２０１０・１１・１９

Ｓちゃんが喋ったみたいだ。近親者からの電話によると、ベッドの廻りで家族が何かの時間について話していたら突然「ニジュップン（20分）……」という言葉があいつの口から聞こえたらしい。何が20分なのかは分からない。でも、あいつの中で数の概念が戻りつつあり、言語能力が甦ってきているのは確実だ。もうこうなったら気長に、何年かかってもいいから長島茂雄みたいに復活してくれることを祈るのみ。そんなあいつのとを心配しつつ、俺も一週間前に診断を受けた整形外科に血液検査の結果を聞きにいく。尿酸値は9、6。6月の定期検診の時は12、7だったから、それよりは低いが、7、0以下にしないと痛風発作が起きやすいと言われている。悪いことはいわないから腎障害になる前に尿産値を下げるように医者に勧められる。分かりました……と答えて尿産値を下げる薬を貰うが、この薬は体内の他の機能も弱める働きをするので、俺の中の「様々な能力」が心配。そして食生活の改善を求められる。レバーやカキなど内蔵系の食べ物は絶対ダメと言われても、焼鳥フリーク、オイスターフリークの俺にそれは酷というもの。案の定、病院を出たら隣にカフェテリアがあって、カキを上に乗せたオムライスの写真が美味そうに飾ってあったので何の躊躇いもなく入ってしまう。カキは美味かった。でも、たった二つきりだし、オムライスは最低。これで1400円かよ？と呆れる。6時半に店へ。今日からまた劇団クロックガールズの公演『やっぱりカフェが好き』の公演。こっちのカフェのメニューは六種類（６つのオムニバスを２つづつ公演）で、いくつかとびきりの料理がある。今日の料理も今まで食べたことのない料理で美味かったと終演後、芝居をみていた女性脚本家のＭさんとＹさん、連れのＯさんと飲みながら話す。他にお客さんは悠々セカンドライフのＳさん、夕刊ＦのＵさん、プロデューサーのＫさん、法律事務所勤務のＮさん、近所の会社の経営コンサルタントのＫさんご夫妻、Ｓちゃんのことを話しにきてくれた彼の会社の取締役のＩさんたち、遅い時間に昨日に引き続き俳優事務所社長のＢさんと近所に住む女性映画監督のＫさん、更に広島の福山から上京するたびにきてくれるＴさんたちが今日は十人のグループで来店してくれて、連休前にウチの店も人並みに活気を呈したが、その中にあいつの姿がないのは淋しい。
●COREDO PRESENTS　リスボンの夜　Primeiro
　　　　『リスボン泥棒市　乃木坂版』
新品、中古品からガラクタまで何でも出揃うリスボン名物の蚤の市が乃木坂に出現します。今回は桃井が取り寄せたたポルトガル雑貨、食品、グッズの他に在日ポルトガル人やポルトガルに縁がある人たちがそれぞれ個性的な出店を開きます。また会場内ではポルトガルの秘蔵映像も上映。リスポン、ポルトガル関係ならなんでもありの蚤の市です。
日時・1/17（月）～1/21（金）18時～23時（料金は無料です）
　　　　　　　　　～～出店参加者募集～～
この蚤の市に出店される方を募集します。但し商品はポルトガル関係のグッズ、食料品に限ります。参加費用は売上の10％。ご希望の方は2010年12月一杯までに桃井宛にご連絡ください。　　
●COREDO PRESENTS　リスボンの夜　Segundo
　西沢利明ひとり芝居『異名者たち～ペソアとその仲間たち』
台本演出・桃井章　出演・西沢利明
日時・1/24（月）、1/25（火）開演19時半（開場18時）
料金・3000円（飲食代別）　
●COREDO PRESENTS　リスボンの夜　Terceiro
　　「津森久美子ファドライブ」
日時・2011年1月27日（木）20時開演（18時半開場）
料金・3000円（飲食代別途・40名様限定）
出演・津森久美子（ファディスタ）
　　　ゲスト　高柳卓也（ファディスタ）、月本一史（ポルトガルギター）
予約お問い合わせはコレドシアター（☎０３ー３４７０ー２２５２、18時以降）まで。
※コレドのホームページのアドレスです。 イベントスケジュールなどご参照ください。

