布施弁天界隈の自然と歴史情報

関東三弁天の一つである柏市布施弁天界隈の城跡、神社、仏閣等の歴史的遺産の紹介とあけぼの山近辺の花情報の提供

海と濡れせんと銚子電鉄

2007-07-07 | その他
海鹿島駅と書いてなんと読むかわかりますか。そう「あしかじまえき」です。では、どこにあるかわかります?そう、「銚子」です。ここまで分かる方は、相当な銚子電気鉄道フアンですね。私も、海と濡れせんべいと電車が見たくて、先般、銚子まで行ってきました。
明治7年に初点灯された白亜の犬吠埼灯台、その北側に広がる白砂青松の美しい弓状の海岸君ヶ浜。この君ヶ浜を正面にして黒潮の太平洋を望む左側の沖にあるのが海鹿島です。昔というか、明治のなかごろまでは、年中あしかが20~30匹が遊んでいた島と言うことで、海鹿島という名前が付いたらしい。もちろん、今は、その姿も見られないが、そのかわりといってはなんだが、いわゆる銚電の駅に「西海鹿島」と「海鹿島」という駅名が付いている。銚子電鉄は、大正12年に銚子―外川間の6.4キロメートルで営業を開始し、もう80年以上、銚子の人のみならず、多くの人に愛されているミニローカル鉄道だ。
ちょうど、自分が銚子市街から君ヶ浜へ向かう途中、犬吠埼灯台の手前で、犬吠埼駅から外川駅方面にむかう一両編成の赤い銚電(多分デハ501)を踏切で撮ったのが、掲載した写真です。踏切数は28ケ所。結構待たされましたが、初めて、目の前を銚電が走るので胸はワクワク。しかし、待たされた割には、あっという間に走り抜けていった。最高速度は40㎞/hだが、お客は数名しか載っていなかった。6.4キロに9つの駅、しかもそのうち、4駅は無人駅。一日36往復で、外川駅と銚子駅の間を19分で結ぶ、職員数24名の会社では、経営難も無理からぬ。だって、銚子市自体も人口7万を維持するのが精一杯なのだから。
そんな中で、私なんかに出来ることは、せいぜい、濡れせんべいを買うことぐらい。銚子駅前の通りにあるお店で、新味覚の甘じょうゆが出来たというので、1袋860円 (税込み)で、2袋を買い求めた。謳い文句は、醤油を知り尽くしたヤマサ醤油が、厳選した素材をもとにじっくりと作り上げたとなっている。この「ぬれ煎餅」の売店を最初に開業したのは、犬吠駅と聞き、びっくり、平成7年9月のことだそうです。この収入が、本業を助けているというらしいが、目の前を、通り過ぎる電車をみながら、後部座席にあるお土産の濡れせんべいがみると、実に複雑な思いだ。なお、このマサ醤油は正保二年(1645年)に紀州から移ってきた浜口儀兵衛が創業したものだそうです。ヒゲタ醤油は、これより先、元和二年(1616年)に田中玄蕃が開業したとのこと。
折角きたので、今度は海を見ようと犬吠埼灯台下の遊歩道を散策することにする。この犬吠埼灯台の界隈には、佐藤春夫の碑とか、若山牧水の歌碑、それに高浜虚子の句碑とかがあり、明治の頃から文人墨客に愛されていたんだなーと波の音を聞きながら、改めて感じ入りました。歩いたので、小腹がへったので、飯沼町にある旬鮮市場(銚子漁協の直売所?))に買い物と昼飯を食べにいったら、下記の看板を発見。しかし、この日は、柏市では市議会選挙もあり、来れるかなー。でも、みこし見たいね。
◆ 銚子みなとまつり
 8月4日(土) やっぺおどり 16:40~ 
  [会場]銚子駅前シンボルロード
  花火大会 19:30~ 
  [会場]利根川河畔 [打ち上げ数]約4100発
 8月5日(日) みこしパレード 12:00~
   銚子市役所 > 白幡神社 > 銚港神社
   大人みこし7基・子供みこし7基
雨天順延等があるので、問い合わせ先は、銚子みなとまつり実行委員会で電話番号は0479-25-3111(銚子商工会議所内)へ。
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