風の森in開田

美味しい空気と素晴らしい景色が毎日のご馳走。
霊峰・御嶽山の麓での高原暮らしの独り言・・・

イチイの実

2006-10-24 08:35:24 | 自然の恵み

 

  本日 今は  午前6時 11,1度

 

引き続き暖かい朝です。

明け方4時くらいには、 雨がこれでもか~っと言う位降っていました。

今は雨は上がって薄日も射していますが、天気予報は一日中雨!

昨日は曇りから晴れて、午前中は太陽も顔を出し

暖かな陽射しをプレゼントしてくれました。  

昼過ぎからまた雨が降り出し、夕暮れもいつもより早く来たみたい・・・

 

ここ開田のお家の周りには何故か「イチイ」の木が植えられています。

垣根の代わりに低く仕立ててあったり、

松のように枝を長く伸ばして、門の上に這わせてあったり・・・

風除けのように高かったり、(多分防風林の目的が多いのでしょう)

どうして「イチイ」なのか、一度聞いてみたいと思います。=???

私が思うに、「イチイ」は耐寒性や雪に強いからかな?

 

全国ではこの「イチイ」を市町村の木に指定している所が

結構あるみたいで、私が初めてこの木に出会った高山

イチイ」を市の木に選び、街路樹にも沢山使われていました

岐阜県には「イチイ」の国有林まであるとか・・・

もう10年位前になりますが、高山に観光に行き、季節も今頃だったのか

街路樹の「イチイ」の木に、真っ赤が沢山成っていました。

食べられるよ!」の声に、好奇心のスイッチがたちまちON!

口に入れると果肉は柔らかく、しかも甘~い!

そんな思い出のある「イチイ」と、ここ開田で再会するなんて・・・

 <3

イチイ別名をアララギと言い、その名前の由来は・・・

「仁徳天皇」がこの木で笏(しゃく・束帯の時右手にもつうすい板)を

作らせ、それで正一位を授けたので、「一位」と呼ばれるようになったとか。

そして「しゃく」は今も「イチイ」で作られているそうです。

北海道や東北の北の方では、この木を「オンコ」と呼ぶそうです。

「アイヌ語」の影響を受けているみたいですが

秋に真っ赤なルビーのような綺麗な実をつけます。

果実は甘くそのまま食用にしたり、焼酎に漬けて果実酒にも出来ます。

でも種子にはタキシンという有毒のアルカロイドが含まれているとか・・・

 

今でも散歩をしながら「イチイ」の木があると、ついつまんで食べますが、

種が有毒とは知りませんでした。雑学の引き出しに入れておこう・・・っと。

 

今、果実酒の準備をしているものが3種類あります。

「かりん」と「なつめ」と「ポポー」です。

なつめ」は最初甘煮にするつもりだったのですが、

焼酎に漬けてからでも、引き上げてから甘煮に出来るので、

まずは果実酒にしてから・・・と、「かりん」とともに洗って乾かしています。

ポポー」は熟れたらたべるつもりで置いてあったのですが、

結構量があるので(650g)果実酒にしてみることに・・・

我食品庫には果実酒のビンがズラーッと並ぶ筈が、

次々お腹の倉庫に入れてしまうので、なかなか増えません。

2~3年かそれ以上熟成させてみたいのですが・・・

熟成はお腹の中で充分出来ていると思います。

 

予報の「一日中雨」は外れそうな、空模様になって来ました。

やりかけの編物を早く仕上げて、次にやりたい手芸があります。

私の一日はお天気次第、晴れを喜んだり、雨を歓迎したり、

勝手なものです。