流山市生涯学習センターで2013年9月から2014年2月までの半年間、ワークショップを重ねてきた市民の方々の朗読劇「俳諧師 小林一茶物語」の舞台発表です。
松尾芭蕉と並んで我が国を代表する俳人・小林一茶は、流山を第二の故郷として、流山を中心に東葛飾地域の俳句愛好者と交流を持ちました。特に、流山で醸造業を営み、味醂(みりん)の開発者のひとりと言われている、秋元家5代目三左衛門、俳号双樹の元をたびたび訪れ、支援を受けていたことから「流山は一茶のふるさと」とも言われています。こうしたことから一茶の生まれ故郷・長野県信濃町と流山市は姉妹都市として文化交流などを続けています。
今回の朗読劇は、流山市在住の旅行作家・山本鉱太郎の書き下ろし台本を、流山市生涯学習センターで朗読ワークショップを指導している日本演出者協会会員・梅田宏が演出します。
開催日時 2月11日(火)
開場:13:30 開演:14:00
開催場所 流山市生涯学習センター 多目的ホール
対 象 どなたでも
定 員 300名 ※全席自由
費 用 500円
高校生以下無料(要予約)
チケット販売 流山市生涯学習センター
問い合せ 流山市生涯学習センター
TEL:04-7150-7474
小林一茶:(1763-1827)江戸時代を代表する俳諧師。
当時、北総地方には、悠々自適の境地を楽しもうという、俳人山口素堂の一派である “葛飾派”の俳人が多く、馬橋で油屋を営む俳人大川立砂もその一人で、一茶もはじめは葛飾派に属していました。流山の秋元三左衛門(俳号:双樹)と知りあったのも、おそらく立砂を通じてではなかったかと思われます。
北総地方は、一茶にとってはいわば第二のふるさとであり、流山の双樹のもとには、50回以上も来訪したことが知られています。
秋元双樹:流山で醸造業を営み、味醂(みりん)の開発者のひとりと言われている、秋元家5代目三左衛門(1757~1812)。秋元三左衛門は家業の傍ら俳句秋元家5代目三左衛門(1757~1812)。秋元三左衛門は家業の傍ら俳句をたしなみ、俳号を双樹と号しました。
秋元双樹の俳句は、「伊勢派撰集」(1780)に入選する程の腕前で趣味の範疇を超えておりました。また、流山の白みりんは、平成26年に誕生200年を迎えます。