串の中に枯れ葉が溜まる。

下に撒いた白い石は、ぬかるみの土に埋まりミミズの住処となった。

慎重にした設置も、1時間半程で撤去が終わる。

予報通り、運転中に小雨にあたったもののほぼ天気に恵まれた。

スタート当初、高速道路の運転は「ぬかれるばかり」。

帰路は、「ぬく事はあってもぬかれることはない」状態。

作品撤去が終わり、ようやく10月中旬の個展の準備に熱が入る。

高速運転、疲れたー。

春画展

2015年09月29日 | 日記

永青文庫:春画展

永青文庫:春画展

2015年9月15日(土)~12月23日(水・祝)

永青文庫
東京都文京区目白台1-1-1

日本初の春画展、という。

浮世絵版画の魅力のひとつに春画があると常々思っていただけに、この企画を楽しみしていた。

今回は、刷り物・版画ばかりではなく肉筆画も展示されている。

春画のおおらかさは、江戸の文化の程を垣間見ることが出来る。

先年、ロンドンの大英博物館での展示からこの企画が実現した、という。

海外での展示から、ようやく日本で認められる、春画展に限った事ではないが、自分たちの文化や国民の思考性を誇りに思って欲しい。

年配の男性に交じり、若い女性も数多く鑑賞している。

これらの遺産は、今日の上に成り立っていることを忘れてはいけない。

多くの老若男女に足を運んで欲しいもの。

牟礼駅の壁画

2015年09月28日 | 日記






TVニュースから、田窪恭治氏の壁画がしなの鉄道の牟礼駅に展示される、とあり見に行った。

同じような人々か、駅前の駐車場に出入りする車を何台も見かけた。

その壁画が無い事から駅員さんに聞いてみると、設置する場の整備が必要なことから、今は「いいづなアップルミュージアム」

に展示されている、と。

田窪恭治さんの個展は東京現代美術館で見たことがあり、とても印象に残っていた。

彼はフランスの礼拝堂のリノベーションとして、内壁にリンゴの絵を描いている。

牟礼駅がある飯綱町はリンゴの産地として有名なことから、リンゴを描いた田窪氏に壁画制作を依頼した。

10月下旬、牟礼駅の待合室に壁画が設置される。

展覧会鑑賞のバスの旅

2015年09月27日 | 日記


ハルカヤマ藝術要塞展の最終日に合わせ、旭川美術振興会のメンバー23人とバスで一日鑑賞の旅に出た。

一時、雨に降られたものの、ハルカヤマの会場では天気に変わる。

作品を見て仮物小屋で休憩を取り、トマト、餅まき、ピザのサービスを受け再び会場を巡る。

バスに戻った途中、雷が鳴り響く。

北海道立近代美術館の駐車場に着いた途端、「バケツをひっくり返す」の言葉通りの嵐と突風。

学芸員の井内さんから「日韓近代美術家のまなざし」展の説明を受け、200点の作品を鑑賞。

リノベーションした北海道博物館(野幌)では、「夷酋列像」蝦夷地イメージをめぐる人・物・世界展を鑑賞する。

フランス・ブザンソン美術考古博物館所蔵、蠣崎波響筆「夷酋列像」11点と、当時模写された作品を中心に、

蝦夷地の生活を考察した展示を見た。

10時間半のバスの旅、「鑑賞するのもゆるくない」と、参加者の感想が印象的。

横井弘三の世界展

2015年09月26日 | 日記

横井弘三の世界展
没後50年「日本のルソー」

2015年9月12日(土)~11月8日(日) a.m.0:00~p.m.5:00

長野県信濃美術館
長野市箱清水1-4-4 善光寺東隣 城山公園内
Tel.026-232-0052

横井弘三(1889-1965)は、長野県飯田市生まれ。

晩年は長野市を中心に活動したが、名前も絵も知る事は無かった。

「日本のルソー」と言われると、作品の様子が見えて来るけれど、その実態はわからないことばかり。

生涯変わるがない表現法は、個性なのか、土着性なのか。

表現を絵の具に持ち替えて、書きたいように描く、周辺にあるものを気持ちの赴くままに描く。

当時は有名でも、埋もれているアーティストは地方にはまだまだ多くいる。