ピアノの修理代1万円を督促するFAXを送ったA社のUさんが謝罪がてら一万円を支払いにきて飲んでいく。A社では郵便物は何ヶ月に一回しかチェックしないので、FAXを見るまで俺が六週間前に送った請求書に気づかなかったとのこと。世の中には何ヶ月も郵便物をチェックしない会社があるということを今回のことで初めて知る。帰りに乗ったタクシーで料金の2600円を支払って領収書を貰おうとしたら、用紙が切れてしまったので二三分お待ちくださいと運転手は用紙交換を始めた。処が五分経っても十分経っても用紙の交換が出来ない。俺はその間黙って待ち続ける。多分十五分近く経ってからだろう。用紙交換を諦めた運転手は料金をお返ししますと2600円に上乗せして三千円を差し出す。俺はどうしようか迷ったけど、その内二千円を受け取って車をおりる。領収書がないので料金を返されるなんて初めての経験。こんな二つの初体験をするとこれから書くことがつまらなく思えてしまうけど、今日は来年一月に行うイベントを三つ正式に決定する。一つは年始早々に六月にやって好評だった即興劇の夜(インプロナイト)をバージョンアップしてやること。そしてそれをパソコンで同時中継すること。次に月末の27日にはこれまた夏に公演して好評だった「リスボンの夜・津森久美子ファドライブ」の第二弾をやること。今回は今注目の男性のファディスタ、高柳卓也さんもゲスト出演することになって期待倍増。そして更に「リスボンの夜」の一環として1月24日、25日の二日間「ペソアとその異名者たち」というポルトガルの詩人ペソアの詩を朗読する夕べを催すこと。ペソアは去年俺が二回に渡って上演した『独房、若しくは雑踏』という芝居のモデルになった詩人だけど、今回は彼の詩を演劇的に構成してみたいと思っている。更に更にその前後に「リスボン泥棒市 乃木坂版」というリスボンとポルトガルグッズの販売フェアを開催することも決めたりしたもんだから、俺は今日一日出版社に許可を取る企画書を書いて送ったり、チラシを作る為にデザイナーのIさんと打ち合わせしたりして忙しく、普通だったらクドクド書くに違いない二つの初体験もサラッと書くだけになってしまったのは少し残念。
●リスボンの夜(Ⅱ)「津森久美子ファドライブ」
日時・2011年1月27日(木)20時開演(18時半開場)
料金・3000円(飲食代別途・40名様限定)
出演・津森久美子(ファディスタ)、高柳卓也(ファディスタ)、月本一史(ポルトガルギター)
予約お問い合わせはコレドシアター(☎03ー3470ー2252、18時以降)まで。
※コレドのホームページのアドレスです。 イベントスケジュールなどご参照ください。
●リスボンの夜(Ⅱ)「津森久美子ファドライブ」
日時・2011年1月27日(木)20時開演(18時半開場)
料金・3000円(飲食代別途・40名様限定)
出演・津森久美子(ファディスタ)、高柳卓也(ファディスタ)、月本一史(ポルトガルギター)
予約お問い合わせはコレドシアター(☎03ー3470ー2252、18時以降)まで。
※コレドのホームページのアドレスです。 イベントスケジュールなどご参照ください。