荒井善則展覧会情報

旭川と長野を中心に、作品活動をしています。その中で、展覧会情報をお送りします。

ゆで卵

2011年12月30日 | 日記
飛行機で移動中、一つ隣の席のおばあちゃんが食事の後、コツゥ、コツゥ、コツゥとゆで卵を割っていた。

テーブルの角を使っているのだが、なかなかうまくいかないようだ。

列車の移動中、わたしも肘掛けやテーブルの角で割ることがあるが、やはり同じような音になってしまう。

自宅でテーブルの角で割る時には、カツゥ、カツゥと気持ち良く割れる。

いくらいい音で割れても、きれいに剥けなければひと味違うような気がする。

スーパーやキオスクでは、味付きゆで卵が多勢を占めている。出始めの頃、何と美味しいことかと感心したけれど、この頃では普通のゆで卵に、少々の塩で食べるのが一番と思う。

塩を忘れてシンプルなゆで卵もいいし、時々マヨネーズ味もいいなーと思う。

新幹線では、さっそくゆで卵を買って食べよう。この際、味付きゆで卵でもいいかー。

野沢菜は旨い

2011年12月29日 | 日記
長野に帰って来ると、スーパーの漬けもの売り場が気になって、野沢菜を見てしまう。
その青々とした色に、つい騙され買ってしまうけれど、旨さはイマニである。

冬の始めの野沢菜は、浅漬けでバリバリとしていて青臭い。

しばらくすると、段々に飴色になりシャキシャキとした旨味が増して来る。

特に、根元の部分はねばりで歯ごたえがあって、食べごたえがある。

葉の部分は、ご飯に巻いて食べればのり巻きより旨い。

年を越すと共に、茶請けの友に杯が増す。野沢菜の究極は、漬かり過ぎの頃合いの油

炒めである。塩出しをしてから、細かく切って唐辛子少々の油で炒めて蒸すのである。

そして、熱いごはんにのせて食したら、おかずはいらない。

故郷の漬け物は、誰が何といっても野沢菜に勝るものはない。
わかっていることながら、おふくろの漬けた野沢菜に勝るものはない。

展覧会情報ーTOPOS展

2011年12月28日 | 展示会
いやー、長野も寒いです。長野駅に降り立った時には、一面雪景色で「北海道より寒い、早くも郷に入れば郷に従ったかなーっ」と思う一瞬でした。

しばらく空けていた部屋は、すっかり冷えきっていて+5℃でした。
しかし、縁側にいると日中の太陽からは、暖房なしでも良いと思う程暖かになることが、旭川とは大きな違いです。

大正時代の長屋を改造したアートスペースーFLAT FAILEに「TOPOS展」を見て来ました。会期は終了していましたが、オーナーのモリヤさんの計らいで特別観覧です。

[場所を制作者の「動機」、その場所への固有な「アプローチ」をとの発想(主催者)]から生まれた企画展です。

古い商家を改造したもう一つの会場、ギャラリー花蔵を見ることは出来ませんでしたが、長野から新しい発信の一端を垣間見る展覧会でした。

展覧会情報ー西村画廊

2011年12月27日 | 展示会
帰省の途中、日本橋の西村画廊を訪ねました。

「GRAPHICS 版画&ポスター」展が開催されており、西村画廊の目を通したグラフィックの作品が一同に返し、ここならではの鑑賞出来る作品から、ホッとした時間を持つことが出来ました。

デビッド ホックニーのポスターや銅版画など、エッチングの持つ独特のテクスチャーと黒の色に、私も今一度チャレンジして見たいなーと思いながら、足取り軽く次への移動が出来ました。

点から点への移動が多い中、ちょっとの途中下車は手間がかかりますが、贅沢な時間と思います。

歩くという行為があることがうれしいと、改めて感じた移動の一瞬でした。



場所:東京都中央区日本橋2-10-8 日本橋日光ビル3F
会期:12月13日(火)~2012年1月28日(土) 休廊12月28日~1月10日
   www.nishimura-gallery.com
   



展覧会情報ー越後の土蔵展

2011年12月26日 | 展示会
「江戸酒造と家族を綴るパッチワーク発祥の家 25周年記念 筑後の土蔵」展を見に行って来ました。

久留米市の北野天満宮参道にある「庭のうぐいす 山口酒造場」では、オーナーの山口玲子さんが自ら制作の傍ら、お母さん方が家に伝わる家族の古着を持参したものをパッチワークに仕上げるお手伝いをしながら、毎年展覧会を開催しています。

旧知の山口さんから、この25周年記念展のご案内をいただいたことから、初めての九州に旅立ったのは10月の下旬でした。

古着から、新たなパッチワークとして蘇る素材の力、時代の持つ技術力の深さと歴史の重みを十二分に感じることが出来、江戸時代の酒蔵空間の素晴らしさに只々魅せられた一日でした。

レンタカーを利用した為に、一年間練ったという地熱蒸気ランチに、この酒蔵の酒を共に味わうことが出来なかったことは、返す返す残念でした。

場所:福岡県久留米市北野天満宮参道沿
TEL.0942-78-2008
www.niwanouguisu.com : www.chinetsu-labo.com