展覧会と記録集 2021年07月18日 | 記録集 展覧会と記録集展覧会では、作品が掲載されている図録の持つ意味が大きい。「荒井善則 無意識が世界を版にする」は、作品集ではなく記録集とした。展示作品ばかりではなく、展示空間を見せるという学芸員の配慮から記録集が生まれた。作家の生き様が作品のストーリーとして、展示プランを味付けした。学芸員による荒井善則論には英訳と作品解説、展示空間の映像と制作過程を見せるQRコードが付いた。図録は作品主体、記録集には作品同様に展示の様子が掲載され、展覧会会場の臨場感が伝わってくる。