梅雨といえば紫陽花(あじさい)の花が似合いますが、紫陽花の学名は「水の容器」という意味のhydrangea(ハイドランジア)。まさに雨の季節に水を湛えて咲く花の名にぴったりですね。
この紫陽花まつりが、今日、6月9日(土)から宗吾霊堂の名称で知られている、正しくは、「鳴鐘山東勝寺(めいしょうざんとうしょうじ)宗吾霊堂」で、東日本大震災復興支援と銘打った第8回宗吾霊堂紫陽花まつりが開催されます。
この東勝寺は、征夷大将軍坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)が房総を平定した際に、戦没者供養のために建立された寺院です。大正10年(1921年)に再建された大本堂のほかに、境内にある宗吾御一代記館(そうごごいちだいきかん)では、江戸時代、藩の重税を将軍に直訴し、農民を救済した義民・佐倉宗吾(さくらそうご)の生涯を学べますが、どちらかというとこちらの呼び名の方が有名となっていますね。
そして、この宗吾霊堂大本堂裏手に広がる境内には、在来アジサイをはじめ、ガクアジサイ・柏葉アジサイなど約7,000株の紫陽花が植えられています。なかでも、柏葉アジサイは1,000株以上あり、これだけ多くの相葉アジサイを見られる場所は少なく、観光客の目を楽しませてくれます。なお、例年の見頃は6月中旬~7月上旬のようですが、今年はどうでしょうかね。
<第8回宗吾霊堂紫陽花まつり>
開催期間 6月9日(日)~6月30日(日)
開催場所 宗吾霊堂/成田市宗吾1-558
※所在地:成田市宗吾1-558
主なイベント 期間中、宗吾霊堂大本堂では、箏・尺八や二胡の演奏が行われるほか、
旧客殿では、お茶会も開催(参加自由、無料)されます。
アクセス 京成宗吾参道駅下車徒歩10分
問い合せ ★紫陽花まつり
「紫陽花植樹による観光地づくり」実行委員会 事務局
(社)成田市観光協会 TEL(0476)22-2102
★宗吾霊堂
宗吾霊堂 慈眼閣(じがんかく) TEL 0476(27)3131
※宗吾御一代記館は、入館料がかかります。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます