布施弁天界隈の自然と歴史情報

関東三弁天の一つである柏市布施弁天界隈の城跡、神社、仏閣等の歴史的遺産の紹介とあけぼの山近辺の花情報の提供

城下町を歩こう(半日コース)

2009-04-06 | 歴史
千葉県の最北端で利根川と江戸川の分流点のスーパー堤防上にたたずむのが、ご存知、旧関宿城を模した千葉県立関宿城博物館です。平成7年11月に開館し、もう10年以上もたっております。そして、そそり立つ、この天守閣部分は、かつての関宿城を古い記録に基づいて再現したものです。この博物館のある野田市の関宿は、近世から近代にかけて利根川水運の中継地として栄え、高瀬船や通運丸が往来して賑い、徳川家康の異父弟松平康元を藩祖とする関宿藩には、幕府の要職にある譜代大名が配置されました。
しかし、その前身は古く、室町時代(1457年?)に簗田満助または簗田成助によって築かれたとされといわれております。そして、われわれが見慣れている天守閣に象徴される近世のお城とその足元に広がる城下町は、ここ関宿にはまぎれもなく実在していたのです。この千葉県の県北に江戸時代には、大名が、関宿藩の藩庁が置かれていたのです。明治維新後、最後の藩主となったのは、関宿藩久世家9代久世 広業(くぜ ひろなり)です。
この久世家の城下町にある関宿藩・関宿城にゆかりの史跡や寺院を、当博物館の学芸員の方の案内で、半日をかけて散策するのが、今回のコースだそうです。お城の本丸は、昔は、今のところではないし、船関所跡は面影さえない。まさに、つわものどもが夢のあとです。
めぐってみる価値はありますよ。
一方、この博物館では「河川とそれにかかわる産業」をテーマに河川改修や水運の歴史を紹介しながら、流域の人々と川との関わりについての資料を展示しておりますので、お帰りの際には、これも見て帰るのも一計かと存じます。
では、以下に、その概要を紹介しますが、申し込みはお早めに。
開催日時    平成21年4月25日(土)10:00~12:00
開催場所    千葉県立関宿城博物館
          ※所在地:〒270-0201千葉県野田市関宿三軒家143-4
          TEL:04-7196-1400   FAX:04-7196-3737
主な見学場所 ①関宿城本丸跡   ②鍵の手十字路   ③外堀・土塁跡 
          ④関宿関所碑    ⑤随庵堀と随庵碑  ⑥水塚
          ⑦光岳寺と延命子育て地蔵  ⑧鬼門除け稲荷
対   象    どなたでも
費   用    無料
主   催    千葉県立関宿城博物館
申し込み    事前申し込み制  
          (TEL)04-7196-1400(関宿城博物館学芸課まで)
なお、4月28日(火)から5月10日(日)まで、当博物館は、館蔵資料展「関宿藩の遺品」を開催します。これは、新しく収蔵した関宿藩主の久世氏家紋入箱など、関宿藩にかかわる未公開資料だそうです。入場料は大人200円、高・大学生100円、中学生・65歳以上は無料とのこと。ここに展示されて多くのものは、模型や映像資料を用い、ビジュアルに展開され、わかりやすく、更には、ゲーム・コーナーもありますので、ご家族で楽しめますよ。
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