２０１０・１１・１８

今日は平日なのに午後一番からイベントがあって11時には部屋を出なくちゃいけないというのに、夕べからクリームシチューが食べたくてたまらなかったもんだから、朝八時に起きて朝刊に珈琲という日課の後、日記を書きつつ、経理事務をしつつ作る。でも、冷蔵庫にあった牛乳の賞味期限が開封後５日も過ぎていたので、使えないことが判明。一瞬諦めるかと思った時、ルー（市販の）の他に何故牛乳をいれるのかという基本的問題について考える。それは恐らく乳製品を加えるのは味を深めてクリーミーにする為だろうと推理。だったらチーズを一杯いれてもそんなに変わりないのではないかと、冷蔵庫に残っていた××チーズ（名前が思い出せない）、△△チーズ（これも同じく）を総動員してみると、これが大正解。とても市販のルーを使ったクリームシチューとは思えない美味さに仕上がって大満足していたら、バスの時間に間に合わなくなって、駅まで歩いて電車で店へ。２時に開演するまで久しぶりにドリンクサービスをやって、後をスタッフのＯ君に任せ、六本木へ。本屋で「私のマルクス」（佐藤優）、「不穏の書」（ペソア）など買い求めてバスで部屋に帰ろうとした時にたこ焼き屋の看板が目に入り、母が以前美味しそうに食べたことを思い出して、２パック買って白金へ。80数才の母と63才の息子のたこ焼きを頬張りつつお茶をすする午後のひととき。人生だと思う。店の営業はＭに任せることになっているので、部屋に帰って12月から1月にかけてやるコレド企画イベントのチラシ作りや連絡事務に当たっていたら、俳優事務所社長のＢさんから電話。彼の還暦を祝う仲間内の集いが六本木のイタリアンでこれからあるというので急遽参加することにする。還暦ということは彼とはもう30年以上もつきあっている訳か？まだ事務所を作ったばかりで机一つしかなかった彼の会社も、今や売れっ子俳優を一杯抱えた事務所になって、テレビ局や映画会社のプロデューサーも彼には一目置いて話している光景をみている内にこれもまたつくづく人生を感じてしまう。9時過ぎ、参加者六人を引き連れて店へ。イタリア帰りのアメリカ人Ｄと今日は全く客としてきているポルトガル人のＡ夫妻が待ち構えていたので、二人の在日外人の間で共通言語である日本語トーク。別々にいると日本語で喋ることに何だか遠慮がでてきてしまうのに、こうして三人で話していると全然臆さないのが不思議だ……とここまで書いてきて、××チーズの××がカマンベールで、△△チーズの△△がチェダーだったことを思い出す。典型的な初老性認知症だ。
●COREDO PRESENTS　リスボンの夜　Primeiro
　　　　『リスボン泥棒市　乃木坂版』
新品、中古品からガラクタまで何でも出揃うリスボン名物の蚤の市が乃木坂に出現します。今回は桃井が取り寄せたたポルトガル雑貨、食品、グッズの他に在日ポルトガル人やポルトガルに縁がある人たちがそれぞれ個性的な出店を開きます。また会場内ではポルトガルの秘蔵映像も上映。リスポン、ポルトガル関係ならなんでもありの蚤の市です。
日時・1/17（月）～1/21（金）18時～23時（料金は無料です）
　　　　　　　　　～～出店参加者募集～～
この蚤の市に出店される方を募集します。但し商品はポルトガル関係のグッズ、食料品に限ります。参加費用は売上の10％。ご希望の方は2010年12月一杯までに桃井宛にご連絡ください。　　
●COREDO PRESENTS　リスボンの夜　Segundo
　西沢利明ひとり芝居『異名者たち～ペソアとその仲間たち』
台本演出・桃井章　出演・西沢利明
日時・1/24（月）、1/25（火）開演19時半（開場18時）
料金・3000円（飲食代別）　
●COREDO PRESENTS　リスボンの夜　Terceiro
　　「津森久美子ファドライブ」
日時・2011年1月27日（木）20時開演（18時半開場）
料金・3000円（飲食代別途・40名様限定）
出演・津森久美子（ファディスタ）
　　　ゲスト　高柳卓也（ファディスタ）、月本一史（ポルトガルギター）
予約お問い合わせはコレドシアター（☎０３ー３４７０ー２２５２、18時以降）まで。
※コレドのホームページのアドレスです。 イベントスケジュールなどご参照ください。

