ブラックボックス

ウクライナで追撃されたマレーシア航空と、台風で墜落した台湾の飛行機のブラックボックスが回収された。

フライト情報の、事故解明につながる大切な記録が残っているという。

ブラックボックスだけに、色は黒と思っていたがオレンジ色。

内容がつかめないことからブラックボックス、解っていても冗談でいう黒ではない。

ブラックジョークでは済まされない、事故の解明が早急に待たれる。

春に行方不明になったマレーシア航空の機体は、未だ見つかっていない。

何処に行ってしまったのか、発信力が大きなGPSシステムでピンク色の発光体が着いていれば、イイなー。

土用の丑の日

買い物公園を歩いていると、どこからか香しい煙が漂って来た。

あの「うなぎ」を食べて元気になるという、土用の丑の日を目と匂いで訴えかけているレストランを見付けた。

絶滅危惧種になってしまったうなぎを、どうして食べる事が出来よう。

しかし、そんなことを気にしない人々のために焼いているウナギ屋さんが提供する、煙と匂いをかぎながら

ギャラリーに戻った。

途中、あのテレビで何度も放映されたチキンナゲットを販売していた店をかわし、今日の夕食は何にしようと考えながら、

空腹になった自分の腹の音を聞く。

アメ玉の功名

運転中、家人が差し出したアメ玉が滑り落ち、シートの下にころがった。

いくら探しても見当たらない。

翌日、シートを前後に移動させながらチェックすると、ひと月前に無くしたと思っていた小銭入れと、

床の途中に引っかかっていたアメ玉を発見した。

けがの功名ならず、アメ玉の功名か。

アメ玉は少しべとついていたが、小銭入れには食事券のポイントカードと小銭だけで1769円も入っていた。

アメ玉は捨てたが、今日のランチは豪勢に野菜天ぷら蕎麦にした。

目も悪くなり、慌てずじっくり見れば、見つかる事もある。

搬出

旭川デザインギャラリーの屋根に生きる

札幌での二つの展覧会が終了し、同時に搬出作業も終えた。

少々ハードだったけれど、展示を含め旭川と札幌を四往復した。

車両で作品を積んだ移動は、便利ながら高速運転は少々疲れ気味。

この後、展覧会関係で何度札幌を往復するのだろうか。

安全運転、居眠り注意、速度制限、ゆっくりゆっくり。

何とか、札幌の搬出が終わり安心した。

その後のP.M.2.5

昨日の空の霞は、北方の森林火災の影響からのP.M.2.5だった。

昼まで霞が治まらず、雷こそならない集中豪雨が続いた。

P.M.2.5を洗い流してくれるだろうと期待しながら、屋根を打つ雨音に聞き耳を立てた。

午後からの雨は、夕方まで止む事も無くギャラリーへの客足を停めた。

奇麗な太陽だった、と褒めたにもかかわらずP.M.2.5という悪さを仕掛けた空気のいたずらに、

この地の存在感の大きさを改めて想う。