布施弁天界隈の自然と歴史情報

関東三弁天の一つである柏市布施弁天界隈の城跡、神社、仏閣等の歴史的遺産の紹介とあけぼの山近辺の花情報の提供

流山での秋元恒展~北総に生きて~

2014-01-04 | その他

故・秋元恒氏の遺作展。流山市美術家協会の発足や流山市展の開催などに尽力された元・市教育委員、秋元画伯の作品を一堂に集めた市内初の個展を故人の遺志を尊重して関係者によって流山市生涯学習センターにて開催します。概要は以下の通りです。

開催日時     1月5日(日)~1月18日(土)※15日(水)休館

                                    10:00~18:00

開催場所     流山市生涯学習センター

                                     ※所在地:流山市中110

                                       電話:04-7150-7474

                                       FAX:04-7159-6639

対   象     どなたでも

費   用     入場無料 

問い合せ     <会場に関する問い合せ> 

                  流山市生涯学習センター 04-7150-7474

            <内容に関する問い合せ>

                  このはな幼稚園 04-7158-0264

最後に、秋元恒氏の簡単な画歴を以下に紹介します。

・1928(昭3)7月、千葉県流山市に生まれる。

・1945(昭20)17歳 東京美術学校油画科に入学する。

・1947(昭22)19歳 流山の美術運動のパイオニアとして、流山美術懇話会が発足する。笹岡了一、秋元松子、千澤治、小谷栄五郎と共に、5名が同人となる。後に文化協会として発展する。

・1951(昭26)23歳 油画科安井教室の同級生6名によって白軌会展が結成され、これに加わる。以後、56年まで日本橋・丸善画廊を中心に7回展まで開催される(55年は2回開催)。

・1952(昭27)24歳 第4回千葉県展(千葉県美術会主催)に≪下総台地の麦畑≫を初出品。病気療養のため、東京美術学校油画家本科3年生(安井教室)で退学する。

・1956(昭31)28歳 第33回春陽展に初入選、以後毎年出品。

・1957(昭32)29歳 L・T・S笹岡絵画研究所に学ぶ。

・1969(昭44)41歳 第46回春陽展≪切通し≫≪立木≫で、研究賞を受賞。

・1972(昭47)44歳 京橋・中央公論画廊において画廊企画による作品展を開催する。

・1976(昭51)48歳 第53回春陽展≪高生垣の家≫≪杉≫で、会員に推挙。

・1977(昭52)49歳 流山市美術家協会が発足し、初代会長笹岡了一と共に、幹事として活動する。

・1980(昭55)52歳 第1回流山市民美術展が開催される。(流山市文化会館)以後毎年出品。

・1981(昭56)53歳 11月、ギャラリー・ジェイコにおいて自選展「秋元恒油絵個展」(渋谷)を開催する。

・1982(昭57)54歳 第21回国際形象展に招待出品する。以後、第25回展(1986年)まで毎回出品。

・1987(昭62)59歳 第53回春陽展出品作≪高生垣の家≫が千葉県美術館に収蔵される。
・1991(平3)68歳 7月、流山市教育委員となる(~平成12年9月まで)。

・1992(平4)64歳 春陽会の会員のつどい叢の会第6回展から同人として加わる。有楽町・朝日ギャラリーにおいて隔年展覧会を開催する。

・1996(平8)68歳 明治から現代に至る房総の美術史を回顧し、明日への展望をさぐる。千葉県立美術館開館20周年特別展『昨日から明日へ』に、≪高生垣の家≫を出品。

・1998(平10)70歳 10月、2回目の自選展「秋元恒 作品展」(銀座)を朝日ギャラリーにおいて開催する。

・2000(平12)72歳 流山市美術家協会会長となる。春陽会会員、叢の会同人、千葉県美術会常任理事として活躍した。

・2012(平24)11月、永眠、享年84歳。

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