２０１０・１１・１７

何でもオリーブオイルとニンニク、唐辛子で炒めればいいってもんじゃないが、スタッフのＯ君が北海道物産展でお土産に買ってきてくれた鮭の切り身のニンニク唐辛子オリーブオイル焼きは絶品だった。旨味と旨味が味を殺し合うこともあるが、これは旨味が相乗効果をあげている。そのＯ君、今日も店が終わった後、一人残って芝居の練習。自分で書いた葯一時間の台本の内、その半分を占める自分が演じる登場人物の独白を丸暗記しろとプロデューサー（俺）に命じられたのだ。発声練習もからだの動きの訓練もやっている時間はない。とにかく覚えろ。覚えきったら見てやる。全てはそこから始まるとプロデューサー（俺です）に言われて、10月にウチで働き始めてからその日課は毎日続いている処か、どうやら日曜日にも一人で店にきて稽古しているみたいだ。でも、その成果は着々と上がっているみたいで、連休明けには全て覚えられるので見てほしいと言ってきた。さすがテニスの全国大会で優勝しただけのことはあって、根性が違う。こんな仕事がやりたいとやってみても、辛かったり、自分に合わないと思ったらすぐにやめてしまう若い人が多い中、ここぞと食らいついたら鮭を捕らえたら絶対口から放さない熊みたいな気構えは立派。それが旨味となっているとしたら、別の旨味（演出とかプロデュース力）が加えられて極上の旨味が出たらいいんだけど。どなたか彼の俳優第一歩につきあって下さい。
●COREDO PRESENTS　リスボンの夜　Primeiro
　　　　『リスボン泥棒市　乃木坂版』
新品、中古品からガラクタまで何でも出揃うリスボン名物の蚤の市が乃木坂に出現します。今回は桃井が取り寄せたたポルトガル雑貨、食品、グッズの他に在日ポルトガル人やポルトガルに縁がある人たちがそれぞれ個性的な出店を開きます。また会場内ではポルトガルの秘蔵映像も上映。リスポン、ポルトガル関係ならなんでもありの蚤の市です。
日時・1/17（月）～1/21（金）18時～23時（料金は無料です）
　　　　　　　　　～～出店参加者募集～～
この蚤の市に出店される方を募集します。但し商品はポルトガル関係のグッズ、食料品に限ります。参加費用は売上の10％。ご希望の方は2010年12月一杯までに桃井宛にご連絡ください。　　
●COREDO PRESENTS　リスボンの夜　Segundo
　西沢利明ひとり芝居『異名者たち～ペソアとその仲間たち』
台本演出・桃井章　出演・西沢利明
日時・1/24（月）、1/25（火）開演19時半（開場18時）
料金・3000円（飲食代別）　
●COREDO PRESENTS　リスボンの夜　Terceiro
　　「津森久美子ファドライブ」
日時・2011年1月27日（木）20時開演（18時半開場）
料金・3000円（飲食代別途・40名様限定）
出演・津森久美子（ファディスタ）
　　　ゲスト　高柳卓也（ファディスタ）、月本一史（ポルトガルギター）
予約お問い合わせはコレドシアター（☎０３ー３４７０ー２２５２、18時以降）まで。
※コレドのホームページのアドレスです。 イベントスケジュールなどご参照ください。

