布施弁天界隈の自然と歴史情報

関東三弁天の一つである柏市布施弁天界隈の城跡、神社、仏閣等の歴史的遺産の紹介とあけぼの山近辺の花情報の提供

建設中の布施弁天の鳥居と市内の俳句事情

2008-08-19 | その他
布施弁天東海寺の境内には、江戸時代の宝井其角や麦秋、藤月の俳句の碑があり、その向かい側の桜山(あけぼの公園)にはあの有名な小林一茶の句碑がある。江戸時代は、布施弁天界隈は、松尾芭蕉の弟子、十哲のひとり服部乱雪の雪門系統の門下生が多く、布施弁天の庇護者であった駿州4万石の田中藩本多家の家臣等にも乱雪の門下生が多かったと言われている。江戸時代に布施村が輩出した俳人、ろうそく屋彦兵衛こと、中尾嘯花もその中心的役割をはたしていた。それを明治時代まで受け継いできたのが、土谷津の分家の中尾家であるが、それも近年、分家の中尾家自体が野田市に移り、円性寺にある嘯花の句碑も実にさびしそうである。少なくとも布施界隈に明治時代まで残っていた俳句の香りは、現在はみじんもない。
布施弁天は、今、1200年祭を前にその準備に余念がない。当初、1200年記念に護摩堂を建てる予定だった布施弁天の楼門の前の駐車場には鳥居の建設がはじめられている。
そして、現在の布施弁天における文化への香りは、布施弁天が音楽の神ともいわれている関係からか、音楽方面へと流れている。8月31日のHIROMASAの横笛は見もの、じゃなく、聞きものと思われます。
今、市内で俳句が盛んといえば、生涯学習施設の各近隣センター等やさわやかちば県民プラザぐらいではなかろうか。そこでは、講座の中やサークル活動で盛ん句会等が開かれている。
今回は、同県民プラザで秋に開催される俳句~自然とのふれあい~を紹介します。柏の葉公園のまわりの自然を俳句にするそうです。早速、その概要を以下の通りです。
開催日時と   平成20年10月15日(水)13:00~15:00俳句の基礎
プログラム    平成20年10月23日(木)13:00~15:00俳句の基礎
          平成20年10月30日(木)13:00~15:00俳句の基礎
          平成20年11月 3日(月)13:00~16:00(吟行)
          平成20年11月 6日(木)13:00~15:00(句会・作品作り)
          ※全5回
対   象     県民
対   象     25名
参 加 費     2,500円+テキスト料(300円程度)
主   催     さわやかちば県民プラザ・(財)千葉県教育振興財団
申込み方法    往復はがきに,<講座名,氏名,〒住所,TEL>を記入し,さわや
           かちば県民プラザ事業振興課あてに申し込む。または,返信用はが
           きを持参し,総合受付にて申し込む。
申込み先と    県生涯学習センター・芸術文化センター
問い合せ先    さわやかちば県民プラザ
           〒277-0882 柏市柏の葉4丁目3番1号
           電話 04-7140-8616(事業振興課)
そ の 他     ① 俳句の作り方の基礎とツボを学びます。
           ② 自分で俳句を作って発表します。
           ③ 句会報の発行により,お互いの作品を鑑賞します。
           ④ できた作品は2階「さわやかコーナー」に,
            11月7日(金)~14日(金)まで展示します。
最後に水見壽男講師の簡単なプロフィールを。
昭和10年、北海道生れ。ホトトギス同人。俳誌「悠」主宰(創刊十周年)。
流山ホトトギス会会長。流山俳句協会会長。千葉県ホトトギス会会長。
千葉県俳句作家協会幹事長。一茶忌全国俳句大会選者。第四句集「九線譜」文学の森賞受賞
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