山本周五郎は、明治36年(1903年)6月、山梨県北都留郡初狩村(現大月市下初狩り)で生まれ、本名清水三十六(さとむ)。昭和42年(1967年)2月、仕事場で死去、63歳。彼の作品には、樅の木は残った、さぶ、赤ひげ診療たん、青べか物語等々、作品は数え切れないほどあるとともに、一度は名前を聞いた作品が多いのですね。
さて、今回朗読される松の花は、1942年(昭和17年)、『婦人倶楽部』で発表された小説日本婦道紀の中におさめられています。この小説日本婦道記には、そのほか、箭竹、梅咲きぬ、不断草、藪の蔭、糸車、風鈴、尾花川、桃の井戸、墨丸、二十三年行気候人があり、計11編となっております。「松の花」の内容は、千石どりの武家としての体面を保つために自分は極端につましい生活を送っていたやす女、この彼女の死によって夫の佐野藤右衛門が初めて知る妻やす女の全貌をテーマとしております。厳しい武家の定めの中で、夫のため、子のために生き抜いた日本の妻や母の、清々しいまでの強靱さと、凜然たる美しさ、哀しさがあふれる感動的な作品といわれていますが、それが、藤心の百人劇場で朗読されるのです。
男女平等社会の今日、こうしたテーマは受入れられるのでしょうか?ところが、意外とこの作品、人気があるのです。なぜでしょうね。そこには、何時の時代にも変わらぬ真実があるからなのでしょうか?生涯のパートナーを普段より理解している人が少ないことの裏返しかもしれませんね。これ以上、書いても作品良さを紹介しきれないので、どういう物語かは、当日お聞きになってはいかがでしょうか?以下にその概要を紹介します。
開催日時 2008年6月8日(日)13:30~15:00
開催場所 藤心近隣センター
※所在地: 柏市藤心4丁目1-11 (逆井駅東口徒歩5分)
朗 読 山本周五郎作「松の花」
出 演 杉江悠子さん
対 象 どなたでも
定 員 先着100名
費 用 無料
主 催 柏市藤心近隣センター
申し込み 事前申込不要、当日直接会場にお越しください。
問い合せ TEL: 04-7176-3700
なお、松の花言葉は、同情、慈悲、永遠の若さ、勇敢で、古来から神聖な木とされています。この松の名前の由来は、マツの木に神が天から降りることを、待つ(マツ)という説と葉が二股に分かれている姿から股(マタ)が転訛(テンカ)して、マツ(松)になった説があるようです。
さて、今回朗読される松の花は、1942年(昭和17年)、『婦人倶楽部』で発表された小説日本婦道紀の中におさめられています。この小説日本婦道記には、そのほか、箭竹、梅咲きぬ、不断草、藪の蔭、糸車、風鈴、尾花川、桃の井戸、墨丸、二十三年行気候人があり、計11編となっております。「松の花」の内容は、千石どりの武家としての体面を保つために自分は極端につましい生活を送っていたやす女、この彼女の死によって夫の佐野藤右衛門が初めて知る妻やす女の全貌をテーマとしております。厳しい武家の定めの中で、夫のため、子のために生き抜いた日本の妻や母の、清々しいまでの強靱さと、凜然たる美しさ、哀しさがあふれる感動的な作品といわれていますが、それが、藤心の百人劇場で朗読されるのです。
男女平等社会の今日、こうしたテーマは受入れられるのでしょうか?ところが、意外とこの作品、人気があるのです。なぜでしょうね。そこには、何時の時代にも変わらぬ真実があるからなのでしょうか?生涯のパートナーを普段より理解している人が少ないことの裏返しかもしれませんね。これ以上、書いても作品良さを紹介しきれないので、どういう物語かは、当日お聞きになってはいかがでしょうか?以下にその概要を紹介します。
開催日時 2008年6月8日(日)13:30~15:00
開催場所 藤心近隣センター
※所在地: 柏市藤心4丁目1-11 (逆井駅東口徒歩5分)
朗 読 山本周五郎作「松の花」
出 演 杉江悠子さん
対 象 どなたでも
定 員 先着100名
費 用 無料
主 催 柏市藤心近隣センター
申し込み 事前申込不要、当日直接会場にお越しください。
問い合せ TEL: 04-7176-3700
なお、松の花言葉は、同情、慈悲、永遠の若さ、勇敢で、古来から神聖な木とされています。この松の名前の由来は、マツの木に神が天から降りることを、待つ(マツ)という説と葉が二股に分かれている姿から股(マタ)が転訛(テンカ)して、マツ(松)になった説があるようです。
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