２０１０・１１・１６

きまりごとが好きなった桃井は、〆切を守らないなんてもっての外と今日が〆切の依頼原稿をちゃんと書き上げて編集者にＦＡＸする。きまりごとが好きになった桃井は、バスの中はポルトガル語の勉強をする場と決めているので、バスが到着するまでバス停で夕刊を読んでいたけど、一歩バスの中に足を踏み入れたら新聞は畳んでICレコーダーから流れだすポルトガル語に集中する。きまりごとが好きになった桃井は、12時以降炭水化物はとらないことにしたので、12時に牛肉とかぶのバター炒め、スクランブルエッグ、たこワサビ、大根と人参のサラダなどでご飯二膳、5時にかき揚げ入り蕎麦、11時前に厨房に駆け込んでトリッパ雑炊を食べたけど、部屋に帰ってからは湯豆腐とあつあつサーディンだけで、炭水化物は口にいれなかった。それなのにそれなのに、63才の誕生日を前に一日一枚だけでも書こうと決めた作品を今日は一枚どころか一行も書くことが出来なかった。今日も来てくれたＫさんの祖父である映画監督のＳさんは100才を前にしても創作意欲が衰えずに次々に作品をしているのに、自分の不甲斐なさときまりが守れないことにちょっとした敗北感。他にお客さんは夕刊ＦのＵさん、映画監督兼教育評論家のＨさん、近所の会社のＥさんたち、Ｔ電力のＮさんとＴさんたち、ＳミュージックのＮさんたち、広尾時代よく来てくれた広告会社Ｈ堂の一人で、今は東北のＡＨ堂社長のＴさんと部下のＩさんなど。首から肩にかけての関節痛はまだひかないので三食後きちんと薬を飲む。眠気を催すリンラキサー錠はアルコールを飲むと薬の作用を強めるとかで、Ｔさんたちにアルコールをいただいた俺はとんでもなく眠い。
●COREDO PRESENTS　リスボンの夜　Primeiro
　　　　『リスボン泥棒市　乃木坂版』
新品、中古品からガラクタまで何でも出揃うリスボン名物の蚤の市が乃木坂に出現します。今回は桃井が取り寄せたたポルトガル雑貨、食品、グッズの他に在日ポルトガル人やポルトガルに縁がある人たちがそれぞれ個性的な出店を開きます。また会場内ではポルトガルの秘蔵映像も上映。リスポン、ポルトガル関係ならなんでもありの蚤の市です。
日時・1/17（月）～1/21（金）18時～23時（料金は無料です）
　　　　　　　　　～～出店参加者募集～～
この蚤の市に出店される方を募集します。但し商品はポルトガル関係のグッズ、食料品に限ります。参加費用は売上の10％。ご希望の方は2010年12月一杯までに桃井宛にご連絡ください。　　
●COREDO PRESENTS　リスボンの夜　Segundo
　西沢利明ひとり芝居『異名者たち～ペソアとその仲間たち』
台本演出・桃井章　出演・西沢利明
日時・1/24（月）、1/25（火）開演19時半（開場18時）
料金・3000円（飲食代別）　
●COREDO PRESENTS　リスボンの夜　Terceiro
　　「津森久美子ファドライブ」
日時・2011年1月27日（木）20時開演（18時半開場）
料金・3000円（飲食代別途・40名様限定）
出演・津森久美子（ファディスタ）
　　　ゲスト　高柳卓也（ファディスタ）、月本一史（ポルトガルギター）
予約お問い合わせはコレドシアター（☎０３ー３４７０ー２２５２、18時以降）まで。
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２０１０・１１・１５

去年二度に渡って公演したポルトガルの詩人ペソアを主人公にした芝居を何とかもう一度公演できないかと色々考えていたが、この芝居のテーマである「異名者」という概念を際立たせる為には芝居ではなく詩の朗読の方がいいのではないかと気づいて、ベテラン新劇俳優の西沢利明さんに声をかけてやってみることにした。でも、これは単なる詩の朗読ではない。一人の俳優が、ペソア本人と彼の異名者たち（カエイロ、カンポス、レイス）の四人に変身し、そのそれぞれの詩を朗読すること自体が演劇的構造をもっている。来年１月24日25日の二日間、コレドシアターで俺の演出で開演。その前の週は「リスボン泥棒市・乃木坂版」と称して、リスボン名物の蚤の市をイベントスペースで開催する。リスボンやポルトガルから仕入れた珍品逸品の数々、ポルトガルの飲食物を販売する出店が並ぶイベントだ。そして月末の27日には津森久美子さんのファドライブがある。つまり一月後半は店中が「リスボンの夜」になる。どうだ？これだけポルトガルにかぶれると他人は何もいえないだろ？と居直った週明けの今日、お客さんはイベントの観客を除けばテレビＡの関連会社社長のＫさん、法律事務所勤務のＮさん、関西の造園会社のＡさん、保険会社勤務のＳさんと連れの女性の合計5人だけ。表も寒くなってきたけど、体の中も寒々とした気持ちで家路へつく。
●COREDO PRESENTS　リスボンの夜（１）
　　　　『リスボン泥棒市　乃木坂版』
日時・1/17（月）～1/21（金）18時～23時
入場無料
●COREDO PRESENTS　リスボンの夜（２）
　西沢利明ひとり芝居『異名者たち～ペソアとその仲間たち』
日時・1/24（月）、1/25（火）開演19時半（開場18時半）
料金・3000円（飲食代別）　
●COREDO PRESENTS　リスボンの夜（３）
　　「津森久美子ファドライブ」
日時・2011年1月27日（木）20時開演（18時半開場）
料金・3000円（飲食代別途・40名様限定）
出演・津森久美子（ファディスタ）、高柳卓也（ファディスタ）、月本一史（ポルトガルギター）
予約お問い合わせはコレドシアター（☎０３ー３４７０ー２２５２、18時以降）まで。
※コレドのホームページのアドレスです。 イベントスケジュールなどご参照ください。

