布施弁天界隈の自然と歴史情報

関東三弁天の一つである柏市布施弁天界隈の城跡、神社、仏閣等の歴史的遺産の紹介とあけぼの山近辺の花情報の提供

諏訪道と須賀神社

2006-11-24 | 歴史
布施弁天に行く江戸時代の街道は、脇往還道としての布施街道のほかには、主に布施河岸から物資を運送する道として諏訪街道があった。布施から今の流山市役所がある加村までの道である。この街道での富勢地域で有名な寺院としては、古谷の善照寺、神社は古谷の香取神社、八坂神社、宿連寺地区には須賀神社がある。
この須賀神社は、創立年月日は不明で、祭神は須佐之男尊、稲田姫命で、境内には、富士塚もあり、敷地約280坪。祭日は7月7日で、昔は富勢村の村杜。ですから、戦前は、富勢小の子どもたちは、紀元節・天長節になると、この村杜に行き、「天にそびえる高千穂のーーー」の歌を大声で歌ったものだと古老たちはなつかしそうにいいます。村杜とは、神社の格式からいえば、官幣、国幣、府幣、県社、藩社、郷社につぐもので、その下には無各社しかないのですがーーー。
柏市内の神社で宮司がいる神社は、広幡八幡神社、香取神社(花野井)、柏神社、諏訪神社(柏5丁目)しかなく、この須賀神社を含め、富勢地域の香取神社、八坂神社、日枝神社等の宮司は、我孫子にある柴崎神社の湯下さんで、地区の夏祭り等の祭りに際しては、お札を柴崎神社から頂いているとのことでした。なお、富士塚とは、富士山までいけない人のために設けられたものとのこと。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 布施の盛衰ーーー渡し場と街道 | トップ | ビオラが植えられています! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

歴史」カテゴリの最新記事