この残響はハンパない!
まだ、胸がバクバクいっている……。
「母の身終い」80点★★★★
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フランスのある街。
48歳のアラン(ヴァンサン・ランドン)は
つまらない罪で服役し、出所したばかり。
独り住いの母親(エレーヌ・ヴァンサン)のもとに
身を寄せるが
母親とアランは折り合いが悪く
常にぶつかり合ってしまう。
そんなときアランは
母親が病気で余命を宣告され、
ある決断をしていることを知る――。
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見た後、喉にせり上がってくる、
この石のような重みはなんなのか!
「終活」なんて生易しいものではない、
母親の選択、
この究極のエンディングは、
すべての観るひとに大なり小なりの重石を持たせると思う。
見る前と、後では確実に何かが変わる、という
久々の映画体験です。
ただ、これは「終活」の方法うんぬんよりも
どうにもうまくゆかない“母と息子”を描いた作品であり
そこが、重要。
母親は髪をきっちり束ね、
清潔で、きちんとしている。意志も強そうだ。
他人であるワシから見ると
「こうありたい」と思える女性なんだけど
しかし、
48歳の息子には耐えがたい要所のある母親で
二人は
どうしてもぶつかってしまう。
わかるわ~(苦笑)。
グザヴィエ・ドラン監督が
17歳と母親の衝突を描いた「マイ・マザー」の
確実に20年後、いや30年後なわけですよ、コレ(苦笑)。
そして本作の監督は1966年生まれのフランス人、ステファヌ・ブリゼ氏。
確実に自身と40代の主人公、
重なる部分あるだろうなと思う。
どんな親子間にも経験のあることじゃないかしらんと、
自らを振り返り、また胸がつまる。
そんなヒヤヒヤ親子の“緩衝材”である愛犬を
互いに奪い合う様子も
ユーモアにもなっているんだけど、静かに効く。
その犬をめぐる騒動、
そのときの母親の振る舞いの冷徹さもまた、
ラストを経れば意味を持ってくるんですね。
母親と息子を
終始じっと静かに「観察」し、
どこにでもありそうなドラマを焼き付け、
しかし、大きな提起をする。
そして、このラスト……。
いろんな意味で、残りまくり。
自分の“こうありたい姿”も、よーく見えてくるのでありました。
★11/30(土)からシネスイッチ銀座ほか全国順次公開。
「母の身終い」公式サイト
私のイベントのPRまで、ありがとうございます。
今年の1月から累計250本近く観ましたが
なかなかブログにアウトプットするというマメさがないので
イベント開催に走りました(笑)
ぽつおさんのブログには
作品ではなくて、
「映画 ブログ」の検索でたどりつきました♪
おもしろいので、また遊びに来させてもらいますね!
よろしくお願いします。
MIHO-MIHOさん
見に来てくださって
ありがとうございます。
ブログに飛ばせていただきました。
今年1月からDVDなど観まくりなんですね。
イベントまで発展してスゴイっすねえ。
ご興味あるかたはhttp://yaplog.jp/eigatalkcafe/category_3/
までどうぞ!
このブログにたどり着いたのは
ナンの映画だったのでしょうかね。
私は、映画に関するイベントをしています。
よかったら、参加してみてくださいね。