２０１０・１１・１４

ある雑誌から頼まれている「コレド有名人列伝」というエッセイの〆切が迫っているので、休日の今日を利用して書こうとしたのだけど、そんなに有名人が集う店でないので、取り上げる人物に困ってなかなか筆が進まない。７時過ぎまで粘って断念、Ｍを誘って夜の散歩に出る。大崎から五反田あたりをブラブラするつもりが、目黒川沿いの道を歩いている内に「このまま歩いていくと中目黒にいくの？」とＭがいうもんだから頷くと「だったら行ってみたい」とはしゃぐ。少し距離があるけど、まぁ、いいかと目黒川沿いに歩きだして40分ほど。中目黒はＭが東京に出てきて初めて住んだ街で、色々思い出が詰まっている。川沿いに「Ａ」という俺と同じ名前の焼鶏の店があったので入ってみる。ここは俺と個人的に親しくなる前の晩、Ｍが偶然入って嫌な予感にとらわれたという因縁のある店。川沿いにある櫻並木が春はさぞかし綺麗だろうと想像しつつ、鶏のすき焼をいただく。美味。帰宅してからテレビで「情熱大陸」。田原総一朗を取り上げていて、いつもは取材する側の田原氏が取材方法にちょっかいを出していて面白かった。終わった後、借りてきたＤＶＤで「さんかく」（吉田恵輔監督）を見る。前にみた「純喫茶磯辺」もそうだったが、何の問題も悩みも抱えてない、とても映画の主人公にはなれないような平凡な人物がラストには見事に映画の主人公になっているのが面白い。こうして結局、原稿は仕上げられず。でも、最近決まりごとが大好き人間の桃井は、火曜日の〆切をきっと守ることだろう。
●COREDO PRESENTS　リスボンの夜（Ⅱ）「津森久美子ファドライブ」
日時・2011年1月27日（木）20時開演（18時半開場）
料金・3000円（飲食代別途・40名様限定）
出演・津森久美子（ファディスタ）、高柳卓也（ファディスタ）、月本一史（ポルトガルギター）
予約お問い合わせはコレドシアター（☎０３ー３４７０ー２２５２、18時以降）まで。
※コレドのホームページのアドレスです。 イベントスケジュールなどご参照ください。

２０１０・１１・１３

早い時間に先週に続いて人妻Ｉちゃんが来店。「あいつ」の病状を俺から聞き、快方に向かっていると聞いてホッとしたようにワインで乾杯していく。「あいつ」の会社のＩさんが病院に見舞いに行ったけど、まだ面会が出来ないことを伝えにくる。リハビリを始めたものの、喋るまではほど遠いみたいだ。こうして「あいつ」の病状を大勢の人が心配していく。でも、この日記で「あいつ」と呼んでいる人間が常連の演出家Ｓちゃんのことだと知っている人はあまり多くないみたいだ。「あいつ」が危篤寸前で病院に搬送れさたことを思わずこの日記に書いてしまって、それを教えてくれた人からそんなことは書くべきではないと猛烈な抗議を受けて、慌ててその部分を削除した為、それ以後の日記では「常連の演出家Ｓちゃん」に代わって「あいつ」という呼称で通すことにしたからだ。でも、そのことは間違っていたと思う。削除前に読んだ人以外誰が倒れたのか分からないのだ。今日もＳちゃんとは何本も仕事を一緒にしたＴ映画会社のＴさんが、どうも知らない様子なのでＳちゃんのことを教えたら、今日まで知らなかったことにひどくショックを受けていた。世界中の人が知る必要はない。でも、少なくともこの日記で「常連の演出家Ｓちゃん」と書いてあったら誰だか分かる人は、彼の病状を知っておくべきだと思う。そして一日も早い回復を祈ってほしいと思う。他にお客さんは昨日に引き続いて夕刊ＦのＵさん、Ｏ大学勤務のＭちゃん、ＹさんＦさんＨさんたち劇作家脚本家の９人グループ、時代劇小説の大家になりつつあるＩさんたち、最近年下のデザイナーと結婚したばかりの広告会社のＳさんなどで、イベントの収入を除いてバーカウンターだけでは今週一番の売上。変な店だ。
●COREDO PRESENTS　リスボンの夜（Ⅱ）「津森久美子ファドライブ」
日時・2011年1月27日（木）20時開演（18時半開場）
料金・3000円（飲食代別途・40名様限定）
出演・津森久美子（ファディスタ）、高柳卓也（ファディスタ）、月本一史（ポルトガルギター）
予約お問い合わせはコレドシアター（☎０３ー３４７０ー２２５２、18時以降）まで。
※コレドのホームページのアドレスです。 イベントスケジュールなどご参照ください。

２０１０・１１・１２

数日前から寝違えたみたいに首から背中と肩、更に胸までが痛くて、うっかり体を動かすと激痛が走る。昨日はたまらず座薬（ポレタレン50）をいれて痛みを和らげたが、今日はちょっと限界みたいな気がしたので、近所にある整形外科で診察を受ける。どうやら椎間板に問題があるらしいが、それより痛風の発作が肩の間接あたりに発生して、痛みを倍加させているとか。発作がもう少しで腎臓に達します、そうなったら取り返しがつきませんと脅され、尿酸値を下げる薬を飲むように勧められる。でも、その薬を飲むと性的能力が落ちる。人生を一杯楽しみたい俺としてはそれは実に困ることだ。でも、命には変えられないしとグズグス悩んで店に行ったら、俺より数才年上の脚本家のＨさんがいいグッズがあるという。バイアグラだと血管に問題がある人だと使えないが、このグッズだと大丈夫だとか。いつもならその種の話題は聞いていてもスルーしてしまうのに、ひどく切実な情報として受け止めてしまった63才の俺。でも、こんなことで俺が悩んでいることを知ったら脳溢血を患ったあいつは折角快方に向かっている病状が悪化するだろう。今日も近親者から電話があったけど、あいつのリハビリは順調に進んでいるみたいで、食事も流動食らか普通の食事になったとのこと。焼鳥を食べれるようになるのも時間の問題だね、Ｓちゃん。他にお客さんはわざわざ日本ポルトガル修好150年記念切手シートをお土産にもってきてくれた悠々セカンドライフのＳさん、もうぶっちぎりで今年も来店数一位の夕刊ＦのＵさん、絶対匿名、イニシャルもＮＧの某出版社のＸさん、映画カメラマンのＹさん、女っぽさと色っぽさでとてもＴ大の大学院卒とは思えないＮ証券のＦちゃんと同僚のＡさん、久しぶりに来店してくれた近所の会社の経営コンサルタントＫさん、大阪で造園業を経営するＡさんなど。薬のせいか眠気とだるさがひどくて、部屋に入るなり、何も食べずにベッドへ直行。五分後には眠りについていた。
●COREDO PRESENTS　リスボンの夜（Ⅱ）「津森久美子ファドライブ」
日時・2011年1月27日（木）20時開演（18時半開場）
料金・3000円（飲食代別途・40名様限定）
出演・津森久美子（ファディスタ）、高柳卓也（ファディスタ）、月本一史（ポルトガルギター）
予約お問い合わせはコレドシアター（☎０３ー３４７０ー２２５２、18時以降）まで。
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２０１０・１１・１１

8時前に起きる。今朝はＭの親戚からいただいた新米を炊いて、いただきものの鰺の西京漬けに春巻、バカ貝の煮物、たけのこのピリ辛炒め、納豆ミニオムレツ、豆腐と揚げの味噌汁でというメニューを寝る時から決めていたので、煮干しで出汁までとっていたのに、Ｍが具合が悪いのかお昼過ぎまで起きてこなかったこともあって、食事の用意をしようとした時には何だか食欲がなくなってしまっていた。多分起きてから五時間、空腹を我慢している間に脳が食欲をなくせなくせと命令していたに違いない。且つそれから作るとなると30分以上はかかるし、食べるのが2時近くになる。炊きたての新米が勿体ないし、煮干しの出汁も無駄になるけど、何だか面倒臭さも手伝い、そのメニューでの食事を放棄してしまって、表で何か喰おうとＭを誘い出す。自分にとって最高のメニューを放棄した後は口に入ればなんでもいいという自堕落な気持ちだったが、Ｍの希望で駅前のビルにある韓国料理店に入って、石焼きビビンバを食べたのだが、何だか味がしない。塩気を薄めにする調理人なのかと思ってみたけど、一緒について来た卵スープは塩辛い。ということは塩か何か調味料を入れ忘れたに違いないと推理したものの、何か異物が入っているならともかく、味に関してのクレームはつけにくい。ウチじゃこんな味ですと言われたらそれまでだ。結局、こちじゃんを貰って大量に混ぜて食べる。お金というより、そんな不味い食事をしなくちゃいけないなんてとんでもなく損した気分だ。先に店へいくＭを見送って部屋でイベントのチラシ原案を作ったりするが、そんな食事をしたせいか気分も悪くなって30分ほど横になって、8時過ぎに店へ。今日から三日間はまたイベントスペースが空いてしまっているので、店全体が落ち着いたムードの中で、映画監督兼教育評論家のＨさん、いつも妖しい魅力をふりまく歯科医のＳちゃん、広島県Ｆ市の東京事務所のＡさんたちとお喋り。続いてＴ電力のＮさん、赤坂の整体診療所勤務のＳさん、注文したタラのコロッケを届けがてら今日もまた飲んで行ってくれたポルトガル人のＡさん夫妻、美容師のＫさん、70才を過ぎた筈なのに第一線で活躍する有名脚本家のＫさん、Ｎテレビの女性プロデューサーＡさん、制作会社社長のＳさん、女性プロデューサーのＮさん、そこに近所に住む女性映画監督のＫちゃん、近所の俳優事務所のＳさんとＴさんも来店して、落ち着いたムードから一転賑やかな店に変身して、店主としては嬉しい悲鳴。その間何も食べることが出来なかったので、帰宅してから湯豆腐、スペアリブのジンジャエール煮、朝食べる予定だ＋たバカ貝の煮物などを貪り食う。
●COREDO PRESENTS　リスボンの夜（Ⅱ）「津森久美子ファドライブ」
日時・2011年1月27日（木）20時開演（18時半開場）
料金・3000円（飲食代別途・40名様限定）
出演・津森久美子（ファディスタ）、高柳卓也（ファディスタ）、月本一史（ポルトガルギター）
予約お問い合わせはコレドシアター（☎０３ー３４７０ー２２５２、18時以降）まで。
※コレドのホームページのアドレスです。 イベントスケジュールなどご参照ください。

２０１０・１１・１０

昨日の日記で何ヶ月に一回しか郵便物をチェックしないので請求書が届いたのを分からなかったという会社のことを書いたら、だったらメールで請求すればよかったじゃないかとある人に言われる。でも、俺はメールでアドレスを打ち込むのが苦手で……というと、今時は郵便よりメールでしょ？と反論してくるもんだから、こっちも今だからこそメールより郵便でしょ？と反論してしまったが、このアナログ通信手段が絶滅寸前なのは俺にも分かっている。郵便受を毎日覗いても入っているのはＤＭが殆どで、後はたまに電話代の請求書が入っているだけだし、出す立場になってみても、大事な書類をポストに投函する時にはちゃんと届くのだろうかと不安になって、俺ですら次からはメールにしようかと思ったりもするご時世だ。でも、郵便受に入っている私信の封書位ドキドキするものはない。何が書かれているんだろうと封を切る手が焦ったり、躊躇ったりする。そんな郵便に俺は拘っていきたいと書いて文章を終われば格好いいのだけど、現実はいただいた私信の返信や頂き物のお礼状を書かないまま、いや書けないまま机の前にあるボードにメモが溜まっていく。メールは軽すぎて好きじゃないけど、自筆の郵便は畏まりすぎて気が重い。どうしよう？これからの俺の通信手段？
●COREDO PRESENTS　リスボンの夜（Ⅱ）「津森久美子ファドライブ」
日時・2011年1月27日（木）20時開演（18時半開場）
料金・3000円（飲食代別途・40名様限定）
出演・津森久美子（ファディスタ）、高柳卓也（ファディスタ）、月本一史（ポルトガルギター）
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